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99回箱根駅伝春シーズンチームレビュー「パワフルパワー2022」(3)
どんなに頑張ったとしても、社会人は形而下(目に見えるもの)で評価されるってそりゃそうなんだよね。人はプロセスなんかで評価しない。だからこそ、そこまで書ける人って凄いんだが、愛ゆえに暴走したりするんでしょう。
スポーツやっている人ってそういう理不尽なものに耐えられる人が強いし、強くなっていくんだろうな。
— かねこしゅうへい a.k.a. ピクシー (@Maestrito_pixie) May 20, 2022
東海大学
最終10区でまさかのシード落ちとなってしまったが、エースの石原くんを欠いた中でそれでもあと一歩までというレースを展開できたのはやはり地力がある証拠だ。今シーズンは全日本・箱根予選会と激戦が続く。それだけに選手たちの更なるレベルアップが不可欠だ。
1500、ハーフで好成績
4年生の飯沢くんが1500メートルで優勝を獲得したというのはチームにとっても大きな流れとなった。ハーフでは竹村くん、入田くんがそれぞれ4位と9位と好成績を残した。最近思うのだが、両角さんは「エースの育成」よりも中間層からエースを作り上げる方が得意なように思える。あとは、エースの石原くんが無事にレース復帰できたことが何よりだ。
『パワフルプレイヤー』
【#関東インカレ】
— 太田 涼 (@Ryo504) May 20, 2022
男子1部1500m
🥇飯沢千翔(東海大4)3:44.44
別格スパート… pic.twitter.com/0L1keTjpSa
飯沢千翔
1年生の時に、当時4年生だった館澤選手に勝利して関東インカレを制覇したのは大きかった。駅伝主眼というよりも、トラックレースを主眼に置いて活躍を考えているようだが、状況によっては駅伝でも活躍が期待できるだけに、両角さんの秘密兵器として出てほしいななんてことをこっそり思っていたりする。
神奈川大学
前回大会では完全に力負けした印象もあった神奈川大学だが、各区間で全選手が奮闘する様は一つ可能性として見出すことが出来たのではないか。特に3年生が中心となるこのチームでこれからどんな選手が食い込んでくるか、こちらも期待したい。
1500メートルで3位入賞者
2年生で前回大会ではエントリー外だった中原くんが1500メートルで3位入賞と大活躍を見せ、また10000メートルでも小林篤貴くんが12位に入り、自己ベストも更新した。まだまだみっちりと強化を重ねている部分も多いだろうが、夏から秋にかけて大後さんはしっかりと仕上げてくるはずだ。
『パワフルプレイヤー』
【1区】巻田理空 人間科学部2年(松山商高・愛媛)
— 神奈川大学 (公式) (@ku_official) January 1, 2022
2022年の幕開けを飾るのは、2年生でエース格にまで成長した巻田理空選手。 pic.twitter.com/Ul2nWHKYyh
巻田理空
前回、トップがあれだけのハイペースとなる中で区間11位で粘ることができた実力もさることながら、チームに流れを齎したのは彼の功績だろう。どうやらスランプに陥っていたようだが、関東インカレにも出走し日体大記録会で5000メートル自己ベストを更新した。予選会に向けてのピーキングをしっかりとして行きたい。間違いなく彼の存在は不可欠だ。
早稲田大学
10000メートル27分台ランナーを3名擁しながらも、結果13位という形になってしまった名門・早稲田。しかし、トラックレースでの結果は決して悪いものではなく、実力がないわけではない。スポーツ特待での枠の問題などが重なるが、新監督就任を機に何とか立て直したいところだ。
相楽監督は決して「戦犯」ではない
関東インカレでは菖蒲くんが再び大活躍。1500メートルと3000メートル障害で見事に優勝し、チームを活性化させると4年生となる井川くんも4位入賞。少なくとも、相楽さんの指導能力が無いわけではないのは明らかだ。今回就任される花田勝彦さんもまた、実業団と上武大学での指導経験も豊富なだけに、返り咲きもちょっとしたきっかけから成り立つはずだ。
『パワフルプレイヤー』
https://twitter.com/m_wtkj/status/1528614841128480768
北村光
前回大会で6区を走る予定だった山下り候補。しかしコンディションが整わずに出場を見送る形となったのが悔やまれた。関東インカレでは3000メートル障害で6位に入賞するなど相変わらずの強さを発揮し、実力がある部分を見せつけただけに菖蒲くんと併せて活躍を期待したい。
明治大学
中々シードという形で実を結ばない明治大学。「トラックでの強さに定評がある」とは言われるが、それは実力がこんなものではないという何よりの証拠。ちょっとしたそのきっかけを何とか掴んでほしいところだが、果たして今シーズンはどうだろうか?
相変わらずトラックではめっぽう強い
青学程ではないが、やはり明治の選手たちのタイムは優秀な選手が多い。1500では2名が入賞、5000でも3名が13分台、10000でも2名が入賞と決してタイムが悪いわけではない。これを考えると、明治はスカウティングも優秀だし、山本監督の手腕も悪いわけではないのだ。強いてあげるならば、リーダーシップということになるのだろう。
『パワフルプレイヤー』
男子1部 5000m決勝
— オクノ (@iam09no) May 22, 2022
富田峻平選手 13:50.72 7位
スタート直後から三浦選手の背後を追走して勝機を伺っていました。最後はスパート勝負に敗れてしまいましたが、男子1部では唯一10000mとのW入賞を達成。まずはゆっくり休んでください。#関東インカレ#明治たまらん#返り咲け明治 pic.twitter.com/pr98GXkyRD
富田峻平
強いランナーになったな、と思った。関東インカレでは3本のレースに出場したタフさもさることながら、5000と10000できっちりと入賞したことはポイントが高い。前回の箱根の走りも成長の跡が見て取れる走りをしているし、もしかすると彼が今年における明治の「エース」ではと個人的に睨みつける。
国士舘大学
今シーズンは少し厳しいシーズンになるかもしれない。前回奮闘した4年生組が卒業したこともあり、添田さんと小川さんの役割が変わるなど1からチームを作り直す状況となっている。難しい1年になるからこそ、チームとしての結束力も求められるところだ。
まだまだチームの完成形は先
ハーフマラソンで4年生を3名出した以外には、10000メートルに4年生の福井くん、5000メートルに3年生の山本龍神くんを出場させた以外には2年生と1年生を出場させてチームの底上げを狙った様子。1500と5000では決勝に進んだ選手こそ皆無だったものの、1年生が奮闘するなど楽しみな要素も多い。まだまだ完成形は先と言ったところだろう。
『パワフルプレイヤー』
🌸新入生紹介🌸
— 国士舘大学 陸上競技部(長距離ブロック) (@KUA_ekiden) April 3, 2022
No.3 岩下 翔哉(体育)
大分・大分東明
『勝って驕らず負けて腐らず』
🎖大学での目標
箱根で区間賞獲得
国士舘記録を更新する
👀注目ポイント
九州男児#国士舘大学#刻史せよ楓の変革#岩下翔哉 pic.twitter.com/Ed4E5gMrd2
岩下翔哉
5000メートル13分台の記録を持つスピードランナーで、名門である大分東明では高校駅伝4区区間5位という好成績を収めた岩下くんが関カレ出場。結果は13位で予選落ちも、実力のある所は見せられたのではないか。距離の伸びてくるこれからの駅伝に向けて、活躍に期待だ。
さて、次がパート4だぜ。