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第101回箱根駅伝予選会予想「激戦」

さて、今週末にはいよいよ箱根駅伝出場校が決まる運命の予選会があるわけだが15校前後は相当ハイレベルな争いとなるはずだ。10枠という本来の大会に戻る今回の予選会、自分が予想する予選通過校10校分をピックアップしてお届けしたい。

なお、今回基準としているのは10000メートルの平均タイムを主としている。当然夏合宿でどの学校もレベルアップをしてきていると考えているので、どの学校にも可能性は大いにある。そこだけはご理解願いたい。

確実に通過してくる学校

東海大学
中央大学
日本体育大学

タイム的にもまず東海大学は勝ち上がってこなければならないだろう。Wエースの一角である兵藤くんを欠くものの、選手層では予選会出場校で一番。上位での通過は、東海大学にとってもノルマ的なものとなるだろう。

中央大学もそれは同様だ。100回大会ではチーム内でインフルエンザが蔓延してまさかの13位という結果に。全日本を見据えてなのか、溜池くんと吉居くんといった主力選手が予選会のエントリーから外れた。
代わりに1年生が5人も選ばれるなどチームの活性化を図っている。藤原正和監督もそこには自信がある様子。

この2校にとって予選通過というのはあくまでノルマであり、最低限シード権を獲得することを見据えて目標を立てていかねばならないだろう。

また、タイム的には2校に劣るものの日体大は予選会での経験がきわめて豊富な学校だ。集団走については伝統的に得意なためここに置いたが、決して油断ならない事だけは確かだろう。

ではこの3校を脅かせるだけの力を持つ大学はどこだろうか。

隙あらば上位も狙える学校

立教大学
神奈川大学
日本大学
順天堂大学

立教と神奈川はチーム力として非常に優れており、当日のコンディション次第では上位校を食う可能性は大いにある。一方で日大および順天堂はエース格の選手がいかに爆発力ある走りができるかどうかにかかってくるだろう。

全日本予選ではまさかの予選通過を成し遂げた立教と神奈川。新任監督となる高林祐介さん率いる立教は夏合宿でも非常に良い練習ができた様子で、もとより実力があった選手たちが秋の立川で上位校を食うかもしれない。

神奈川も大後総監督の後を継いだ中野監督が、いきなり全日本の予選通過に導くなどかつての古豪を早速全国の舞台に導いた手腕は見事。もともと予選会に強い学校なだけに意外や意外、上位に食い込む可能性は大いにあるだろう。

日大と順天堂は説明した通り。しかし、両校とも全日本予選では決して成績が芳しくなく、エース頼りになる可能性は極めて高い一方で夏から秋にかけての強化が進んでいれば当然ながら上位に入ってくるポテンシャルはあると思う。

ボーダーラインにある学校

国士舘大学
駿河台大学
中央学院大学
明治大学
東京農業大学
山梨学院大学
東京国際大学
麗澤大学

どの学校にも当然可能性があるとわかったうえで、この8校についてはまず「箱根駅伝出場」という切符を何が何でもつかみにいかないとならないだろう。ちょっとしたレース内でのミスが大きなロスとなって結果に反映されるということが良くあるためだ。

特に東京国際はエティーリくんの転倒が無ければ予選会通過は普通にありえたし、逆に山梨学院はその3秒が無ければ予選会通過できなかっただろう。

何度もあと1歩というところで涙を呑んできた麗澤と前回出場した駿河台、躍進を遂げた国士館は日本人と留学生ランナーの両エースの奮起が不可欠。

中央学院は絶対的エースの吉田くんだけに依存しているようでは厳しい。また東京農大は絶対的エースの前田くんが欠場が痛い。何とかしてチームで団結して予選会通過へと導きたいが……。

明治は今1つチームとして伸びがないことが気になる。もとより予選会ではめっぽう強いが、全日本予選ではコンディションもあったのかあと一歩届かず。チーム一の実力者である森下くんを欠く今回はどうなってしまうのか。

まとめ

今回はこのような3カテゴリーに分けさせていただいたが、正直この15校は予選会通過するポテンシャルは極めて高いし、また何かアクシデントが生じれば当然タイムに響いてくるレベル。それくらい厳しくも重い戦いが繰り広げられることは間違いない。

私も今年は久々に予選会へと乗り込む予定なので、お会いした際には何卒。それでは。

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