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箱根駅伝2024-25春19「中央学院大学」

絶対的エース・吉田くんを擁して臨んだ昨シーズン。その吉田くんは2区区間14位と振るわずチームも19位に終わってしまった。今シーズンはその絶対的エース吉田くん擁するラストシーズン。

「もう一人のエース」が出てくるかどうかがいよいよカギとなりそうだ。

2023-24シーズン

出雲駅伝 出場無し
全日本大学駅伝 出場無し
箱根駅伝 19位

0からスタートとなった昨シーズン。箱根駅伝こそ復活したものの上位校との差は激しく19位という結果になった。とはいっても、戦力的には他校より劣っていても野武士軍団と呼ばれた川崎監督がこのままで終わるはずがないだろう。

絶対的エースを擁せるラストシーズンの「野武士軍団」はしかし虎視眈々と上位を狙うために牙を研いでいる。

関東インカレ

元より駅伝での「強さ」を見せる大学といえば帝京大学よりも中央学院大学が先だった。それを考えた時に現状のタイムは参考には今のところならないだろう。

ただ、その中でもきらりと光るものがある選手たちはいる。そういった選手たちをどのように磨いていくのか。川崎監督と選手たちの厳しい夏を経た「これから」に期待したい。

1500

-

3000SC

-

5000

8位 吉田 礼志(4年)13'55"94

10000

1組 2着 近田 陽路(3年) 29'32"90
2組19着 稲見 峻(2年) 29'04"61
2組 - 着 堀田 晟礼(4年) DNS

ハーフ

11位 工藤 巧夢(4年) 1:04'54"
24位 坂本 駿(3年) 1:06'05"
35位 小松 裕大朗(3年)1:07'22"

監督

土臭く泥臭い野武士軍団を作り上げ、中央学院大学を1から作り上げてきた名称も気が付けば四半世紀以上も第一線で指揮を執っていることになる。
「もう一花」なんて一切思っていないだろう。今一度「野武士軍団」を作るべく自らをも磨いているはずだ。

川崎勇二

中央学院大学の監督となってから早くも30年、気が付けば多くの選手を輩出してきたがここ数年は良い選手たちは強豪の大学へと取られることが多く苦戦も続く。

だが、どこか気骨ある中央学院大学らしい骨太な強さを持った駅伝がここ数年できていないことも要因なのだろう。時代の流れとは言え、芯の強さが垣間見えたあのしぶとい中央学院の駅伝が見れないのは、一ファンとしては寂しい。

62歳となる川崎監督もきっとそう思っているはずだ。今年の箱根路は「しぶとい中央学院の駅伝」を見せてくれると、ひそかに期待している。

負けてたまるかプレイヤー

言うまでもなく中央学院らしい駅伝をこの令和で見せるには、個々の能力アップは当然不可欠。近田くんが学生ハーフマラソンで好成績を残した一方、やはりさらにここからもう数人はレベルアップが必須だろう。

その中でも可能性があるのは彼だ。

工藤巧夢

7区区間12位と及第点とは言える走りをした1年生から主力を担うランナー。今年に入ってから好不調の波がなくなり、自己ベスト更新を連発。関東インカレのハーフマラソンでも11位でゴールとその力を見せつけた。

3年生の黒岩くんと近田くん含め、吉田くんを支える主力ランナーがさらにレベルアップすれば、念願のシードは間違いなく見えてくるだろう。

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