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第100回箱根駅伝出場校紹介(23)「山梨学院大学」
良い子の皆さん、山梨学院大学のキャッチフレーズ覚えていますね。
そう、『全大学に告ぐ。 山学バズらせてもろて』でしたね?
問題なのはいかにキャッチで面白いかということではなく実力なのです。しかしながら、近年の山梨学院大学は振るいません。
中々良い選手が入ってこないという苦境に立たされておりますが、箱根駅伝で今回はジャンプアップできるのか?
山梨学院大学
県下最大級といっても良いほどの私立学校として知られ、幼稚園から大学まである学校体系一貫教育を確立させ、現在は研究にも力を入れている。
スポーツも大変盛んな大学で、レスリング・野球・スピードスケート・サッカーと陸上以外にも多くのジャンルのアスリートを輩出しており、特に附属高校である山梨学院高校の野球部も清峰高校にて甲子園優勝へと導いた吉田監督を招聘してからの躍進が著しい。
陸上競技では、三菱重工マラソン部にて現役を続ける井上大仁選手が卒業生として知られる。
今シーズンのチーム成績
全日本大学駅伝予選敗退
箱根駅伝予選会13位
14位の東京国際大学とはわずか3秒差。個人全体3位のムトゥクくんの快走の貯金を活かしたもののギリギリの予選通過と相成った。日本人エースの北村くんとの貯金を存分に生かした形となった。飯島監督も話しているように「留学生頼み」であることに変わりはない。
現実的には繰り上げスタート回避を目標なのが現実的か。とはいえ往路では経験者が多く、特殊区間の経験者も残っている。ピーキング次第では繰り上げスタート回避は決して夢物語でもない。
監督
飯島理彰
2000年から山梨学院大学のコーチとして手腕を発揮しており、2019年には駅伝部門の監督に昇格した。
現役時代には優勝も知っている監督ではあるが、何より山梨学院にとって重要なのは指導力よりもピーキングをしっかりとすること。
結果として中々うまく行かずに2年連続繰り上げスタートという憂き目にあったものの、チームがしっかりとそろった前回大会は繰り上げスタート回避を達成した。
今年はどうか。当然飯島監督も理解はしているとは思うが、果たしてそれを上手く行うことができるか注目したい。