不倫、一夫一妻、男女のいろいろ
123本目。前回が「お母さん」について書いたので、今回はさらに突っ込んで、結婚制度そのものについて考えてみます。
よく芸能人の不倫が話題にもなりますが、
芸能人とはいえ、個人の家庭内の問題。
なんで世間に謝るのか、
ぼくにはよくわからないところではありますが、
そもそも、、、
不倫って悪いコト??
日本は民法で重婚が禁じられています。
複数の人と婚姻関係を持つことはダメよ、
つまり妻以外の人と結婚できないということです。
法律の解釈、観点からみると不貞行為として、
裁判では不利になりますので、悪いコトと言えます。
実は身近にもある不倫
不倫って芸能人だけの話のように思う人もいるかもしれませんが、
大人になってくると、案外身の回りでも聞く話だったりします(笑)
例えば、、、
旦那さんがいる。子供がいる。
しかし、日常的に冷たくされている。仕事に家事に忙しい日々。
そんななか、心許せる人がいた。
なんでも相談に乗ってくれる。精神的な頼りになる人。
日常ではストレスが溜まっている。
彼といると心が安らぐ。
いけないこととわかっているけど、、、
でも、これで心が安定しているので、
家族ともしっかりと向き合えている。
これは知人から実際に聞いた事例です。
で、ここで改めて問いますが、
これもやはり、
悪いコト、許されないこと、なのでしょうか?
この事例なら、家族とは向き合えている。
そのための「お外の恋愛」。
都合いいこと言うな、という意見もあるでしょうし、
気持ちがわかるという人もいるでしょう。
そうなんです!!
どっちとも言えないと思うんです。
少なくとも、ぼくには
絶対悪、とは思えません。
日本は、かつては一夫多妻だった
こちらの記事、わかりやすいのでシェア
https://allabout.co.jp/gm/gc/225488/
日本人も、現代と昔では価値観が違っています。
社会情勢、敗戦、いろんなことが絡み合って、
現代の日本の価値観が作られています。
とりわけ現代では、アメリカに敗戦したこと、
これがとても大きな価値観の変化につながっていると思います。
明治31年に民法で、一夫一婦制が始まっており、
皇室の側室制度も、大正天皇から廃止されたようです。
それ以前は一夫多妻制だったとしたら、
日本の歴史でみると、一夫一妻制は歴史が浅いんですね。
そして世界を見ると、イスラム、アフリカなど
一夫多妻が認められている国も存在している。
つまり、
国によって、同じようなコト(浮気、不倫)をしても
OKだったり、NGだったりする。
さらに、同じ国でも
OKの時代、NGの時代があったりする。
結婚の欧米化
制度は、国の統治のために作られています。
治安の維持、風土や文化の維持などの視点から作られています。
日本は明治以降、富国強兵、脱亜入欧ということで、
欧米化を進めてきましたので、当然キリスト教の価値観に合わせていくでしょうから、貞操観念が重視されていったと思われます。
しかし、これはよく考えると、
国の都合での価値観の変化。
当たり前のように、「一人の人を生涯愛し続けること」を美徳とし、
「不倫は悪」と考えてしまいますが、
この価値観は本当に正しいことなのでしょうか。
ポリアモリーな人たち
複数の恋人がいる、結婚しているけど彼氏・彼女がいる
そんな複数の人を同時に愛する
ポリアモリーという価値観があります。
その当事者の方の話を聴いたことがあります。
「Aさんのことが大好きだけど、Bさんも大好き。
どちらか一人なんて選べない。」
「Bさんには、Aさんのことも好きだと話をして了承してもらってる。
なので何の問題も起こってない。」
「みんなでご飯に行くこともある。想いを隠すことなくシェアする。」
と、こんな感じでした。
その方たちは、それこそ昔のヒッピーみたいな感じでもなければ、
一見すると普通な、どこにでもいるような方々でした。
恋愛、結婚についても、
柔軟な考え方を実践する人がいるんだな。
”正しさ”より”幸せ”か
民法や社会的通念などから、恋愛・結婚を解釈すると、
浮気や不倫はダメなこと。
ただ、それによって、「幸せ」を保てる人がいるのなら、
ダメともいいにくい。
誰かを傷つけていたりするなら、よくないけど、
そうでないなら、ダメともいえない。
恋愛は、
独り占めしたくなってヤキモチ焼いたり、
ダメな男とわかっていても好きだったり、
浮気するくせ、されるとイヤな気持ちになったり、
理性より感情が前に出るから難しい。
その難しいモノを、法律や一般常識で縛るのもまた
難しいのかもしれませんね。
この世に、男と女がいる限り、
色恋沙汰の悩みはつづく、、、
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