介護技術
193本目。かいスぺ(介護のオンラインコミュニティ)の企画として自由研究を開催しました!!
介護という軸で、様々なテーマで各チームが結成されました。
ぼくは「介護技術」を研究するチームでした♬
現場の介護職、介護のリーダー、講師をやってる人、、、
いろんな視点で、そもそも介護技術って何なんだ?
から議論してきました。
移動、移乗、排泄、お風呂、着替え、食事、歯磨き、、、
いろんな生活場面で介助が必要なので、
様々な介護技術が必要になります。
「技術がないと、優しいだけでは人を助けられない」
「触れ方ひとつもメッセージ。優しく触れれば優しく感じてくれるし、わずかな触れている手の動きで、方向を示すこともできる」
「声のかけ方も大事。その人がわかってくれる表現で声をかければ、動いてくれることだってある」
「そもそも、相手のことをちゃんとわかっているのか。画一的なやり方をしても、相手に合わなければ、その人にとっては不正解」
こんな具合に、最初のキックオフミーティングは白熱!!
あっという間に2時間くらい4人で喋っている(笑)
介護に熱い想いを持った4人だったので、
楽しいし、建設的な議論でした。
心技体 プラス 知 !!
武道の世界で「心技体」が大切と言われます。
心:精神、気持ち、姿勢
技:たしかな技術
体:健康な体、適した体
これらが全て大切というような考え方です。
介護も同じだなという話になりましたが、
知ること、もとても大切という意見もありました。
・相手のことを知っているか
今の気持ちは?体の状態は?動きはいつもと変わらないか?
・基本的な知識は持っているか
知っていることが増えると、気付くチャンスが増える
アセスメント(観察、分析)して考えて実践する
情報を得て、その上で何が必要で何ができるのか考えて実践する
このようなプロセスのことを、
介護過程を展開する、といいます。
相手に向き合う姿勢、丁寧な仕事、柔軟な価値観→心
確かな技術、不快感を与えない技術→技
健康な体→体
知識、アセスメント、介護過程の展開→知
今回に限らず、継続的に学び合う仲間として
活動をしていけたらと考えています。
他のスポーツや仕事と同様に、
反復練習も必要とは思うので、このような仲間がいるのは貴重なこと。
今後の活動も楽しみです!!
なお、画像はホワイトボードを使った落語の活動などをされている
竹口さんにお願いして書いていただきました!!
とっても面白いので、ぜひご覧ください!!
自由研究はおもろい(^^♪
■世界の介護
・6か国ほど、現地の方にインタビューしたり、
各国の公表データを比較検証したり、
世界の介護事情と日本の介護保険制度との比較でした。
・日本の制度って実はいいんじゃね?という内容でした♬
■つながり~若葉台団地
・若葉台団地というまちのあり方を現地でのインタビューなど
様々な視点からまとめておられました♬
・歓迎する雰囲気があるか、心理的安全性があるか
このあたりがポイントのように感じました。
■介護と政治
・介護も法律や制度で決められているものなので、
制度を作る側へのアプローチも必要なはずなのに、
介護の業界団体が一枚岩になれていない。。。
・政治を動かしていくパワーが欠けていることは、大きな課題かも?
■つながり
・身近な関わりでの人とのつながり事例を沢山発表してくれた。
・介護が必要な方々は孤立しがち。いかにつながりを作るか。
それもできるだけ自然に楽しく、、、
という点でヒントが多くありました。
■行動変容
・人の行動が変わるとき、どんな動機があるのか、継続しやすさは?
・ダイエットとか、改善したいなど変わりたい
と思っても、それをいかに継続できるかは、やる気だけではなく
行動変容しやすい状況設定や環境を整えることが肝なのかな?
■介護技術
・ZOOMオンラインと現地のハイブリッドで開催しましたが、
現地のモデル(利用者役)を、身体に触れずどうやって立たせるか
を考えてもらいました♬
・行動を促す、身体の使い方を伝えることも技術
ということに気付いていただきたかったという感じです。
コミュニティで幅広い学びを得られる今回の企画。
とても面白いし、資料を読み込むと楽しい(^^♪
興味ある方は、ぜひご参加くださいませ~