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息子の登校拒否をスクールカウンセラーに相談しなかった2つの理由

登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。

実はスクールカウンセリングというものを、今まで1回も受けたことがありません。

登校拒否の絶頂期にも相談したことがありませんでした。



なぜスクールカウンセリングを受けなかったのかというと…理由は2つ。

①予約待ちが長すぎた
②学校に不信感をもっていた 
です。


【理由①】予約待ちが長すぎた

私が悩んでいたのは、息子の登校拒否と自傷行為。

学校に行かず家で過ごしている時に、イライラしたり不安が強くなると、息子は自分の頭を叩いたり、自分の腕を噛んだりすることがあったんですよね。

「お願い!やめて!」と、ギューッと抱きしめてその行為を止めても、息子の気持ちは全然おさまりません。

家族に攻撃することはなかったけれど、枕や布団を投げたり、物に当たってどうにか気持ちを鎮めていました。


その姿を見ているのはとてもつらく、何とかしてあげたい気持ちでいっぱい。

しかし、スクールカウンセラーが常駐していない息子の小学校では、カウンセリングの予約が取れるのは来月、もしくは再来月になるかも…と言われ、

そんなに待てないよ!
息子がつらいのは今なのに!
と予約することを諦めました。


【理由②】学校に不信感をもっていた

スクールカウンセリングを予約するにあたり、担任と連絡を取る必要がありました。

息子の登校拒否のきっかけは、担任の連帯責任や給食の完食指導だったので、学校側の息のかかった人には相談したくないというのが正直な気持ちでした。

でも、これは私の勝手な思い込みで、スクールカウンセラーは学校とは別の第三者だったんですけどね。

よく知らずに「どうせ良いように丸こめられるんだ」と思い込んでいました。


スクールカウンセラーとは、
(1)財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士
(2)精神科医
(3)児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、教授、准教授又は講師(常時勤務をする者に限る)の職にある者又はあった者

文部科学省 資料6「スクールカウンセラー」について


担任へは、こうして欲しい、ああして欲しいと要望を伝えていましたが、
「学校になれる努力が足りませんね」
「私は指導する立場なので厳しく言う時もあります」
と取り合ってもらえず…。


結局、スクールカウンセリングを諦めて、すぐに相談ができる市の教育相談や児童精神科を頼りました。


市の教育相談

「市町村名+教育相談」で検索すると、詳しい情報が出てきます。

私が住んでいる地域では、相談の仕方は2通りあって、電話での相談か面談での相談が選択できました。

まず電話をかけて相談したい内容を伝え、面談日を決めます。

面談では、プレイルームで1人の職員が子どもを遊ばせながら、もう1人が私の話を聞くスタイルで、帰る時に次回の予約をする感じです。

ざっくりいうと『1人で抱え込まないでね!定期的にガス抜きにおいで』というスタンスでした。


医療機関

もっと踏み込んだ解決法を知りたかった私は、医療機関を探しました。

登校拒否を相談できそうなのは、
・心療内科
・精神科
・小児神経外来
・思春期専門外来 など

専門のクリニックだったり、総合病院の一角だったり、さまざまな機関があります。


息子の場合、家から出るのさえも億劫だったので、大きい病院に連れて行くと緊張してパニックになるかも…と思い、家から通える範囲にある児童精神科のクリニックを選びました。

ゆっくり話を聞いてくれる先生で、処方された漢方薬で息子のイライラはおさまりました。


児童精神科を受診した話はこちら↓↓


誰かに相談することの大切さ

スクールカウンセリングでは、
・不登校
・いじめ
・友人関係
・親子関係
・学習関係
・発達障害
・精神疾患
・リストカット等の自傷
・その他の問題行動
について相談ができるようです。

文部科学省 資料6「スクールカウンセラー」について


登校拒否以外でも、悩んだ時は周りの人を巻き込んだり、第三者に介入してもらったほうが絶対にいいと思います!

宗教的なのはちょっと…だけど、医療機関だったり、スクールカウンセリングなど、家族以外の相談できる誰かがいることで、私は本当に救われました。

つらいときって、目の前しか見えないし、思い詰めるし、どんどん悪い方に考えてしまうから、ネガティブな思考から抜け出せなくなってしまうんですよね。

しかも、自分が異常な考えを持っていても気付きにくいのがまたタチが悪い!


あ…でも、自分に合わない人に相談するとさらにつらくなります。

実は、市の教育相談で担当してくれた人、とても良い人だったのですが、すっごくポジティブで明るく「お母さんがそんな顔してたらダメよ!もっと笑っていなきゃね。さあ笑ってー」という感じの人だったので、会うのがつらくなりました。

なんていうか、こう…無理に明るく振る舞うことを強要されるというか、今のあなたじゃ全然ダメよと否定されているというか…。

相談することで子どものためにはなるかもしれないけれど、自分が我慢したり、もっとつらくなる相手への相談は、そっとフェードアウトしましょう。


いくつの機関に頼ろうが、誰にも迷惑はかからないし、他を頼っちゃダメという決まりもありません。

なるべく人を巻き込むようにして良かったと、私は思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

過去を振り返って、
『こうしとけばよかったな』とか
『あれはやってよかったな』など
経験談をまとめてます。

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マエリン@ASD子育てママ
サポートしてもらえるとめっちゃ喜びます! 「クラスはどこだって我が校の生徒に変わりはありません。支援クラスや保健室、校長室でも好きな所に登校したらいい」と言ってくれた校長先生のおかげで、息子は学校を嫌いにならずに済みました。 読んだよとスキしてもらえるだけでも嬉しいです!