【海外記事】イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグがハイパーリンクを避ける本当の理由
今日はこちらの記事を読んでみます。なお、画像も以下から引用します。
本日もよろしくお願いいたします。
イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグがハイパーリンクを避ける本当の理由って何?
この記事は、SNSとビッグテックがどのようにインターネットを支配してきたかを、元LAタイムス記者のMatt Pearceが論じたポッドキャストをもとに深く掘り下げています。特に、ユーザーを囲い込むためにハイパーリンクの質を低下させる動きが取り上げられており、これはSNSプラットフォームに共通する戦略として描かれています。
イーロン・マスクがTwitterを買収してXに改名した後、彼はリンクの質を低下させるような変更を行い、「長文の投稿が注目を集めない」という点を強調しています。同様に、Facebookもリンクやラベルを非表示にしたり、スパムとして認識するケースが増加。InstagramやTikTokも、リンクの挿入が難しくなってきているとのことです。
SNSがリンクを排除しようとする理由は単純ですが利己的です。それは、ユーザーを他のコンテンツに移動させたくないため、プラットフォーム上に留めておくことが目的です。これは、インターネットがかつて持っていた「リンクを共有し合う」という哲学に反する行為だと指摘されています。
Googleの成功は、リンクを通じて関連情報を結びつけ、その評価を基にページの価値を測定するアルゴリズムに基づいていました。しかし、Googleが登場する以前、インターネットへのアクセスはポータルサイトを通じて行われており、ポータル内にユーザーを留め、広告を表示することが主な目的でした。多くの新聞社も同じアプローチを取り、外部リンクを提供しないことで読者が離れるのを防ごうとしていました。
これに対して、ブログは外部の情報源をリンクすることで、読者に有益な情報を提供し、結果的に読者が戻ってくるという考え方を持っていました。Googleのアルゴリズムはリンク数を評価するため、ブログは自然とこの仕組みを利用していました。
しかし現在、SNSはリンクを排除し、ユーザーを広告に依存する受け身の存在に変えつつあり、これは「ポータルシンドローム」と呼ばれる現象を助長しています。Pierceの主張に触れたことで、著者はこの現状に強い不満を感じています。SNSは当初、人々をつなげることを目的としていたものの、今では高度にターゲティングされた広告を表示するためのツールとなり、かつてのインターネットの価値が失われつつあると嘆いています。そして、私たちはその責任を問うべき存在を知っているのです。
感想:ハイパーリンクの利便性低下は個人活動の勢いにも影響が出そう
インターネットの過去と現在の変化に対する深い洞察を提供し、読者に考えさせられる内容となっています。
確かにnoteのアカウントページを見てもYouTubeやXのアカウントを登録しておく機能はあるものの、あえてあまり目立たなくデザインされているような印象も受けます。
ここには「色んなプラットフォームから適材適所に発信をしたい個人」と「個人のリソースをできる限り自分たちに割いてほしいプラットフォーム」との間のせめぎ合いがあるように感じます。
現状のようにプラットフォーム側の意向で個人の発信活動に制限が増えてしまうことは発信する側にとってはデメリットですが、一方で自分もnoteやYouTubeやXで発信をしていてもそれぞれのシナジーがあまりないなぁとも感じたりしています。
これは100%自分の能力の問題である可能性も高いのですが、例えばnoteでものすごく評価を受ける記事を書いたとしても、そのタイミングでYouTubeやXのフォロワーが伸びるかというと全然そんな動きを観測できていませんし、今後ハイパーリンクが仮によりオープンな方向へ進んでいったとしてもその恩恵を預かれるかどうかはちょっと自分はわからなかったりしています。
とは言え、近年至る所で発生している「個人 VS プラットフォーム(大企業)」の戦いはどこかで折り合いがつくポイントが見つかっていくのでしょうか。自分のメディアを持たずプラットフォームに寄生している弱々な私としては、こういった動きにもちゃんとキャッチアップできるようにしていきたいなぁと考えさせられました。
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