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#4 人間のために肉になる、動物たち

こんにちは!
メルケボッテのKANAです!コミュニティ巡り旅を終えて、廃校を借りるためのプレゼンテーションも終えて、一旦社会人に戻りました。笑
すごく不思議な気持ちです。
ヨーロッパの旅やコミュニティ巡り旅、プレゼンテーションが日常だったから、社会人が日常じゃないことで、変な感じになってるんだと思います。
さて、今日は肉の話。ヨーロッパでは、ヴィーガンとかベジタリアンとかが身近に存在しました。
私は何も考えずに、いろんなものを食べてきたな〜ってちょっとだけ、考えるようになった話を書いています。

前回の記事も読んでくれると嬉しいです!

エコビレッジという暮らし#4
〜ヨーロッパで見つけた私の生き方〜

スウェーデンのコミュニティで、
ひつじが肉になるまで工程を見た。

かなりショックだった。

私もお世話をしていた羊たちのなかの数匹。

肉は動物からできてる。
それはわかっていた。
生き物の命をいただいているのも、わかってる。

頭でわかっていても、
実際に見るとかなりショックだった。

さっきまで、今まで通りの日常があって
ただ干し草を食べてただけなのに。
一瞬でバーン💥と首を打たれる。
苦しむ中で、きっと人間が目に映るだろう。
昨日まで餌を運んでくれてた人間達が。

ここまででかなりショックだった。
でも、この先の工程がもっとショック。

まだピクピク動いている羊は、
首を切り落とされた。
そして足から吊るされる。

外側の毛が落とされる間も、
首からさっきまで食べてた干し草と血が入りじって落ちていく。
毛を削いだ中身は、生々しい肉の塊。

その肉は、ほかほかと湯気がでていて、
今の今まで、生きていたことがわかる。

そしてお腹を切られ、さっきまで食べていた
干し草が一気に出される。
こんなにお腹いっぱいに食べてたんだ。
そして、嫌な匂いがした。この干し草を消化するために羊の体が出していた消化液の匂い。

今まで生きていた命は、
こうして人間のために肉になる。

私は、人生で初めて人間が肉を食べること
について考えた。

ヨーロッパで暮らしていると、
当たり前にヴィーガンもベジタリアンも多くて、
レストランに行けばだいたいその人達用のメニューが存在する。
でも日本で暮らしていて、あんまりヴィーガンの人にもベジタリアンの人にもあったことない。
し、もし私がそうだったら、かなりレストランも選ぶことになる気がする。
友達と遊んでいて、「あなたはベジタリアン?」って聞かれたことも聞いたこともない。
みんな当たり前に全てのものを食べるから、もし私がベジだったら日本では生きにくいかもしれない。

ヨーロッパで生活して、ベジタリアンのコミュニティもヴィーガンのコミュニティも多かったから、
一年の半分以上、ベジタリアンな生活をしてきた。
動物性で摂取してたプロテインは、ひよこ豆や豆腐から接種できると知った。

何故、ベジタリアンなのか教えてくれた友達は、
「自分の手で動物を殺めることはできないから」
「家畜は環境負担が大きいから」

と教えてくれた。
私は、それも知らなくて、そのことについても調べた。

畜産環境問題の最も大きな発生要因は、固形状の家畜排せつ物を単に積み上げて放置するといった「野積み」や、地面に穴を掘り液体状の家畜排せつ物を貯めておくといった「素掘り」など、家畜排せつ物の不適切な処理や保管にあるとみられています。

https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kankyo/taisaku/t_mondai/01_mondai/index.html

国連食糧農業機関(FAO)が2013年に発表したデータによると、世界における温室効果ガスの総排出量のうち、畜産業による排出は15%近くを占めていることが分かっています。
そして畜産業の中でも最も多く温室効果ガスを排出すると言われているのが、牛肉の生産時です。
その排出量は、なんと同量の豚肉生産時の4倍近くにもなるそうです。
気になる牛肉生産時における温室効果ガスを排出する主な原因ですが、それはなんと「牛のゲップ」と「牛のオナラ」です。

https://www.yhg.co.jp/taiyo33/column/%E7%95%9C%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%81%8C%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AB%E6%82%AA%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%82%92%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%9C%AC%E5%BD%93%EF%BC%9F%E6%B0%97/

私はこれから、動物性の肉を食べないとは言わない。
でも、食べるときは、羊のことを思い出し、目の前の肉に感謝したい。スーパーに並んでる冷たい肉も、ほかほかに生きていたことを忘れずにいたい。
そして、なるべく肉レスライフでもいいかもしれないと考えてる。環境問題についても、もっと正しい知識をつけていきたい。

最後に...
まずは知ることを大切にしたいと思った出来事でした。お弁当にハンバーグを詰めましたが、このハンバーグももともとは生きていた動物でした。
ハンバーグをみると食べ物でしかない。肉を見ると食べ物でしかなかったです。もちろんそれが動物からできていることは分かっていました。だけど、私は実際にハンバーグを見た時、それは食べ物でしかなかったです。
私は約束のネバーランドを思い出しました。もし人間が食べられる側だったら?って考えると恐ろしいです。でもそれをしている人間。
自然界でも食べられたり食べたりの世界。
何がいいとか悪いとかはなくて、ちょっと考えるきっかけになったらなって思います。

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