SynologyのNASとATOM Camを使って流星検出をやってみる②
前回の記事の続きです。
今回私が試してみる機種はSynology社製のNAS「DS920 Plus」です。
すでに販売終了してしまってSynologyのHPからなくなっていますが特徴や仕様は以下の通り。
私は4ベイを選択しましたが、安価な2ベイの「DS220 Plus」でも大丈夫と思います。もしかしたらメモリが足りなくて動作しない、なんてことも考えられますがメモリの拡張スロットがあるので後付けで増やすこともできます。
あとSynology社のNASでなくても、QNAP社のNASとかでも対応できると思います。
重要なポイントはNASのシステムOS上に仮想環境を構築するための「Docker」というツールがインストールできるかどうか?ということになります。
もともと写真趣味の私は画像データを「DS418 Play」という比較的安価なホームメディアサーバー用途の機種で管理運用してきました。
当初これで「meteror-detect」を動作させようとチャレンジしてみましたが、Docker等の仮想環境をインストールすることができない機種の為、NASのシステムに直接、必要なライブラリをインストールしていったところ、毎日行われるバックアップシステムがシステムリソース不足で動作しなくなったり、インストールしているサービスの更新ができなくなったりと、システムそのものが不安定になってしまいました。(予想はしていましたが・・・)
最悪の場合10年超の家族の思い出写真を無に帰すところであったかもしれません。
というわけで、NASのシステム上に仮想環境が構築できる機種でPython開発環境を構築していかないとエライ目にあうという学びを得たのでした。
同じような仮想環境構築系のVirtual Machine等のツールを使っても良いのですがゲストOSのインストールやら設定なんかを考えると「Docker」を使った方がそれらの作業をしなくてよいので圧倒的に楽だと思います。
次回から実際の手順を画面キャプチャしながら説明する予定です。