自己肯定感を上げたいなら、まずは家計管理から。 #20
子供を産んで、家計管理と向き合わざるを得ない立場になった。保険の解約、食費の把握、投資など、家計を一つ一つを見直しして5年を超えた。
気がつくと地道ではあるが資産は増え、家計管理できる自分になっていた。
お金に対する漠然とした不安。
かつて、独身時代の私もそうだったが、常に「お金がない」と思っていた。かつ、どれくらいお金がないのかも、把握していなかった。
食費も交際費もどんぶり勘定。
家計簿なんてつけず、「なんとなくこんな感じ」というざっくりな試算のもと、日々生活していた。今はなんとか回っているけど、なんとなく、将来への不安は常にあり、けれども何をどうしていいかわからなかった。
今、10年前くらいの「あの頃の自分」に戻れるなら、間違いなく家計管理からやり直していただろうと思う。
家計管理できてないと自己肯定感が更に低くなる
社会で生きていくのに直結する「お金」を管理すること、これはもはや「必須スキル」である。
元々の自己肯定感の低さがある私ではあったが、この必須スキルが「できていない」ことが、見えない自分への自信のなさに繋がっていた。
「貧すれば鈍する」という言葉があるように、お金に対する不安は、自分の判断や心の状態にも決していい影響を与えるものではない。
お金がない(管理できていないが故にそう思っている)状態というのは、自己肯定感の低さに拍車をかけるものでなのだ。
そんな中、結婚して、特に子どもができてから、リアルにお金が必要だと認識してから、私はガラリと意識が変わった。
そこで夫とやったことは、下記。
お金に対する知識を身につける
これは、夫と話し合いながら進めた事である。
ありがたいことに、沢山の情報があるので、学べる環境は揃っている。
・ダントツ一位で役立ったのは、リベラルアーツ大学の両学長のYouTube。
・Instagramの家計管理、節約系のインフルエンサーのアカウントのフォロー。
・日経womanの雑誌などもメルカリで購入し、情報を得た。
・マネーフォワードのアプリで口座を紐付け、資産を見える化した。
情報を入れた後、我が家の家計に落とし込む
ひと通り情報を入れたら、あとは我が家バージョンでどう取り入れるかを落とし込む。
・収入と支出の見直し
→食費・レジャー費見直し
・保険の解約
→夫と私はそれぞれその分を投資へ回す
・先取り貯金
→給与の振込口座から証券へ自動振替
・子供の児童手当
→一つの口座にまとめ、一部を投資へ
・サブスクを精査
→必要ないものは即解約
・使っていない銀行口座やクレカ
→必要ないものは即解約
そのおかげで、今ではおよそ収入の45%以上は貯蓄と投資に回せている状態である。
家計管理から、自己肯定感を高められた2つのこと
一口に家計管理といっても、カツカツに節約をするとか、そういうことではない。
家庭に入ってくるお金を把握することである。
家計管理をしっかりして、1番良かったのは、
とにかくメンタルが安定したこと。漠然とした不安が消えた。
「お金のありかを可視化」して「これだけあるんだ」と認識することで、メンタルが非常に安定した。
それは、先の将来への見通しが、家計管理を通して得られたからだと思う。
2つ目、思いがけずよかったことは、自分の価値観を掘り下げられたことだ。
家計管理を見直す際に、
私は何に1番お金を使うのか、
そのとき何が喜びなのか
何が好きなのか、譲れないポイントは何か
考える機会が多々あったのだ。
それに触れることは、自分の人生を生きることにつながる。それは、間接的に、自分を自分で認めるという行為につながるのだ。
それも含めて、メンタルが安定し、「自分はこれでいいのだ」と思えるようにもなったのだと思う。
自己肯定感が低い人は、まず家計管理からやってみてはどうだろうか。