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インドネシアにまだ来ていないが、来たら受け入れられるだろう食品はこれです

インドネシアでブームが来ている日本食シリーズを以前Noteの記事にしました。
今回はまだブームが来ておらず、進出さえしていないなかで、かなりのポテンシャルを秘めた日本食を、完全にわたしの主観でリスト化してみました。


1.たまごサンド

わたしが日本の報道を見る限り、外国人のたまごサンド好きは相当で、たぶん誰にでも受け入れられやすい味付けなんだろうと思っています。
インドネシア人は卵をすごくたくさん食べますし、卵料理もたくさんありますので、この味は間違いなくインドネシア人に好まれるはずです。

コンビニのサンドイッチで出るかもしれませんが、おにぎりを見る限りいまいちなので、サンドイッチ専門の屋台みたいな展開が望ましいです。
ハンバーガー屋台はたまに見かけます。
温度管理だけですかね。

2.歌舞伎揚げせんべい

せんべいがまだ浸透していないので結構ハードルが高いですが、わたしはこの味は絶対にインドネシア人が好むと思います。
インドネシア人に受け入れられるには、一味唐辛子を色がオレンジ色になるくらい振りかけた辛い味つけの歌舞伎揚げせんべいにする必要はあります。

インドネシア人は揚げ物が大好きなのと、カリカリの食感も大好きなので、行けるんじゃないかと思っています。

3.ウナギ

所得の壁が大きいので、広まるにはもう少し時間がかかってしまうとは思います。でも、味的には完全にインドネシア人が好みです。
吉野家あたりが、うな重で挑戦してみてほしいですね。

料理方法が高度なので、そこもネックになってくるかもしれません。
おいしく調理できないのであれば、まずは冷凍で日本から持ち込んで解凍してみるしかないですが、大きく味が落ちるので悩みどころです。

ちょっとずれますが、わたしがインドネシア人への土産にして大変好評だったのが「うなぎパイ」です。
ジャカルタ駐在時代に、また買ってきてほしいとリクエストがあったほどの人気でした。

4.カレーパン

カレー(Kare)が浸透してきている今、またインドネシア人の揚げ物好きを考えると、カレーパンはいけるはずです。
インドネシアは米食文化で、お米を食べないとごはんを食べた気がしないというインドネシア人が多いから、パンとカレーの組み合わせはハードルが高いかもしれません。

5.タイ焼き

実はもう来ているのですが、いまいち浸透していません。
わたしは餡子にこだわるのはやめた方が良いと思っています。チーズ、チョコとバリエーションを豊富にしていく必要があります。

クラスメイト達と日本食の話をしているとき、小豆はいまいちな反応になることが多いです。
例えば、学食のアイスクリームコーナーに小豆味があり、わたしはよく注文していますが、人気はありません。抹茶味には小豆が合うよねと言っても、そうかな?クリームの方が合うんじゃないかという反応です。
小豆を好まない理由を聞くと、①粉っぽい感じがする②単純に味が好きじゃない③よくある味すぎる、という回答が多かったです。

インドネシアは豆文化なので、小豆料理もあり、ぜんざいのような料理もあります。
なので、わたしはてっきりインドネシア人が好きな味なんだろうと思っていたのですが、普通の味すぎたり、田舎臭い感じがして、日本料理のイメージとは合わないのかもしれません。

中身を斬新なものにすれば、外身はインドネシアでポピュラーなマルタバックという屋台菓子と同じなので、すぐに普及すると思いますし、インフラも整っています。焼き型だけ変えればそのままいける。

マルタバックはみんなよく食べてますし、わたしも大好きなお菓子です。

6.コーヒーゼリー

インドネシアはゼリーをよく食べる国です。
しかもコーヒーをよく飲みますので、コーヒーゼリーがないのがおかしなくらいです。
暑いときに食べるにも持ってこいのデザートですから、インドネシアの気候にもとても合っています。

わたしは日本に影響を受けたカフェのメニューとして出してみてもらえないかなと思っています。
バンドンでいえば、Kanoko cafeとか、Kiyomi cafeです。

おしゃれな感じに仕立てられないのかもしれないです。

7.冷やし中華

インドネシア人はかなりの麺好きで、袋麺の消費は多いし、外食でも袋麺を使った麺料理がたくさんあります。
また、ラーメンもかなり普及しています。
ラーメンについては、普通のラーメンだけでなく、最近では「まぜそば」も出始めていて、バリエーションが増えてきました。

安くて気に入っている近所のラーメン屋台でも、とても辛いまぜそばがメニューに加わりました。2万ルピア(200円)です。

夏の風物詩でもある冷やし中華は、インドネシアの気候ととても合っているので、いけるんじゃないかと思っています。

ネックは、つめたい麺料理が受け入れられるかというところです。
丸亀うどんでも、冷たい麺料理はないんです。
ざるうどんや盛りうどんをやればいいのになと思っているのですが、おそらく注文が少ない割に手間がかかるからやらないのでしょう。
冷水で締めると歯ごたえが増して本当においしくなります。
もしかすると、これもよくないかもしれません。インドネシア人はやわらかく茹でた麺が好きなのです。

インドネシアでは、インスタントラーメンは逆にまだ芯が残っている状態で食べ始めるので、矛盾しており、よく理解できていません。

8.そばめし

地方のB級グルメなのでご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、兵庫県明石市あたりの料理です。
焼きそばにライスを加え、炒めるときに、焼きそばを細かく切ってパラパラにするのが特徴です。
味は焼きそばのソース味で、満腹感が高くなります。

わたしは関西にいたときに食べたことがあります。2000年にはマルハニチロが冷凍食品として売り出し、大ヒット。わたしは株を持っていませんでしたが株価が急騰した思い出があります。

インドネシア料理にはミーゴレンという焼きそば料理があり、かつナシゴレンというチャーハンもあります。土壌があるわけですね。
そばめしを日本から来た料理として売り出せば、注目をあびるのではないかと思っています。

9.タコライス

これも地方の料理なのでご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
沖縄でよく食べられている料理です。
肉も野菜も入った栄養バランスのよい食品で、味はタコス味です。

インドネシアで普及させるときは、辛いタレを使ったタコライスにする必要があるのと、レタスは庶民はあまり食べないので、ちょっとアレンジする必要はあると思います。
シャキシャキ度合いは落ちるものの、青パパイヤ、青マンゴあたりを使うのもよいかもしれません。

トマトはそのままで全く問題ありません。

10.串揚げ屋

大阪にある食べ放題の店がいけるんじゃないかと思います。
セルフで揚げるのはエンタメ性もあるし、インドネシア人は揚げ物好きなので、インドネシアらしいメニューを増やしてもいいと思います。

でもこんなに分かりやすいのに誰もやっていないのが逆に不安です。もしかしたら試して失敗しているかもしれません。

揚げ物屋台でいくらでも安く食べられ、自分で揚げる必要もないものを、わざわざ高いお金を払って自分で揚げて食べるのか?となるかもしれません。

揚げ物は揚げたてが一番おいしいはずですが、インドネシアの場合は違うかもしれないし、揚げ物屋台の使っている油は中古でなじんでいる油だというし、味も劣るかもしれません。

以上となります。

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