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インドネシアMBA 合格から入学まで  VISA手続に必要な書類③予防接種を受ける

インドネシア留学の場合、2023年6月現在、ワクチン接種はCovid-19のワクチン接種証明だけVISAの要件になっていますが、事前に打っておくほうがよいワクチンは他にもあります。

1.コロナワクチン接種証明

今回横浜市のサイトから電子申請でPDFの証明の申し込みをしましたが、自治体のサイトとは思えないくらい使いやすく驚きました。
行政の人の手間も省けるし、何より利用者にとってストレスなく低コストなのは最高です。

マニュアルは読みやすいです。またマニュアルなしでできるくらい簡単です。
世の中は知らないうちに進歩しているんですね。

事前に必要書類をPDFにしておくのが楽かもしれません。

接種記録の紙をあるだけ全部とか言ってくるので、私の場合見つかった4枚を添付しました。
日英併記の証明書を依頼する場合は、パスポートのコピーも添付する必要があります。

申請の翌日にPDFを入手できました。無料です。

2.予防接種 受けておいた方が良いもの

Study PermitとVISAの必要要件になっているのはCovid-19ワクチン接種証明だけなので、VISAに必要という訳ではありませんが、他にも打っておいた方がよいワクチンはあります。
最初に言っておきますが、驚きの価格です。アメリカ留学した時から14年経っているからかもしれませんが、倍以上になっている印象です。

外務省がインドネシア渡航者向けに、推奨するワクチンをサイトに記載してくれています。こういうのがあると良いですね。
業者は金稼ぎ目的でバイアスがかかっているため、ニュートラルな行政機関がガイドラインを出してくれると信頼できます。

それによれば、成人の場合以下の5つ
① A型肝炎
② B型肝炎
③ 破傷風
④ 日本脳炎
⑤ 腸チフス(日本では認可なし)

これ全部受けたら5万円近くかかりました。
①と②は混合ワクチンなので1本の注射で良いのですが、その分値段はしっかり倍になっており、お得感は全くなし。
よく見たら国産と輸入で価格がかなり異なり、高価な輸入ワクチンを打っていました。特に日本脳炎。

A,B肝炎と破傷風は、間を開けて3回接種しないといけないので、最終的には10万円弱です。破傷風がえらい格安に見えてきますが、1回5,000円ですからね。
完全に麻痺してます。
3回目は6ヶ月後なので、現地で受けることになります。

A型肝炎・B型肝炎混合(輸入ワクチン):15,950円(税込)
日本脳炎(輸入ワクチン):15,950円(税込)
破傷風(国産ワクチン):4,950円(税込)
腸チフス(輸入ワクチン):10,450円(税込)

値段が高いこともショックですが、注射が苦手な人はお気を付けください。
左腕と右腕に2本ずつ、一気に4本打ちます。
注射器が4本トレーに並んでいるのは、子供が見たら泣き出すレベルです。
自分が申し込んだワクチンか、一本ずつタグを目視で確認します。

私が小学生の時は、日本脳炎が一番痛い注射と言われていましたが、実際には日本脳炎が特別痛いということはないです。
筋肉注射は全部痛い。筋肉をぐっと押し込まれる感じの痛みです。


インドネシアはイスラム国家で野犬はいませんので、狂犬病は不要と思います。
田舎に行く人は注意と書いてありますが、田舎でもいないです。敢えて言えばヒンドゥー教のバリくらい。でも田舎とは言えないです。

あと、ハシカ、風疹、水疱瘡も打っておけと営業を受けましたがお断りしました。全部昔かかっているんです。

インドネシアでかかりやすい病気

インドネシアで一番かかる病気は、腹痛と下痢です。私も酷い下痢が続き脱水症状になりかけ点滴を受けたことが何度もあります。
酷い下痢というのは、汚い話で恐縮ですが、一般的には米の研ぎ汁状と言われています。
ジャカルタに駐在していた当時、オフィスビルの横にあったインターコンチネンタルホテルの地下1階に、タケノコクリニックというクリニックがあり、体調を崩し下痢が続くと行っていました。
乾季から雨季に変わる時が一番体調を崩しやすいです。
タケノコ先生から「点滴やっときますか?」と言われ、待ちかねたように「ぜひお願いします」と阿吽の呼吸で1時間ほど受け仕事に戻るパターンでした。

ちなみにタケノコの意味は、藪も生えない藪医者以下という意味で自ら命名されたようです。

ワクチンで腹痛と下痢に関係するのはA型肝炎と腸チフスです。

インドネシア駐在時に驚いたのが、毎年のようにチフスになったので休むという連絡を受けることです。発音は「チフス」ではなく「タイフェス」なので最初何をいっているのか分からず、綴りを聞いて辞書で調べました。

チフスにかかったので会社を休みますって、普通そんな会話ないですよね。
日本だと伝染病というイメージがあり、かかったら保健所がやってきて家ごと封鎖され、一歩も外出できないような厳しい病気なのに、インドネシアは普通に感染する身近な伝染病です。
なので、腸チフスのワクチンはやっておくことをお勧めします。かかったときに軽く済むはずです。

A型肝炎も水や食べ物からも感染しますので、感染リスクは高いです。
それとワクチンはありませんが、アメーバ赤痢というのも現地でよく聞きます。
うちの次女はアメーバ赤痢にかかり、その3ヶ月後くらいに日本に帰国して3歳児検診をしたら、病院の方がかなりヒステリックな反応をしてましたね。
インドネシアで日常的に起きることなので、感覚が麻痺してました。

デング熱にかかる人も何人もいました。これもワクチンはないです。
考えてみたら恐ろしいことです。
マラリアは聞かないです。パプアとかジャングルにいけばあるのかも。

予防のため、よく食べ睡眠をとって体力をつけておくのが一番の対策です。
水を飲むなといっても不可能ですから、あまり神経質にならずに菌を体に入れて戦って鍛えているのだと割り切って生活することをお勧めします。

次は保険探しです。

続く



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