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パソコンが壊れたので修理する【インドネシア/バンドン】

日本で買ってインドネシアに持ってきたHPのノートパソコンが壊れてしまいました。

原因はわたしがうっかり床に落としてしまったためです。

アリに気を取られてつい手を滑らせ、机からタイル 張りの固い床まで80㎝ほどの距離を垂直に落下しました。
ゴツっと嫌な音がして、慌てて画面を開いてみるとこんな感じになっています。

打ちどころが悪かったんだろうか?もう泣きそうな気分です。

データが全部消えていたら面倒なことになるなとか、Dropboxに移し切れていないデータがいっぱいあるからあきらめないといけないなとか、論文のデータはどこまで用意し直しだろうかとか、いろいろなことが頭をめぐります。

まずは落ち着けと自分に言いきかせながら、電源を落としてまたつけたり、時間をおいてまたつけたり、指で画面を押してみたりしましたが、いっこうに症状は改善しません。

実は間の悪いことに、スマホまでネットにつながらなくなっていてダブルでやられています。
つながるのはiPadだけという状態。

仕方ないのでBEC(Bandung Electric Center)というバンドンで一番大きい電気屋街モールに向かうことにしました。

スマホが使えないため、グラブも呼べず、アンコタを捕まえて現地に向かいます。5000ルピア(50円)。

BECにてスマホのトラブルを解決しようとする

まずはスマホからです。
テレコムセル(携帯キャリア)のブースへ行き、急にインターネットにつながらなくなったと相談します。

クォータ(残高)はまだ50G残っているので、以前のように残高不足でつながらなくなったわけではないことが分かりました。
じゃあなぜなんだと聞いたら、本当か嘘かわかりませんが、テレコムセルの回線の問題でつながらないと言います。

回線の問題ということは、わたしだけでなく全員つながらないということか?と聞くと、そうだと自信満々に答えます。
たぶんそんなわけありません。もしそうだとしたらこのブースには人びとが殺到して苦情の嵐になっているはずです。

疑わしいなと思いながらも、これ以上時間を費やしても無駄だと思い、パソコン修理に向かいます。

パソコンを修理する

とにかくそこら中に店があるので迷います。
一番覚えやすい場所にある店にしました。
BECは最上階がフードコートになっていて、そのフードコートからエスカレータで1階分降りてきてすぐの場所にある店なら覚えられるだろうと思ったのです。

それくらいこのモールはパソコンやスマホの小店が軒を連ねており、同じ場所にたどり着ける自信がありません。
極端にいうと、全部同じ景色に見えるのです。

その店はやる気がない様子で、3人の店員はそれぞれ自分のスマホを見ています。そのため客が店頭に現れても気づかないほどです。

わたしは「すいません。こんにちは。(プロミシ、ハロー)」と声をかけてみました。

ようやく気付いたレジ係の女性が男性に声をかけてくれ、パソコンを見てくれます。
一目パソコンの様子を見るなり、「これは液晶パネルを交換しないといけないなと言いました。」

いくらか聞くと、80万ルピア(8000円)とのこと。
思ったより安いです。わたしは内心2,3万円は取られると思っていたんです。

わたしは液晶の問題なのか、本体の回路が壊れているか分からないじゃないか、本当にパネルを変えるだけで直るんだろうか?と疑問に思いましたが、8000円ならやってみる価値はあると思い、修理をお願いしました。

先日、学部長(授業を受け持っている)がパソコンに水をこぼされ修理した話をしていて、「何万円もかかってパソコンが1週間近く返ってこなかった。お金よりパソコンがない方が困った」と言ったの思い出しました。

店員はパソコンについているシールのQRコードを見ながら調べています。どうやらどのパネルを使っているのか調べようとしているようです。

1時間後に来てくれと言ったので、わたしは食事に行きました。
BECのフードコートは、なんてことはない普通のフードコートなのですが、昼時になると生演奏が入るので、わたしは気に入っています。

生演奏といっても、ギターとボーカルのデュオで、それでもきれいな歌声に心が和みます。

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1時間経過ちょっと前に店に行くと、パソコンが開いたまま置いてあり、キーボードの上には剝がされたとみられる古い液晶パネルが載っています。

1時間後に状況が判明し、金を払って2,3日後に受け取りに来るんだろうなくらいの心づもりでいたので、驚きました。
たったの1時間でもう修理が終わったのか?

店員は相変わらずやる気がなさそうな雰囲気を醸し出しながら、「終わった。動くか見るか?」と聞いてきました。

なんの問題もなく画面が開きました。わたしが開いたまま残していたワードやエクセルやパワポはさすがに落ちていましたが、Google Chromeは開けていたサイトがそのまま開いています。

まさにプロフェッショナルです。

わたしは感動しながらお金を払いました。
キャッシュか銀行振り込みというので、銀行振り込みで80万ルピア(8000円)払います。

その後の状態 気になること

夜、人と会う約束があったので、早めに近くのカフェに行きパソコンを開いて作業をしているとあることに気づきました。

怪しい暗号のような文字が画面に現れ、ずっと消えないのです。
見ると3PH40469と書いてあります。

画面右上


ネットで何が原因か調べようとしても出てきません。
手術のあとガーゼや器具を中に残したまま縫合してしまった感じでしょうか。

次の日、クラスメイトに相談したら、「画面についている保護シールのせいじゃないの?」と言われ、はがすと消えました。
保護シールに印字されていた番号だったのです。

こんなローテクな問題だったとは。
安心しました。
てっきり何か仕込まれたんじゃないかとか、おかしな妄想モードに入っていました。

イスラエルの対ヒズボラ作戦に、知らず知らずのうちに影響を受けてしまったのかもしれません。

つぎはスマホの方をなんとかしないと。まだインターネットにつながらず、カフェのWiFiの世話にならないといけない状態が続いています。

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