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インドネシアでブームが来そうな日本食 4回目 うどん

インドネシアでうどんの認知度が上がってきているのは、丸亀製麺のおかげです。トリドール様、本当にありがとうございます。

2013年の1号店から今にいたるまで、インドネシア国内に102店舗を展開しています。しかもジャカルタだけでなく、スマトラ、スラウェシ、カリマンタンにまで出しており、日本の外食チェーンでは吉野家の152店舗に次ぐ店舗数です。

丸亀製麺のウェブサイトより

Udonという言葉をちゃんと使って展開したところが何よりも素晴らしいと思います。
日本の食文化を伝えるんだという志を感じます。
インドネシアは麺(Mie)文化が根付いているので、普通であればJapanese MieとかUdon Mieとかつけてしまいがちなところを、しっかり根付かせるのは大変だったかと思います。

わたしはインドネシアの丸亀製麺であまり食事をしない(丸亀製麺さんすいません)ので、間違った認識をしている可能性がある前提で読んでください。

店舗の見た目と形式
日本の店舗ととても似ています。人が列を作って流れていきながらほしい食べ物を追加していき、最後精算してからテーブルにもっていくやり方を踏襲しています。

吉野家も、レジで注文してそのまま食事を受け取る方式を取っていますが、価格の高い店は普通テーブルで注文を聞いて持ってきてもらうのが普通なので、うまいことやったなという印象です。
言ってみればただのセルフサービスを、新しいスマートなシステムっぽく感じさせるんですよ。日本食ということ、店舗がこぎれいなことで、セルフサービスを安っぽいコスト削減に見えないようにしています。

店舗の見た目は日本の店舗に非常に似ています。インドネシアでこの内装をやると結構高級な雰囲気になると思います。
天ぷらが並ぶところもそっくりです。おにぎりがなかったので、おにぎりとかやくご飯はあった方がいいかも。もしかしたらあまり売れないので外したかもしれません。

天かす、ネギをセルフで入れ放題なのも日本と同じです。ショウガとゴマもありとてもうれしい。
違うのは、唐辛子入れ放題なところ、鰹節入れ放題がないところです。鰹節は欲しいです。

飲み物は有料です。これはインドネシアでは普通なので仕方ないです。その代わりお代わり自由にしています。

価格設定は高め

日本よりちょっと高いくらいの価格設定にしています。日本だと安めの店に分類される丸亀製麺ですが、インドネシアでは中流層がいくちょっと高い店になります。
日本食プレミアムを加味してこの価格でいけるのでしょう。
店は混んでおり、インドネシア人は高いと思っていないようです。
これで正解と思います。

味はローカル化している

わたしが食べたのは鶏白湯うどんです。前から気になっていました。
インドネシアのラーメンは鶏白湯と名乗っているところが多く、それでいて鶏白湯ではない味になっています。

ところが、丸亀製麺の鶏白湯は本物の鶏白湯です。これはすばらしい。インドネシアのラーメン屋で鶏白湯ラーメンを提供している人たちには、丸亀製麺の鶏白湯うどんを食べて、鶏白湯とはどういうものかを学んでいただきたい。

ちょっとどうかなと思ったのは麺のコシのなさです。たぶんインドネシア人の味覚に合わせるため意図的にやっていると思います。
スーパーで袋で売られている生のうどんを茹でた感じといえば感覚が掴めるでしょうか。冷凍めんを茹でたときのようなコシがまったくないうどんです。
丸亀製麺のうどんは讃岐うどんをうたっているだけあり、日本ではちゃんとコシのあるうどんを提供しています。

韓国の冷麺の麺を日本ではやわらかくしてしまうのと同じかもしれません。
茹で時間が足りないと勘違いするとか、噛めないじゃないかと文句を言う客がいるんでしょうね。

天ぷらは日本と同じでした。
わたしはかき揚げを食べましたが、日本と何も変わりません。油はパーム油を使っているかもしれませんが、てんぷら粉は日本と同じです。
インドネシアの天ぷらは、ただ小麦をといてつけただろというようなさくさく感のない天ぷらがよくあるのです。
なんかうれしかったですね。

丸亀製麺以外のうどん

寿司屋、居酒屋、日本食レストランでうどんを出しています。
他におもしろいところでいえば、前回やったローソンのおでんで、うどんのトッピングがあり、おでんの汁にうどんを入れて食べるというのがあります。

インドネシアの麺(ミーMie)

これは別に特集を組んだ方がよいくらいのネタなのですが、簡単にご説明します。
ミーゴレン
一番有名な料理ですね。焼きそばです。

ミーアヤム
これはあまり知られていないと思います。安くて安定の味なので、わたしはたまに食べます。
ラーメンの麺、青菜(よくわからないが野沢菜みたい)、鶏肉(ミンチまではいかないが細かく刻んで甘辛く味付けしてある)が入っています。

ミーバソ
以前Noteに書いたバソに麺が入っているものです。
ラーメンみたいな麺と、ビーフンの麺に分かれます。

ミーコチョック
バンドン名物らしいです。牛の足の部分の肉Kikilが入っています。豚足ラーメンみたいな感じでしょうか。

ミーアチェ
スマトラ島の北にあるアチェ名物の麺で、魚介系かつ汁なしです。辛いですが、とてもおいしいです。
アチェ以外にもご当地ラーメンがたくさんあり、いつか記事にまとめたいと思います。わたしはほぼ食べたことがないです。

クイティヤオ
中華料理です。ビーフンを名古屋のきし麺のように平たくした麺で、焼クイティヤオと汁クイティヤオがあります。わたしは焼きクイティヤオが好きでよく食べます。

ビーフン
これも中華料理で、普通のビーフンで、焼と汁があります。

次回はカツにしようと思います。

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