東京オリンピック・パラリンピック開幕に寄せる念い
一日一書
祭
※今日は私にとって8年に及ぶ特別な日のため、長文となります。ご容赦くださいませ。
2013年9月7日。
「お・も・て・な・し」で東京が開催地を勝ち取ったプレゼン。
東京で7年後に開催が決まった東京オリンピック・パラリンピック2020。
自分が今後の人生においてどうあるべきかを考えて、その翌日、勤めていたソフトバンクの当時の上司に退社の話をしたことは、今でも鮮明に覚えています。
日本でオリンピックが開催される。
多くの海外の方が日本に来る。
日本についてたくさんのことが紹介される。
日本の若い人たちに、子供たちに日本の良いところをたくさん知ってもらえるきっかけになる。
その日に向けて自分にしかできないことに時間を割きたい。
次の世代へ継ぐことにコミットしたい。
独立起業することへの不安はあったけれど、自分にしかできないことを精一杯後悔しないようにやろうと決めて外に出る決意をして、あっという間の約8年。
5歳より続けてきて、大学でも教育学部の書道科を専攻してきた書家としての道を歩むことを決意して独立。
書道塾を立ち上げ、700名を超えるたくさんの生徒様達と全国でつながり、リアルやオンラインで通っていただけるようになってきました。
Kidsクラスの先生たちも誕生し、子供たちに書をお伝えしていただいている今が出来上がってきました。
さらに書だけでなく、室礼、水墨画、つまみ細工、着付け、香などの日本文化についても多くの先生が未来へ日本の文化を継ぐ「継未-TUGUMI-」の活動に賛同してくれて参画していただいてます。本当にありがとうございます。
未来へ日本の文化を繋げていく活動が少しずつ形になった8年。
まだまだ道半ばだけれども、着実に文化を次の世代へ継ぐ歩みを進めさせていただけていることに感謝しかありません。
また、独立してから8年の間に国内外で書を揮毫させていただき、様々な企業や公共施設などで掲示いただきました。
JAXA「こうのとり」では多くの皆さんにISSへの物資を届けるミッションの成功を祈念して無事届くことを願って打ち上げが成功するように文字を下から上へ書き上げました。
Jリーグのアジアチャンピョンズリーグ(ACL)の「絶対突破」ではアジアの頂点に立てるように、予選を突破させたいという村井チェアマンの強い念いをこめて躍動感ある文字造形で選手、サポーターへと多くの方々に届けさせていただきました。
羽田空港のラウンジにはこれから旅立つ方々の念いを無事に目的地へ運んでいただけるように、飛行機の翼をイメージした「心」や躍動する「静」と安定した「動」という相反する要素を文字に込めて自分と向き合うことに集中していただこうと思い揮毫しました。
様々な作品を生み出すきっかけをいただけたことをあらためて感謝いたします。
2021年7月23日。
2013年9月7日から2,876日。
一つのマイルストーンとして設定した東京オリンピック・パラリンピックがとうとう始まります。
コロナの影響で2013年に思い描いた形とは全く異なるけれど、日本の文化に触れてもらえる地道なアプローチができた8年だったと思います。
そして、今日を迎えて改めて思うのは
今日はあくまで通過点。
生涯を通して行えることに出会え、少なくとも関わってくれた人たちの人生を動かすことになった自分の意思決定に責任を持つためにも
今日はあくまで通過点。
そして、この念いを伝えるためにソフトバンクで磨かせて頂いたプレゼンテーションのスキルをさらに多くの方々に伝えることができているクリエイターとしての歩みも同様です。
独立してから10冊に及ぶ書籍を通して35万人以上の方々にお届けできたことは自分自身も驚きです。
年間200ヶ所、累計1,000ヶ所以上2万人以上の方に直接お伝えすることができたのも本当にありがたく思っております。
2018年12月21日に設立したプレゼンテーション協会には30を超える企業の皆様が共感していただき、さらに多くの個人の皆様が賛同して集まっていただけました。
これからも一人でも多くの方の念いを実現させるためのツールとしてプレゼンスキルを強みにしてもらいたいと思います。
この夏は第1回全国高校生プレゼン甲子園もスタート。
400を超える応募があり、8月には決勝が開催されます。
小学生のプレゼン大会も同時に開催。
Kidsクラスのプレゼンオンライン講座は人に何かを伝えることが好きになってもらいたくて新規事業としてスタートしました。
今後、子供たちにプレゼンを指導する先生方を募集して多くの子供達にプレゼンスキルを伝えてもらいたいと思います。
まだまだここに書き尽くせないほどの念いが様々な形になっており、そしてこれからもどんどん形にしていきたいと思います。
そしてどのアクションにも一貫しているのは
「念いを伝える」
ということです。
これからも、一人一人の念いが伝えられるスキルやツールを養う場を提供させていただき、ツールを自分のものにしていただきそれぞれの未来を叶えるお手伝いができればと思います。
これまでの8年間に至る上で関わっていただけたたくさんの方々に心から感謝します。
そして、これからもたくさんのアクションにご一緒いただけますと心から嬉しく思います。
この夏の4年に1度の祭典を、それぞれがそれぞれの場所で存分に味わいましょう!!
長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
改めまして、
これからもよろしくお願いいたします。
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