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「もうこの業界で食っていけない」

こんにちは!
人と会社を幸せにする研修会社の前田ゴマです。

最近、色んな方に「創業のエピソード」を聞かれるので、お話してみようと思います。。。
ぶっちゃけ、創業するつもりはありませんでした。笑
結論からいくと、このタイトルの言葉を前職の社長に言われたからです。

元々、前職は子どもたちをキャンプに連れていく仕事をしていました。
2泊3日で、夏は海や山、冬はスキーなどに、学校にチラシを巻き、子どもたちを主要な駅に集めて、大型バスに乗せて、キャンプに行く。
ツアー会社?自然体験専門の塾?
そんな感じです。笑

やっている仕事は楽しかったですが、、、、中々にハードな会社で。笑
入社当時、僕には3名の先輩がいましたが、毎年1人ずつ辞めていくんですね。
知らず知らずのうちに、給料は上がらないのに、仕事も責任も増えていく。そんな状況でした。(辞めてからの話ですが、友人に言わせると、この時の僕は顔が死んでいたそうです。笑)

で、いろんな仕事や作業が積み重なり、
ある日、社長に理不尽に電話で怒鳴られることがあり、
その瞬間に「もう無理!辞める!」と思って、退職を決意しました。
辞めるとLINEで伝え、社長との面談が行われました。

社長に呼ばれて、社長室に行き、
「辞めるんか?」
そこから15分ぐらい話をしました。
「なぜ、辞めるんだ?」
「今任せている仕事はどうするねん?」
「後輩の方が頑張っているのに、お前はなんや?」
「お前が辞めるのは、俺のせいか?」
とこんな会話だったように思います。

そして、最後の方に彼がこう聞きました。
「これからどうないするねん?」
と彼がこう聞いてきました。

僕は、「分かりません」と答えました。
当時、本当にどうするか決めておらず、
今まで、野外教育の仕事しかやったことが無かったので
なんとなく辞めてもこの業界にいるんだろうなと、、
ぐらいに考えていました。

すると、社長はこう言いました。
「もうお前はこの仕事では食っていけないからな」

この言葉が凄く衝撃でした。
彼は業界の中ではそこそこ顔が広く、、
業界の飲み会で辞めていった先輩たちのことを「あいつは使えない」「あいつはいらん」と話していた場面が蘇り、自分も同じ目にあう。
悪評が広められて、もう自分の好きな業界で働けないと感じました。

そのまま引き継ぎにバタバタし、代表からの言葉にモヤモヤし
次の職場や仕事は決めれずに、
退職を伝えてから2~3週間程度で退職しました。

頭の中では、「もう無理だ」「この業界では働けない」と思っていました。
僕のキャリアの中で野外教育の仕事しかやったことが無い。
この仕事が好きなのに、もう働ける場所は無いんだと思っていました。

でも、野外教育を中高生や大学生、企業へ提供している方や会社があることは知っていました。
そこで気づきます。「今持っている知識や経験、ノウハウを大人向けにすればいいんだ」と。

そこから、僕の経営者、アドベンチャーリンクの道は始まっていきます。
今となれば、前職の社長からは、良くも悪くも色んなことを経験させてもらえたことも事実です。

まだまだ道半ばです。ここから前田はもっと大きくなります!

まとめ
前職の社長の言葉から、開けた新しい方向性。心無い言葉と僕は受け取りましたが、そこで得れたものも大きい。今に感謝して、さらに飛躍します!

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