"Goddess’s Blessing Keeper" 新しい名前で間もなくお披露目へ
「DUNGEON HIKER」を今回の世界観に合わせて「Goddess’s Blessing Keeper」とタイトル変更しました。今回はその顛末をまとめてみました。
「DUNGEON HIKER」の作ってみたはこちらをご覧ください。
最新版は名前を変えて、ルールとシナリオを大幅に整え直して 0.8.8版としてリリース予定です。
さあ、はじめましょう。
今回名前を変えるに至った経緯は単純に 「DUNGEON HIKER」がゲームの本質を伝えるタイトルではなくなったからです。過去に利用例がなく、2語でシンプルに手軽なゲーム性を伝えられるタイトルとして「DUNGEON HIKER」と名付けました。このタイトルは子供でも遊べるミニュチュアゲームを目指して使い続ける予定です。
一方で、現在完成を目指している「DUNGEON HIKER」は0.8.7版で「女神の加護」によって作られた世界で加護の乱れたエリアがダンジョンとなっているという設定を軸に組み直し始めています。このゲームは当初の単純さよりもダイスプレイスメントというゲームメカニクスを活かしたいという狙いの方が主軸となっており、"DUNGEON HIKER" と名付けた時のコンセプトから遠い状況にあるため、タイトルから期待されるゲーム内容ではないため、変える事にしました。
現在のゲーム内容とタイトルから期待して内容を確認した人をガッカリさせないタイトルとして試行錯誤した結果、
この名前を使い続けるよりも、現在のゲーム性に焦点を当てた名前を「Goddess’s Blessing Keeper」とする事にしました。英語版に翻訳する過程で「女神の加護」を「Goddess’s Blessing」としたことで、加護→祝福とする事にした次第です。
「Goddess’s Blessing Keeper」と名前を付け直した効果はシナリオについても「女神の祝福」を軸として、チュートリアル的なシナリオを1として、２，３と複数のシナリオを準備中です。
また、0.8.7 版で導入した 相手CR を仲間CRと同じダイスプレイスメントのシステムで解決しようと試みましたが、テストプレイを繰り返していると相手CRの処理でダイスプレイスメントの選択に頭を使う事が冗長だとなりまして、相手CRはアクションダイス(Ad)に対して組み合わせを排して固定値で処理をする系統のもどしました。合わせて相手には スキルダイスは適用しないで Ad のみにすることでシンプルにすることでプレイスピードを上げる事に成功したと思います。
今回、ミニュチュアゲームに縁がない家族に協力してもらいテストプレイの中で相手の操作にプレイヤーが思考する事は無駄、プレイヤーキャラクターの操作に集中できる方が楽しんで貰えると判ったため、行動を決める判定ルーティーンもプレイヤーを困らせるロジックは排して操作する時に考える必要が極力生じない形に修正中です。この変更は予想以上にプレイ体験の向上につながっており、テストプレイでもプレイし易くなったと好評です。
「ミニュチュアゲーム」をするのに仲間CRのミニュチュアを操作して障害に立ち向かうという目的に対してソロゲームの場合に障害の難易度は楽しむ対象ではなく、極力時間を掛けたくない領域であることも今回の学びでした。
シナリオメカニクスの改善についてもテンポよく早めに「報酬」を得られるとして、報酬も「復活の回数を増やす報酬」とレベルアップして振れるダイスの数を増やして「行動回数を増やせる報酬」を用意して、ここでも選べるジレンマを用意したりと障害の攻略の仕方を選べる要素を追加して検証中です。
加えて現在の「必ず選んだ行動は成功する」という点についてプレイヤーはどうしても対抗ロールがしたくなるのでは？とか相手の攻撃の時に反撃して逆に相手にダメージを与えるチャンスがある（逆に自分の攻撃で反撃されるリスクがある）方がダメージが入る機会が増えてテンポが上がるゲームが好きな自分の嗜好を加えるべきでは？などなど考えましたが、これはシンプルさから遠のくため今回は入れないと改めて方針を決めるなどしております。
という事で「Goddess’s Blessing Keeper」0.8.8版のリリースにご期待ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は改変したルールを読んでみないとなんのことを言っているのか判り難い内容になっているかもしれませんが、家族を含めてテストプレイに参加してくれた皆さんや試行錯誤のポイントに従来のミニュチュアゲームの歴史や傾向からコメントしてくださっている皆さんのおかげで悩みつつ取捨選択が出来ている事に感謝申し上げます。
ミニュチュアゲームはミニュチュアペイントしてお気に入りのミニュチュアを操作して遊ぶのが楽しいテーブルゲームです。何か興味を持っていただけることがあれば是非遊んでみていただけると嬉しいです。