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作ってみた 「ダンジョンハイカー(Dungeon Hiker)」ver.0.7.0.1(2024/9/20更新)
はじめに
「ダンジョン折り紙」を使って遊ぶ人を増やしたいと思って簡単なゲームを作成しました。仲間や相手のキャラクターは駒やアクスタ、ミニュチュアを使って遊んぶ時には写真に撮って様子をSNSに上げてくれると嬉しいです。今回は特にこども向けに簡単な言葉を使って作ってみましたので、是非お子さんがルールを読んで考えて遊んべるように配慮しました。ダンジョンハイカーはこちらからPDFがダウンロードできます。
最新版 0.8.7版はこちらからダウンロード出来ます。
履歴
2024/08/13 若干の修正とレイアウト調整してこども向け ver1.1 をリリースしました。
2024/08/15 見直しのためこども向けの頒布を中止しました。再開時期は未定ですが9月には整理し直して再リリースしたいと思います。申し訳ございません。
2024/08/15 子供向けにしないで、標準版として 0.7版を作成しました。頒布は通常の著作物として頒布します。内容的には漢字が読めればお子さんでも遊べる簡単さにはなっています。
2024/08/15 PDFの文字レイアウト崩れがあったため、ver. 0.7.0.1 を作成しました。ぐりっとさん、ご指摘ありがとうございました。
2024/08/18 ロゴを作成しました。
2024/09/14
0.8.6.2版のエントリーへのリンクを追加しました
2024/09/20
0.8.7版のエントリーへのリンクを追加しました
ここではどんな手順で作ったのかを記録します。
なお、折本の紙の折り方はこちら「kinkos 手軽に作れる「折本」ってどんなもの?同人折本の作り方をチェック」を参考にしてください。現在の0.7版は折本レイアウトはありません。A7サイズになっていますのでA4に折本レイアウトで印刷してくだされば折本でも利用可能です。
ペーパーミニチュアはこちらがおススメ。カワイイのが山盛りな有料版も要チェック!みそ汁ブシャー(ひじき)さん
おためし!キャラクターとモンスターペーパーミニチュア+立ち絵データ | 冒険者の臓物庫
遊んでみた
ダンジョン折り紙とペーパーミニチュアで遊んでいる例
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150814198/picture_pc_d50af0376adf25bc94a5546f7e2b65b1.jpg?width=1200)
無事クリアして【ふっかつのお守り】に入手
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150814203/picture_pc_26a212a05bab5c6b60c183e0e97c080c.jpg?width=1200)
クリアしないため直ぐに逃げました
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150814208/picture_pc_f3a3a467b21440ae11447670233ae34a.jpg?width=1200)
ギャザリングイベントはクリア済みなので全員倒して経験値のみ
作ってみた
A4 一枚を使って8ページの簡単な冊子で遊べるミニチュアゲームのルールをキッカケにもう少し整理したくなって、自作のゲームを作り始めました。
特徴とした点
ダイスプレイスメントを使う
極力シンプルにする
魅力的な選択肢を用意する
ストーリーを入れる余地がある
A7 サイズ 8ページ以内に納める
ダイスプレイスメントを使う
ダイスプレイスメントとは振ったダイスをどんな事に使うのか配分するシステムの総称です。普通のゲームではダイスを振る目的を決めて成否を判定しますがダイスプレイスメントではダイスを振ってから値を見て使い道を決めるため、選択できる行動から成否を自分で選ぶ点にパズル性を作れるのがダイスプレイスメントです。
ダイスプレイスメントの利点はダイス目の組み合わせと出来る事の組合せから行動の範囲を予想可能と出来る点です。これはプレイヤーにとっても手筋を予想し易くし、好みの行動パターンをデッキのように考えるゲーム性を提供出来る事にあると思っています。
ダンジョンハイカーでは下記の点を工夫しました。
ダイスの使い道を行動とスキルから選べる
2つのダイスの使い道を行動に2つ、スキルに2つと偏らせる
特定のダイスの目(合計を含む)でないと選べない選択肢も用意する
極力シンプルにする
「考える機会」をダイスプレイスメントに集中させて下記の制限を考慮してルールを考えました。対象年齢として極力小学校5年生までに習う漢字の範囲として表現を整理しました。
ダイスプレイスメントで出来る事をコントロール可能にする
攻撃への対抗手段をなくす
体力の回復手段を基本なくして、デッドリーにする
仲間と相手(敵)で出来る事を同じにする
魅力的な選択肢を用意する
プレイヤーが選びたくなる、相手に選ばれると嫌な行動やスキルを用意する
行動 の 6 は 1~5までのダイス目の行動から複数選べるようにして複数回行動できるようにする
スキルには強烈な効果を用意して、PCは自由に選べるが相手は自由には選べないとして原則PCが有利になる(はず)の状況を危険を楽しめる
魔法はダイス2つの合計で発動できるようにして使える頻度を上げる
体力0 になった時の救済策「復活」を用意する
ストーリーを入れる余地がある
ダンジョン折り紙1枚毎にイベント等を設定を可能として、ストーリーを入れる余地を作りました。今回は4枚としましたが枚数を増やしてストーリーを長くすることも可能です。
4枚にした理由は起承転結を表現したかったのですが、今回は十分に設定する事が出来なかったのは残念ですが、まずは世間に出す事を優先しました。
今回、標準の0.7版から「シナリオ」を追加しました。ロールライクハーフの d66/d33 システムの導入も考えましたが 1ページに収まらないため起承転結をイントロ、ギャザリング(収集)、ドラマチック、クライマックスの4つのイベントとして定義し、難易度をイージー、ミディアム、ハードとして12マスのシナリオ表を埋めていく形で経験値を稼いで成長を狙いつつ、最後のクライマックスのクリアを目指すシナリオの歩き方をプレイヤーが選べるメカニクスを考案しました。これは意外にも瓢箪から駒な仕組みではと自画自賛中です。
2024/8/16 ダンジョンハイカーのシナリオの作り方も書きました
A7 サイズ 8ページ以内に納める
1ページゲームとして、A4 一枚を折りたたんで8ページの冊子にするため、A7のサイズに入るように作成しました。ページに分割することで見開きの時に情報がまとまるように配置出来た点はよかったです。
整理してみた
まずはGoogleドキュメントでアウトラインを書いたあとにGoogleスライドに1ページ毎に落とし込んで、平日にミニュチュアゲームを遊んでいる立川平日会の方々と共有してアドバイスをもらって今回の ver1.0 と出来ました。
様々な視点でご意見をいただきまして完成度を上げる事が出来ました。立川平日会の皆様に感謝します。
タイトルは仮称で「ダンジョンメーカー」とつけてスタートしましたが同じ名前を使っているゲームがあったので重複がない名前を探してハイキング感覚で遊べる手軽なゲームであることを期待して「ダンジョンハイカー」と名付けて、Google スライドから1枚毎に画像に書き出してA4一枚の中に配置して印刷して折って配置を確認して修正して印刷して確認してを繰り返して作りました。
英語版も作ってみた
正式版の作成を進めるにあたり立川平日会メンバーからのフィードバックとシナリオのメカニクスも組み込むとこども向けには適さないためこども向けの公開は取りやめて正式版として 0.7版を準備しました。なんの装飾もない段階ですが0.7版は英語版も用意してこちらで頒布を開始しました。
おわりに
英語版なども作成してみたくなるほど意外と面白いミニュチュアゲームのルールを考える事が出来ました。キャラクター性を付与したり、ダイスプレイスメントのチャートの種類を増やすなどこれを機会に遊び方が増えると楽しいなと思っています。公開した直後にLOS(射線)の定義を省いている事に気がつきました。ページ内に納めるのを最初から諦めていたのですが一旦仕上がったので改めて考えてみたいと思っています。反映済み。
2024/8/15 追記
ダイスプレイスメントのメカニクスだけでなくシナリオのメカニクスがとても気に入ってのでこども向けは取り下げて本来の姿の探求を優先する事としました。まだカバー絵もない雑な状況ではありますがダンジョン折り紙を楽しんでくれる機会となれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ダンジョン折り紙で遊ぶ機会やダンジョン折り紙を使ったゲームを考案する人が増える事を楽しみにしています。