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「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」を観ました!
昨夜「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」を観に行きました。
このアニメーション映画、オリジナル作品と思いきや児童文学の原作があるのですね。知る人ぞ知る小説とのことですが、恥ずかしながら私は全く知りませんでした。
作品名から「ドジっ子の魔女見習いがドタバタのあげく、闇の魔女をやっつける話」と予想していました…… が、違います。
ヒロインのフウカが危機に陥った肉親や親友を救う、という第三者的なものではなくフウカ自身に課された、コンプレックスや疎外感といった内面的な試練に立ち向かうストーリーです。
そのため単なるお気楽ドジっ子モノになっておらず、作品に奥行きを与えています。
かと言って、思い悩む少女を描いた陰鬱な話では決してありません。
言ってしまえば、ヒーローもしくはヒロイン自身が深い葛藤をし、痛めつけられるという(^^;)、作劇の「王道」を踏んでおりこの点に大変好感を持ちました。
アニメーションとしてはスタンダードな作品です。「Production I.G」製作だけあって作画や演出などに破綻は無いと感じました。
ツッコミどころが2、3ありましたが、致命的なものではないと思います。
客層を意識してか上映時間は60分ですが、これが中だるみが無く引き締まった、程好いテンポの展開にしていると思います。
キャストは奇をてらわず声優を起用しているので、堅実さがあり安心して観ていられました。
フウカを演じる井上ほの花は好演だと思います。さすが井上喜久子の娘ですね。(笑)
「え、あのキャラはあの人だったのか」と思わせるちょっと意外性があるキャスティングで興味深かったです。特にレイアは声を聴いて田中敦子だとばかり思っていたら田中理恵で驚きました。
良い映画です。
シリーズ化してほしいと思います。
※文中敬称略
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