【デジタル採点】3年間使ってみて思うこと
みなさんの職場に「デジタル採点システム」は導入されていますか?
私はデジタル採点を使い始めてから3年が経とうとしています。
その間、3つのシステムを使いましたが「採点が早くなった」とはいえません。まあ、改ざんしづらい・点数計算が楽というメリットはありますがすべてを補ってよいものとはいえません。
今回は私が考える「もっとこうなったらいいのに」を紹介します。
①採点が始まるまでの設定が楽になったらなぁ
デジタル採点システムの多くは「スキャナで解答用紙を読み取り」「解答設定されたものと紐づける」というステップを踏みます。
スキャンがうまくいかず、設定に手間取ったり、スキャンに時間がかかったりというほどサッとできません。
私の職場のスキャナは2枚吸い込んでしまったり、ずれて取り込んでしまったりします。それのせいで設定がうまくいかないことが多いです。
そもそもスキャナせずともiPadなどに書き込み、そのまま採点に飛んでくるシステムにならないものかと思います。
それならスキャナに取り込む時間も字が薄いとか小さいとかいう問題も解消されると思いますが・・・まだ先の話ですかね。
②解答の短文ぐらいは自動採点してほしい
色々勘違いしている方がいますが、デジタル採点は自動採点してくれません。記号問題ぐらいは自動採点してくれますが、2語になった時点で自動ではやってくれません。
数学で「ー1」の答えさえダメということです。
せめて3語くらいOKにならないもんですかね・・・
文字の認証性能は向上していると思います。
それを利用して短文ぐらいできるようになってほしいですね。
数学や英語は日本語や漢字と違って数も少ないので早くできるようになってほしいです。
③返却がデータで送られる
答案をデータでアカウントに送られるようになれば、解答用紙をコピーしたり、訂正を再度コピーしたりしなくてよくなると思うんですよね。
システム自体はあるようですが、結局うまく連携できずやったことがありません。これ自体はシステムがあるので来年度聞いてやってみたいですね。
④分析を自動でして、提案してほしい
デジタル採点の強みは採点してしまえば、分析しやすいデータがとりやすいということだと思います。
この問題の正答率がどうだとか無回答がどうだとかはデジタル採点を使えばさっとでてくるものです。しかし、分析に役立てておらず、やるなら自分でデータを抜いてきて分析するしかないということになっています。
本当はデータ連携で生徒の課題や復習ポイントがわかればもっと学習に生かせると思うのですが・・・まだまだシステム的に来ない気がしています。
AIと連携すればできる気がしますけどね。