隠れた名湯。函館の谷地頭温泉がすごかった。
函館は北海道三大温泉郷の一つらしい。
とくに湯の川温泉がよく、泉質もいいという。
得意げに書き出してみたが、これを書いているのは函館から札幌に戻るバスの中である。
しまった!全く気づかなかった!
ぼくのお気に入りの『るろうに剣心 北海道編』にも、斎藤一の「湯の川の湯が効いた」というセリフがある。
フーンと素通りして読んでいたが、ちゃんと信じていけばよかった。
後悔先に立たずである。でも、ぼくも今回オススメされて、函館で温泉に浸かってきた。
谷地頭温泉というのだが、ここがすごかったので、みんなに行ってほしい。
谷地頭温泉は函館の市電で終着駅にある。
駅から徒歩5分くらいで着く。
函館山のふもとにあり、近くには函館神社や碧血碑もあるので、観光帰りに寄れるのがポイント高い。
谷地頭温泉は、温泉が湧く場所だが、函館市民の公衆浴場であり、銭湯料金で入れる。
1名430円で温泉に浸かれるのは破格だ。
なのに、スーパー銭湯並みに広く、ぼくもびっくりしてしまった。
室内に3つの温度が違う温泉と外に露天風呂。
けっこう熱くて、40度、41度、42度、43度であった。
あとはサウナも併設されており、サウナー歓喜のノーテレビサウナだ!
おまけにキンキンに冷えた水風呂まであり、おそらく14度以下である。
整う用の椅子も15個くらいあり、函館山を眺めながら整えた。
ぼくが行ったGW明けの5月6日は露天風呂の一角に桜の木が植えてあり、桜も眺められたのが最高だった。
桜の花びらが舞って、露天風呂の水面に浮いたのを見て、「ここは極楽浄土?」と思ったほどだ。
ぼくは行けなかったけど、ご飯を食べられたり、ソフトクリームも売っていた。
今までぼくが行った銭湯料金で入れる場所の中で、谷地頭温泉は一番よかった。
ぜひ函館旅行をする温泉好き、サウナーがいれば、ここに足を運んでほしい。