高山での木工体験と岐阜県の魅力を再発見する旅
11月7日
ある女性社員の朝礼でのお話。
先週の3連休を利用して、岐阜県の高山に旅行に行ってきました。今回の旅のメインは、友人が勤めている家具メーカーで開催されたワークショップへの参加でした。木工作家さんを講師に迎え、「曲げわっぱのお弁当箱づくり」を体験するという貴重な機会でした。
場所は飛騨産業株式会社さんの直営店「遊朴館 HIDA GALLERY」というところでした。
ワークショップの内容は、作家さんが仕上げた曲げわっぱのお弁当箱に、自分でデザインした留め具を取り付けること。桜の木の樹皮を使い、小刀で切り出して適当な長さに加工し、お弁当に穴を開け、樹皮を通していきます。最後には木の特性を生かして水を含ませ、膨張させて樹皮を固定し、にかわで仕上げました。これが意外と難しく、2時間半のワークショップでは作業を終えるのが大変でした。改めて、作家さんの技術のすばらしさと木工の奥深さに感心させられました。
高山の観光も堪能し、帰りには多治見駅に立ち寄りました。ちょうど「国際陶磁器フェスティバル」が開催されており、駅には陶磁器の展覧会のポスターや有名な作家さんのお茶碗が展示されていました。高山が「木工の町」であるのに対し、東濃地方は「陶磁器の町」であることを再認識しました。同じ岐阜県でも地域ごとに異なる素材で伝統が築かれてきており、その魅力に改めて惹かれました。
歴史ある陶磁器という素材を扱いながら、作り手と使い手の架け橋として、暮らしを豊かに彩ることに少し誇りを感じた一日でした。この体験を通じて、岐阜の地の魅力と職人の手仕事の尊さを再発見した旅となりました。
社員 S.N
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