13. インド武術カラリパヤット_カラリをすると若くなる!?
いきなりぬか喜び
Vanakkam.
自分でそう言っているのもありますが、友人からも「カラリをやっている人」と認識されている私です。
「色々インドの人」とも…笑 仕事でも関わってるからですね。
そんな私を見て自分は無趣味であると嘆き、何かないかな~と言っている友人がいます。確かに毎週カラリをする楽しみがあって自分はよかったなと思いますが、無趣味だと言う友人は複数いますが割と皆週末などに様々な楽しみがあるんですよね。ライブに行ったりドライブに行ったり。フラットにいろんなことを楽しんでいる様子があり、それは私には不足しているのかも、私もカラリについて、アイデンティティとか言って固執してばかりではいけないなとも思ったりします。実際日曜はカラリでほぼ終了ですからね。
何事も適度が大事です。
今日は練習の様子のほか、カラリをして良かったことなどをテーマにします。
そういえばカラリを始めた頃(日本)、教室には美しく強い女性の先輩が複数いて「おお…カラリしたらこうなる(=美しくなる)んだ~いいな~」とか思ったものですが、その先輩というのが一人はお父様が某国の人でハーフ、もう一人は元国際線のCAで、カラリがどうとかではなく元々ビジュアル的に美しい人が多いと思われる属性(個人の見解です)の方だったことを後で知り、がっくりきたってことがありました。
残念ながらカラリしたって十人並みは十人並みです。爆 そして彼らはその後辞めてしまい、多分今は私の方が上達しているはず。笑
Meypayatt(メイパヤット/動きのある型)、動物姿勢
前回は基本のキック(Kal)について書いていました。
私の道場では本人の進度に合わせてですが、最初のストレッチの後キック→動物姿勢または動きのある型であるメイパヤット→武器の順番で練習しています。
ストレッチ~キックまでがウォーミングアップとされていますが、これだけで1時間以上かけており、2時間ほどある練習の大半がウォーミングアップっていう。笑
なお私の知っている他の道場ではストレッチがなく太陽礼拝、その後キックとなるのでこの道場では事前に自分でストレッチが必要なようでした。
動きのあるメイパヤットは色んな種類がありますが、飛ぶ、伏せる、ひねる、反るなど人が出来るほぼすべての動きが含まれており、総合的な「ボディコントロール」と言えるものです。
その後「動物姿勢」、動きのない型、静止する型をやります。ヨガに似ているとも言われますが、基本的には象、馬、ライオンを私の道場ではやります。
特に象は基本的な型で、体幹を鍛えるにはうってつけです。私は家でもやっています。Kalari elephant postureとかでyoutubeで検索したら結構出てくると思います。
型の詳細を文字で説明しても分かりにくいので割愛しますが、youtubeなどにかなりの数の動画が出ています。昔は門外不出、口伝で伝わっていたのですが最近は各道場プロモーションに余念がありません。笑
カラリの効用- ボディコントロールとは
残念ながらカラリを続けても美人にはならないことは分かりました。笑
が、個人的なコメントではありますが、カラリには続けて良かったと思える効果がたくさんあります。代表的なものをご紹介します。
・歩くのが速くなる
これは還暦を過ぎてカラリを始めた方が言っていた効果です。
長く歩いても疲れにくくなった、また歩くのが速くなったとも。体力がついたって事でしょうかね。
因みに私も歩くのは速い方です。ジャンプなども練習であるので、足腰が強くなっているのではと想像します。
・若くなる
これはカラリの効果として最大かもしれない。笑
私の所属道場は世界中の国に生徒がおり、私も本部道場に滞在したときに各国のカラリメイトと交流することがありましたが、押し並べて皆若いです。年齢不詳。
西洋人の場合ヴィーガンが多く、その分老けちゃってる人も結構いますが基本的に年の割に体力があり、元気で姿勢も良い印象です。
グルカル曰く、「カラリはボディコントロールだからだ」と言っていました。だからやっていると若くなるのだと。
その意味について自分で結構考えていましたが、要は「体を思いのままに動かすこと」なのかなと思っています。
カラリは上述の通り人間が出来る(けど日常では使わない)多くの動きを含む武術で、まさしく全身運動。なんでも使わないと錆びついたりして劣化する訳で、カラリをしていると首、腕、背中、腹、足と体全てを使うのでキレが保たれる状態になるのではないかな、と理解しました。エビデンスはないですけど…笑
で実際日本のカラリの仲間を見ても、年齢聞いてびっくりな人が多いです。
良く見りゃそりゃ年齢相応に皺だのしみだのはありますが、若々しいです。
練習の直後は特に、皺が薄くなってる気がする… と先生が言っていました(先生個人の見解です)。
加齢に抗えはしませんが、どうせなら元気に年を取りたいものです。