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美術と心byまぁちゃん

こんにちは!スタッフのまぁちゃんです。
今週は台風にふりまわされた1週間でしたが、いかがお過ごしでしょうか。
最近、新聞を読む習慣ができたので、新聞の記事(といってもアートの部分)から書きます。


「熊野観心十界曼荼羅」
江戸時代に描かれた、生まれてから亡くなった後までの死生観が描かれた絵図です。
地獄などの死後の世界も描かれており、この曼荼羅を使い、当時の宗教者が各地でお話を語ったようです。

この曼荼羅の特徴は、「追善供養(生きている人が亡くなった人の冥福を祈って行う供養)」。
つまりテーマは、亡くなった方の幸せを願うこと。

この曼荼羅には、地獄から救われた人が描かれていますし、「賽の河原(親より早く亡くなった子どもの地獄)」には鬼など恐ろしい存在は描かれていません。


同じページに紹介されていた作品がもう1つ。

「地獄極楽めぐり図(過鍋暁斎)」。

亡くなった娘の一周忌にむけて描かれた40図にもわたる画帖で、亡くなり惜しまれる場面からスタートし、幸せな極楽にむかう様子が描かれています。

生前に少女が好きだったものがたくさん描かれ、手に取ることで、少女がどんな子だったかを思い出せるものだそう。
きっと、少女の幸せをたくさん願って描かれたものなのだと思います。


記事を読みながら、
美術は、人を癒すものにもできるし、大切な思いを込めることができるものでもあるんだなぁっと思いました。

これから芸術の秋を迎えます。
アートに触れる時間を取ってみて、作品から何かを感じてみるのもいいかもしれませんね。


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