現実は生理現象くらいの負荷で生きてみようと思う。

そろそろ現実に戻ろうかな。

思考回路の目処がついた。

自己否定を元にしたネガティブな回路から
現実に対応可能な面白みのないものへ。

醜い感情に心が掻き乱されない代わりに
踊り出したくなるような夢心地を味わう
こともない現実へ。

そんな退屈な人生へようこそ。私。


やりたいことが見つかるんじゃないか?

そんな期待を抱いていたけれど、
私が最優先で願っていることって、
現実を気楽に過ごすことだった。

特別な才能もなく、
人並みに生きられない個性を持ち、
それをカバーする知恵もなく、
ノーガードで生きてきた。

ない才能をあると信じ込み、
個性を磨こうともせず、
自分や誰かのせいにして、
考えることを放棄していた。

人生を自分事として考えていなかった。

今の自分でしか生きられないなら、
ここで生きてゆくしかないんだよね。
当たり前だけれど。

特別な才能は何もないけれど、
これまでよりは、気楽でいられる。
自分以外になる努力はしなくていいから。

いい人でいる必要もない。
やっぱり好かれたいけれど、
嫌われたなら、どうしようもない。
本音にダメ出しされることもない。
口に出さない限り、心は自由でいい。

生活のためのお金を稼いで、
見合った範囲で美味しいものを食べて、
トイレ行って、寝る。

今日を事無く終えて、
明日に命が繋げるなら、それで十分。

人生に価値を置かない。
大事に思うから、
生きることが怖くなる。

大切なのは、命。
今であって、人生ではない。

現実は、生理現象。
そのくらいの負荷で生きてみよう。
今のところは。

現実は変えられないので、抗わない。
淡々と対処するしかないもの。
逃避しがちなので、常に今にいること。

人生の課題を増やすと、
今を置き去りにしてしまう。

過去は、前世。
楽しい思い出でないなら、最小限に。

未来は、一歩先まで。
先を見て生きるためには、
あまりにもパワー不足。

とりあえず、今日を終わらせる。


 fumori 

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