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過程のある暮らしを愛するということ

こんにちは、まどろみです。
日々丁寧な暮らしについて考えています。

今日は、秋の味覚焼きいも。
その焼きいもから思いついたことがありまして、徒然なるままに書こうと思いキーボードを叩いています。

焼きいもがおいしい季節になりましたね。
半分に折ったときのほかほかとした蒸気、ねっとりとしてツヤツヤ輝く黄金の中身、しっとりと甘いお味。さつまいも製品は大概好きですが、やっぱり焼き芋が一番好きです。

実家にいた頃は冬になると父が、秋に収穫したさつまいもをダッチオーブンに入れて、じっくりと火を入れ、焼き芋を作ってくれていました。

そんな父の姿を幼い頃から見ていたので私は知っていましたが、焼き芋って、意外と時間かかるんですよね。
芋のサイズにもよりますが、だいたい1~2時間くらい。父はあえて細めの芋を選んで焼いていましたが、それでも1時間は最低でもかかっていました。

あせって強火で焼いては中に火が通る前に焦げてしまうので、弱火でじっくり時間をかけて焼く。時々ひっくり返して、焼き加減を見る。これを1~2時間。
この工程を経て初めてあのおいしい焼き芋にたどり着くことができるのです。


焼き芋、なんて面倒なやつなんだ。

スーパーに行けばものの数分でおいしい焼き芋が手に入るのに。
片付けもいらないし、原材料だけ考えたらちょっと割高だけど、時短だし、おいしいし、それでいいじゃないか。

―――なんて一瞬でも思ってしまうのは、私も現代人だな、と少し笑いました。

でも、スーパーの焼き芋も味はとってもおいしいのに、あの長い時間を経て得られた焼き芋の方がおいしく、心満たされるんですよね。
昔の思い出補正もあるかもしれませんが、父と時々鍋をのぞき込んで待つ時間は、大人になっても覚えているくらい印象的なひと時だったと思います。

なぜ同じ焼き芋でも、スーパーで買った焼き芋より家でじっくり焼いた焼き芋との方が心満たされるかというと、費やした手間と時間、それから得られる楽しみが違うからではないでしょうか。

仕事をしていると、同じ結果が得られるなら低コストで早く手に入る方がいいと思うことも多いのですが、自分の満足する暮らしを目指そうとすると必ずしもそうではないようです。

私は焼き芋を食べることも好きだけど、焼き芋を作る過程も楽しんだ方がより満足感が高まることに気づきました。

ホクホクかねっとりか今日の好みを考えながら芋の品種を選び、鍋を用意し、じっくり焼きながらだんだんと香ってくる甘い匂いに心躍らせ、できあがった焼き芋を家族と食べる。この過程のある暮らしをしていきたいんだと、私は思うのです。
また、それが私の思う丁寧な暮らしの一面でもあるのかな、と。

ただ結果だけを享受するのではなく、その過程を楽しむ一面が丁寧な暮らしには存在するんだと、しみじみ思ったわけです。

・出来合いの総菜を買って食べるより、自炊する方が好き
・きれいなホテル暮らしより、自分で掃除した空間は達成感がある
・便利グッズを買うより、家にあるもので工夫してみたい
・ツアーで行くより、色々自分で調べて旅行プランを組みたい

暮らしの中でこのように思った覚えがある方、きっと結果だけより過程も楽しみたい方だと思うので、ぜひ暮らしに取り込んでみてください。

今日は短めですが、この辺で!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆様と一緒に丁寧な暮らしを目指していくお手伝いができれば幸いです。

2024.11.16. まどろみ

最近焼き芋のためにストゥブ鍋を買おうかずっと悩んでます。似たような調理器具で電気圧力鍋も持ってるのに、あの見た目が可愛くて、ストゥブ鍋関連の記事めっちゃ読んでしまってます。年末は財布が緩みそうでいけない…。



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まどろみ/丁寧な暮らし
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