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子ども欲しい願望はどこから来るのか

こんにちは、
社会人大学生のまどかです。

今日は、ちょっとセンシティブかもしれないけど
私の子宮と
子ども欲しい願望についての考察をお話ししようかと思う。

子どもを欲しいと思う願望はどこから来るのか?


「子どもを欲しいと思う願望」は、
誰しももっている普遍的な願望のように感じます。

しかし、その思いの源泉や背景は非常に多様で、
一人ひとり異なる理由や価値観に基づいています。

そんなん当たり前だけどさ、
やっぱり「子どもを欲しい」と思うのが通常であり
そう思うのに理由は不要だけど
子ども欲しいとは思わない、という意見を言おうとすると
理由を探さなければならない気がするんですよね。

私自身、今は
子どもを欲しいと思えないという感覚を抱きながら、
婦人科での診察を受けたことを通じて、
このテーマについて改めて考えさせられる機会がありました。


3年以上、生理が来てない。


私には3年以上、生理が来ていません。
20歳になる前くらいから現在まで12年ほど、
ピルを飲み続けているため
子宮内膜が極限まで薄くなっていて
生理の期間中に落ちる内膜(=経血)が
そもそも存在しないんですね。

ピルをもらうために診察は受けていましたが
オンライン診察なので内診台には乗らないし
私も処方さえしてもらえればいいと思っていました。

なので一応「生理(消褪出血)来てないんですよね」と伝えた時、
「ピルの効用なだけなので、大丈夫ですよ〜」と言われたのを鵜呑みにして
正直なところ、それに対して特に不安を感じることはなく、
「生理がなくてラッキー✌️」というくらいにしか思っていませんでした。

生理があるときの煩わしさや不快感を思えば、
むしろ快適に感じていたくらいです。


特に気にしないまま月日が過ぎた頃、
住んでいる自治体から
子宮頚がん検診のクーポンが送られてきたので
検診を受けに行きました。

その診察の時に、自然な会話の流れで
・生理が3年以上来ていないこと
・ピル処方時にもそれを伝えているが、大丈夫だと言われていること
を伝えると
「今後も妊娠を望まないのであれば大丈夫だけど
 可能性を残しておきたいんだったら大丈夫じゃないねえ」
と言われて、びっくりした。

そうか、あの「大丈夫ですよ〜」は
「妊娠を望まないのであれば」という
条件付きだったのね。

そして子宮頚がんの組織診後、
エコーを見た。

案の定、子宮内膜がほとんどなくて、
閉経後のおばあちゃんみたいな状態になっていることや
「子宮後屈」であることが新たに分かり、
医師から「妊娠の可能性を残すためにピルをやめてみてはどうか」という提案を受けました。

んーーーー
子ども欲しいかどうかなんてわからないなあーーー。

少なくとも今ではないし、
今後もほしいと思うかどうかは分からないなあーー。。


というのも、
子どもはめちゃくちゃ好きなので、
当然自分の子どもが欲しいと思っていた時期もあったのですが、
最近はそれがあまりしっくりこないんですね。

その理由の一つは、私自身が
漠然とした希死念慮を抱えていることにあるのではないかと考えています。

常にぼんやり、「もう終わりにしたい」という感覚を抱えている状態で
「この先しばらく生きる」という前提を置くのが難しいため、
「子ども」という未来の象徴が遠い存在に思えるのです。

そこでふと思った。

子どもを欲しいと思う願望って、どこから来るんだろう?


これには生物学的な要素から社会的な影響、個人の価値観まで、さまざまな側面があるかと思うんです。

 生物学的な視点
人間を含む生物には、種を存続させるために子孫を残す本能が備わっています。
これは「生殖願望」とも呼ばれ、
進化の過程で形作られた自然な衝動だとされています。

でも、ライフスタイルや価値観の多様化によって
本能的な側面だけで「子どもを持つ願望」を語るのは難しくなっているなあと思います。


社会的・文化的な影響
女性は子どもをもつことこそ至高の幸せだという考え方があったり
自分にとってかなり身近な存在である「母親」は
そりゃ子どもを産んだバージョンの人生を歩んでいるわけだから
そちら側の立場で話をするよね。

「親になったらわかるよ」とか言われちゃうと
なんも言い返せなくてずるいですよね。
でもきっとあるんでしょうね、本当に
親にならないと分からないことって。

一方で、近年は「子どもを持たない」という選択も
受け入れる風潮が広がっているとも感じます。

そのため、
「自分は本当に子どもを欲しいのか?」を
考える人が増えているのかもしれません。


愛するパートナーとの関係
子どもを持つ願望が芽生えるタイミングの一つとして、
「愛する人との子どもを育てたい」と思う瞬間があるんじゃないでしょうか。

この人の子どもだったら欲しい。
子どもを通してこの人との繋がりを深めたい。
愛する人との遺伝子を残したい。

パートナーがいると、こういう感情が湧いてくるのでしょうか。

逆に、特定のパートナーがいない場合や、
パートナーシップの中でその話題が上がらない場合には、
子どもを持つことへの関心が湧かないこともありますよね。


個人の価値観とライフステージ
子どもを欲しいと思うかどうかは、
個人の価値観やライフステージに大きく左右されます。

たとえば、キャリアを優先したい人や趣味や生活を楽しみたい人にとっては、
子どもを持つことが必ずしも優先事項にはならないかもしれません。


また、若い頃は子どもに対して特に関心がなかった人が、
年齢を重ねるにつれて気持ちが変わることもあります。

このように、人生のどの段階にいるかによっても願望の有無は変化し得るのです。




私自身、現時点では「子どもを欲しい」と思えない感覚は変わりません。

ただ、それは「今の私」の気持ちであり、
未来の私がどう感じるかは分からないとも思います。

ピルをやめるという選択も、今すぐの変化を求めるためではなく、
未来の可能性を閉じないための一つのステップだと受け止めています。


「子どもを欲しいと思う願望」は、
生物学的な本能や社会的な影響だけでなく、
一人ひとりの人生観や価値観に深く根ざしたものだと思う。

そして、その願望の有無に正解はない。


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