見出し画像

直接学習とルール志向行動とMIU404

こんにちは、社会人大学生のmadokaです。


先日、心理学の課題を解いていて初めて知ったことの共有をば。

「ルール志向行動」と「直接学習行動」


今日は、この二つの行動パターンを解体しながら、
どういう状況でどちらの行動を取るべきかについて考えてみる。



 ◾️まずはクイズ

「友達に『この映画、絶対観るべき!』と言われたので、映画館へ足を運んだ」

この行動は、ルール志向行動? それとも直接学習行動?


いや知らんがなって感じですよね。
私も、解きながらそうつっこみました。

で、答えは、ルール志向行動 なんです。

え? ルールじゃなくね?

そう思ったんですが、
「誰かの言葉を信じて行動すること」 も、広義のルール志向行動なのだと。


例えば、

「この本、すごく売れてるらしいから買ってみた」

「転職は3年続けてからって言うし、辞めるのはまだ早いかな」

「30歳までに結婚しないと売れ残ると聞くぞ…」

こういうのも、全部「ルール志向」。

要は、「自分の肌で感じたわけじゃないけど、周りがそう言うから」っていう行動は全部、ルール志向の行動なんです。



直接学習行動とは


一方で、その逆である「直接学習行動」というのは
一言でいうと、「やってみなきゃわからない!だから実際にやって学んでこ!」
っていう行動の取り方。


たとえば

ストーブを触って火傷し、「熱いものは危険」と学ぶ

テスト勉強をサボってみたら、見事に成績が落ちた。次はちゃんとやろうと決意

勢いで転職したら大失敗。「仕事選びって慎重にしなきゃ」と悟る


こういうのは実感を伴う学び だから、強烈に刻み込まれる。


でも、欠点もある。

だって、全てが直接学習でしか行動できないとなると、
「赤信号を渡ったら危険」ってことを学ぶのに、実際に事故に遭う必要があるから。

だからこそ、ルールが必要になる場面 もある。

なるほどね〜、そういう分解の仕方があるなんて、考えたこともなかったや。


命に関わること(法律・医療・交通ルール)は、ルール志向で!
未知の世界へ踏み出すとき(転職・恋愛・創作活動)は、直接学習で!

こうやって使い分けられればいいのかなと思った。


ただ、こういうことを考えずに、

「なんとなくルールを守ってる」「なんとなく経験だけに頼ってる」

それは、思考停止ってやつですね。



 MIU404に学ぶ「ルール vs. 直接学習」



ここで、私の愛するドラマ 『MIU404』 を思い出してほしい。


伊吹藍(綾野剛)「俺様の勘」な直接学習型

志摩一未(星野源)「ルールは必要だから存在する」なルール志向型


伊吹は、ルールよりも「自分の目で見たもの」を信じる。

志摩は、「ルールを守らないと、それはただの暴力になる」と考える。


だけど、物語が進むにつれて、

伊吹は志摩の慎重さを学び、

志摩は伊吹の「時にはルールを超える勇気」に影響される。


結局のところ、どちらか一方では足りないんですよね。


さて、かくいう自分はどっちの傾向が強いのかというと、確実に直接学習ですね。
「これ面白そう!」と思ったら、とりあえず飛びついてみる。
気づけば 4足のわらじ🦵でキャパオーバーしてる🕷️

「やってみなきゃわからない!」って突っ走って、
無駄なリスクを負っている気がします。

だけど 「常識だから」「普通はこうだから」って理由で、自分の選択肢を狭ている人も結構いるよね。


ところで『MIU404』の最終回。
東京湾マリーナで伊吹と志摩が船から脱出して
久住を捕まえる大チャンスというところで、
桔梗隊長がマメジに「私に現場の指揮の許可を」と言っていたシーン。

ここ、順当にいけば、後任の隊長の面目を立てて、状況を説明してから
後任に指揮を執らせるのが「普通の」やり方なんだと思います。

しかしそんなことをしていては千載一遇のチャンスを逃すことになる。
ここで桔梗隊長は、「ルールを破って指揮を執る」のではなく、
上席であるマメジに「私に現場の指揮の許可を」と交渉していた。

あくまで、ルールから外れることはしない。
そうすると正義も不正義になるから。
けど、本当に大事なことは絶対逃さない。
強い信念と、正しい理性のバランスがほんとうによく取れているのが
桔梗隊長だと思ってあのシーンを思い出しました。

(好きすぎる・・・)


私はね、そんなふうに、

「ルールと経験のバランスを取れる人」になりたい。


だから、自分の中に 「伊吹」と「志摩」両方を持つ
何か悩んだときに、
「伊吹ならどうする? 志摩ならどうする?」
なんなら桔梗隊長になりきる。
それだけで、正しくいられる気がする。


いいなと思ったら応援しよう!