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英国庭師修行日記(4) 真の健康とは何か

キルクルスメルマガNo.65
<2025年1月29日配信>

こんにちは。
キルクルスの藤田 円です。
月の満ち欠けにあわせて配信するキルクルスのメルマガ。
本日、新月の日にお届けするのは、アロマテラピーと自然療法の専門誌「アロマトピア」で連載していた「英国庭師修行日記」です。

私が自然療法に出会うきっかけとなった渡英。
今から24年前、英国では3つのお屋敷でガーデナーとして働いていました。

〈前回までの話〉


なぜ私が日本での暮らしを離れ渡英したのか、そしてなぜガーデナーを始めることになったのかをお話しました。
さて、自然に囲まれた環境に身を置いたときに見えてきたものとは?


真の健康とは何か

初めてオフィスを飛び出し、都会を飛び出し、人間よりも羊の多く住むカントリーサイドで風に揺れる木々の葉や流れる雲と、一秒と同じではない自然の中の美しい景色に見とれつつ、
慣れない肉体労働に励むこととなった。

英語は学生のころから苦手で、ベランダにあった植物の手入れすらしたことがない私がどんな役に立つのか?
この1年間が私の次の人生をどこへ導いてくれるのか。
期待と不安でいっぱいのイギリス生活が始まった。

今まで事あるごとに風邪や蕁麻疹などで悩まされていた私が、1年間体調を壊すこともなく元気に過ごした不思議な時間。

しかし、人々が楽しく幸せに暮らせると思っていた自然環境も歴史環境も揃った夢の地に住み、イギリス人と接していくうちに、新たな疑問が生まれた。
「なぜこんなにも不満だらけの人が多く、精神疾患、アルコールや麻薬中毒をはじめ、不健康な人が多いのか?」。

結局、私の思う最高の環境があっても、人は身体も心も健康でなければ
「楽しく幸せな暮らし」はできないということに気がついた。

そして、驚くことに未だかつてないほど元気な毎日を過ごしていた私にも、原因不明の不調が現れた。

検査をしても悪い結果はデータに現れず、「気のせい」という判断だった。
医師には精神安定剤を勧められたが、納得がいかず、解決策を捜し求める中で出会ったのがホメオパシーやハーブ、アロマセラピーなどの自然療法だった。

(つづく)

連載「英国庭師修行日記」第1話 憧れのイギリス生活スタート
(アロマトピアNo.121 2013年)より一部改訂

私の過ごした8年間はどこのお屋敷に引っ越してもこんな風景の中でした
鳥の声や風の音が響き、丘が連なり、ヒツジやウシやブタが放牧されている、
それが私のイギリス原風景


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