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映画評論独り言 ザ•ネゴシエーション

 最初の交渉シーンから本ストーリーに繋がる脚本、緊迫感、主人公の女性警官と犯人の演技どれをとっとも完璧です。日本映画にはどうしても真似の出来ないハリウッド映画にも遜色ない映像の質というか映画そのものの迫力が羨ましいと感じでしまいます。
 ただの勧善懲悪物語でなく、汚職警官に裏切られた犯人が、人質を脅しながら逆に悪代官を追い詰めるという異色の映画ですが、後味が悪い感じではありません。徐々に追い詰められていくのが犯人ではなく、汚職警官だからというのもありますが、ラストも女性警官のカッコいいアップで終わっていきます。
 切なさが残る感じは韓国映画の良いところでもありますが、それ故に何度も見たくなる映画ではありません。ネタバレしてしまったのも、皆様に観てもらうほどではないからです。韓国映画好きでないなら敢えて観る必要はないかと。良い映画なのに文章も何となく褒めているのか、貶しているのか分からなくなってしまいました。すいません。評点 60
 

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