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茜あゆむ
2019年1月23日 21:10
夜毎、息苦しさに目を覚ます。灯りを落とした自室の中で、蓄光の時計の針だけが勤勉に働いて、早鐘を打つ鼓動のように、その音で部屋を満たす。既に街は寝静まって、墓標のように整然と並んだ家々が、眠っている私たちは死んでいると告げるようだった。 私はゆっくりと寝返りを打って、枕元の時計に手を伸ばす。深夜三時。あと一時間もすれば、朝だと思う私の認識からすれば、この時間はいやに中途半端だ。 朝と夜のグラデ