見出し画像

SFL2024感想-開催前-

考えることが多くて忘れる早さもやばくなってきたこの頃、終わるまで書かなかったら忘れる!と思い色々書き留めておく。
今回はいよいよ来週開催となるストリートファイター6の公式長期チーム戦ストリートファイターリーグ2024(以下SFL)について始まるまでに思ったことを書き留めておく。

SFL2023との違い

今回のSFLで変わったことはまずチーム数。3チームも追加となり更に2リーグ制(2ディビジョン制)となった。これにより今まで第一ステージ第二ステージというものがなくなり予選リーグから一気に上位チームのプレイオフからの決勝という流れに変更になったのでスケジュールがかなり緩和されたと思う。今まではあるチームは二節続けて対戦だったり、かたや週に二回対戦など対策に割ける時間に差ができてしまっていた。今回はSリーグとFリーグが6チーム全部試合を行うのでそういった差がなくなった。また、去年の第一ステージのようなその場で対戦カードが決まって出たとこ勝負のような形から全部ホームアウェイ制になったのでより煮詰まった試合が見れるようになると思う。
決勝の方式も各リーグの上位3チームのプレイオフのあとその勝者同士でリーグをまたいだグランドファイナルという形になった。ということはプレイオフを抜けるチーム以外は他リーグのチームと戦わないことになる。個人的に忍ismの藤村選手vsVARREL(旧魚群)の面子の試合前コメントを見たかったのでとても残念。その代わりに敵チームとして当たる可能性の低い別リーグの選手を使ってキャラ対策をお願いするということができるようになった。
次に個人賞が設立された。今まで選手個人ランキングは載っていたものの参考程度のものだったが、今回は「年間MVP賞」「最多獲得ポイント賞」「最高勝率賞」「新人賞」「ドライブインパクト賞」というものが設立される発表があった。MVP賞は優勝チームから、その他は通常節(予選リーグ)から選出されるらしい。毎年チームを引っ張る選手というものが存在するのでこれはいいことだと思う。ドライブインパクトはエンタメ寄りでは?と思ったがバーンアウトさせてインパクト確定状況に繋ぐ判断力や逆転ホームラン的な意味でいいのかなと思う。野球の打力みたいなものと思っておく。他にもアウェイ側で勝つ防御率、ストレートで勝つ完封率なども作れそう。野球だな?

チームの出場選手発表

いつもはドラフトなどあるもののぬるりと発表される出場選手の発表だが、今回は各チームが各々出場選手を発表する流れとなった。途中からロースターと言われるようになったが、調べたらメジャーリーグの試合に出れる選手の登録枠のことをロースターというらしい。ここにも野球
皮切りは広島TEAMiXA。チーム配信で長い事所属していたストーム久保さんの送別会回の終わりで翌週選手発表しますと宣伝され4/22に発表された。そこから5月中旬まで期間は空き、IBUSHIGIN、FAVgaming、DFM、SS熊本、CAG、忍ism。少し空き名古屋OJA、VARREL、G8S、6月末にREJECT、Crazy Raccoonと発表された。iXAの発表から期間が空いたり、一部の選手の反応を見ると各チーム発表の形式については急な変更だったのではと感じた。
発表方法は自分の確認できた中では以下の感じで
・X告知+画像等 FAV、SS熊本、忍ism、名古屋OJA
・X告知+動画 IBUSHIGIN、REJECT
・X告知+配信 iXA、DFM、VARREL、G8S
・X告知イベント CAG(対戦会)、CR(CRカップ)
もちろんSS熊本は予想クイズ企画や名古屋OJAはヒントを一人ずつ発表など各チーム工夫もあるが初出発表はこんな感じ。
個人的にVALORANTの国内大会などで見たことがあり若者に人気であると聞いているREJECTとCRの発表に仕方が気になっていたがしっかりと力を入れていてすごいと思った。
REJECTは今回韓国の強豪LeSharをチームに呼び込むという今まで格ゲー界でやっていなかった海外選手を取り込む方式を行った。発表動画の編集もかなり凝っていただけではなく、インタビューをしに韓国に行ったメンツでVlogを撮影したりと企画を連動させて所属選手を盛り上げたりチーム集会動画を上げたりと動画を次々出していった。
Crazy Raccoonは結果的にShuto選手かずのこ選手ボンちゃん選手と、昨年のどぐら選手から続く所属選手発表一人毎にCRカップを行うというすごく注目度の高い場ですごい大掛かりな場で発表を行っていった。その後も別ゲーの配信をやったりチーム練をやったり、おそらくチーム運営がスケジュールや提案などをしてまとめた時間でチーム配信を行うなど選手を知ってもらう工夫をしているなと感じた。
どちらも前評判どおり人気でますわという力の入れ具合。選手の実力に関しても強いところをしっかりと取る。これが人気チームかとひしひしと感じた。

出場準備とゲームの調整

今回SFLの選手選出までとゲームの調整が噛み合っていないなと感じた。
5/22に豪鬼追加と共に全体調整が行われた。それにより現在24年8月現在ではキャラランクは拮抗、どのキャラもチャンスがあるようなバランスになっているというのを色んな選手から聞く。
それにより残念だなと思ったのがザンギエフ使いの選手たち。Year1ではザンギエフが苦戦していた印象がある。全体調整後みんながヒィーヒィーいうような強さになったザンギエフだが、SFLでザンギエフをメインと据えそうな選手は板橋ザンギエフ選手くらいになってしまった。昨年出場していたキチパ選手は5月始めに所属していたチームラプラスの解散とともに選手活動の休止を発表(後に7/16にNORTHEPTION所属を発表)だったり、Year1からランキング上位にいたJr選手やこばやん選手は調整後に大会で注目を浴びる形となった。好きなキャラしか使ってないから自業自得といえばそうだが、今強いキャラのトップの使い手がいないというチグハグな状態を生み出す環境になってしまった。。
これ結構もったいないというかどうにかできないのかなぁと思ってしまった。専業の使い手が多いキャラの宿命か・・・。チーム出場の簡略化、選手登録期間の見直しなどできないものなのか。
賞金大会などの法整備に動いてくれてる人たちやカプコン公式の人、ゲーム調整の人たちにお願いしたい。

今年のSFLはどうなるか、個人のトナメと違い長期リーグのプレッシャーの中から生まれる選手たちの輝きは毎年面白いので期待しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?