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言葉にも味があればいいのに
今日はお昼ご飯にキウイ味の飲むヨーグルトを飲みました。
コンビニで容量の少ない飲み物に150円も費やすなんて、私も裕福になりました。
商品名を詳しく覚えてはいませんが、食物繊維について「1日不足分」というフレーズが書いてありました。
1日分の、というワードは見たことがありますが、1日不足分のというワード。
気になります。
1日分、という表現であれば50gなら50g入っているんだと想像ができます。
しかし、1日不足分というには、そうではないでしょう。
成人が摂取する1日あたりの食物繊維のグラム数と、何かしら基準が示されているグラム数に差があり、それを補足するものなのでしょうか。
注意書きに目を向けましたが、よく振ってからお飲みくださいの説明に気を取られて、何かしら書いてあったグラム数は忘れてしまいました。
ちなみに味はとても美味しかったです。
商品における説明書き、行きすぎた部分があると思いませんか?
私は、公務員。
私たちが作り市民が読む、煩わしいほどの説明と似たようなものを感じて反吐が出ます。
もっとシンプルに、伝えたいことを伝えればいいのではと思ってしまいます。
もちろん、必要性は理解しています。
「書いてないじゃないか」という無用に思うひと言を頂戴しないためです。
そりゃ全部は書かれんよって言ったことがあります。
もちろん火に油でした。
果たして世の中を生きづらくしているのは誰なのでしょうか。
この説明書きについて、昨年の3月に思わず写真を撮ったのが残っていました。
ある冷凍の焼きおにぎりのパッケージです。
焼きおにぎりの写真に並び、焼きおにぎりのキャラクターが描かれていました。
香ばしい焼きおにぎりと可愛らしいキャラクターが、温かさを連想させて購買意欲を生むいいパッケージです。
注意書きとして写真とイラストの下に「キャラクターは入っていません」と記載があります。
そりゃ入ってないでしょ、と思うのは私の視野が狭いのでしょうか。
その一文は入れなければならないものなのでしょうか。
誰がその一文を入れさせたのでしょうか。
言葉を発する時、もしその言葉の性質によって味覚を感じたらいいのにと、ふと思いました。
汚い言葉を使えば不味い味。
綺麗な言葉を使えば美味しい味。
そうしたら、きっとそんな不要な言葉を書き記す必要もなくなるのではないでしょうか。
今日私はこの文章で反吐が出ると表現したので、その味を連想してしましました。
明日、お口直しにまた美味しかったキウイ入りの飲むヨーグルトを買いましょう。
ちなみに、その飲むヨーグルトについて簡単に調べました。
1日あたり20gの摂取を目標とし、平均摂取量は15g、商品内容は4gということでした。
「不足」という単語を含むだけで、何かしら伝えたい意図があることに気づく私は目の付け所がシャープでしょうか。
それともただの細かくて嫌味なおじさんでしょうか。
どうせなら都合のいい解釈で。