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読書:『傲慢と善良』は婚活のリアルを描いた傑作小説。毒親の影響や価値観の断捨離、結婚相談所の現実が生々しく描かれています。婚活初心者や30代の未婚男女必見の内容です。
この本すごいなぁ。現代日本の婚活を正確かつ精密に描いているこの感じ、星5つです。以下ボカしますが、多分ネタバレ含みます。
結論的には、20代で婚活しろ、結婚しろ
30代なら焦れ、危機感が足りてないぞ、今すぐ行動しろ。マスゴミが垂れ流す、ドラマに洗脳されてる場合じゃないぞ。キラキラの恋愛なんて20代までだぞという感じです。
映画化されてるんですが、どうっすかねぇ。映像化でどこまで伝えられるんだろう。内容が濃すぎて、これ映像化したら解説ナレーションゴリゴリにでもしないと伝わらないんじゃねと、余計な心配してしまいます。
ザックリのあらすじとしては
マッチングアプリで出会った2人が付き合って婚約にいたり、順風満帆と思っていたら、彼女が失踪してしまいます。失踪の原因がストーカーではないかと、彼は彼女の手がかりを追うといった流れです。
結婚相談所の現実をつきつける小野里
彼女が以前に結婚相談所で人を紹介されていたってんで、彼は相談所を訪ねるわけです。相談所のおばちゃんの小野里さんがすごくカッコイイキャラでして、実写版のキャストが前田美波里かぁ。昭和のマダオのイメージだと八千草薫さんかなぁ。上品で賢くて厳しいみたいなイメージ。この小野里さんとのくだりだけでも、いま婚活やってる人は読むべきかなぁと思います。マッチングアプリ出会う人間の心情だったり、結婚相談所へ相談する人の心情だったりが詳細に書かれていてます。これ実体験じゃないと書けないような気がするんですけどどうなんだろう。
ピンと来るとは
で、マッチングアプリで何人にも出会ってもピンと来なくて結婚できないというのはなぜと、相談所の小野里さんに彼氏が聞くわけです。
私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない。
自己評価額が高いからピンと来ずイマイチと思ってしまうんですね。残酷な現実として、女性の市場価値は30歳になったとたんに暴落すると思うので修正するは大変ですよねぇ。何人もあってピンとこない人は自己評価額の見直ししないとですね。
毒親
彼女の方の設定が親の言う事を素直に聞くロボット女子みたいな設定で、こんな人おらんやろと思いつつも、毒親を描くには子供もセットで害されてないとだからかなぁとか思った次第。毒親といっても、この話の中の親は世間的には毒親まではいかない価値観ゴリ押ししてくるだけだけど、それと戦えなければかなりしんどいんだなぁと。
刷り込まれた価値観
毒親も彼女も周りからの価値観に汚染されてて、かつ狭い範囲での常識に囚われています。マダオが思うにマスゴミが垂れ流すドラマの価値観がクソでそこからの洗脳とローカルなコミュニティ内での価値観とか、しらずしらずと洗脳されてしまっています。このあたりの価値観洗脳はなかなか人から言われても気付けない言われると反発してしまうところだと思うので難儀ですよねぇ。
この本ではその価値観について、作者が僧侶になりたいと思い家族の価値観と対立するくだりがあるので、価値観の洗脳みたいなところは参考になりますかね。
過去記事ですがマスゴミがどんな感じで洗脳してくるかについて書いてますので、よかったら読んでみてください。
他人との優劣
女性ってこの本に出てくるみたいに常時、比べてマウント取ってくるマウント合戦みたいなのやってるんですかね。その辺の感覚が良くわからないけど。マウント合戦とかしんどいっすよねぇ。
メルカリでエコー写真が売れる
Xでそんなツイが流れてまして、ほかにも妊娠検査薬の陽性のやつとかも結構売れるらしいです。女ってコワーみたいな感想をもってました。たまたまそんなことがあったあとにこの本を読んでしまいまして、シンクロニシティだなぁと思った今日このごろです。
価値観のクリーニング、いや断捨離かな
やっぱり、やらかした時は命の洗濯、心の洗濯みたいな時間が必要なんですかねぇ。
エンディングは予想通り
まぁ、そうくるわなという感じですね。
でもなぁ、マダオが当事者なら、以下自粛。
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