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「あの夜」を、ずっと待っている
2017年9月20日の死んじゃうじゃんかライブについて、こんなことをTwitterに書いていた。ちょっと興味深かったので残しておこうと思う。
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昨日は死んじゃうじゃんかWARPでした。2本ライブ飛ばしての昨日だったから「やっと観れる!」っていううれしさが一番だった。1年半ぐらい裏方を手伝わせていただいてるけども、彼らの歌の前ではいつになってもただのファンでしかない。我ながら呆れる。
「靴」を聴いている間、沼の底から空を見上げているような錯覚に陥った。溺れて沈んで浮上できない絶望感と、絶望ゆえのハイな感じ?沼で溺れたことなんかないんだけど、遠く届かない水面への憧れと行く手を阻む汚れた水、その向こうにちらつく白い空……っていう画はありありと目に浮かんだ。
スタッフワークのつもりでステージを見ていたんだけど、「靴」のときはなんかそれどころじゃなくなってしまって、目をまん丸くして見惚れていた。
普段あんまりこういうことは表立って言わないんだけど、何となく印象に残っていたので忘れる前に書き留めてみた。
おしまい。
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たまにあるんだよなあ、唖然とするほどのめり込ませるような演奏をする夜が。4年ちょっと観てきた今でもそうだからびっくりする。
私は、4年前の夏に付き合いの延長で行ったライブで、身動きが取れなくなるほど死んじゃうじゃんかの演奏に圧倒された。細かなことはもうほとんど覚えていないけれど、語弊を恐れず言えば、私はあの日の余韻で、今、彼らの付き人をしている。
ひょっとすると私は、彼らのすべてが好きで付き人を観ているわけじゃないのかもしれない、と思った。あの瞬間がもう一度来ないかな、すべてを持ってってくれるような圧倒的な体験をもう一度だけ感じさせてくれないかな、って待っているのかもしれない。
彼らなら、他の誰でもない彼らなら、いつかそれを現実のものにしてくれる気がする。根拠はないけれど自信はあるんだよ。