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【フランスで子育て】ガストロという名の胃腸炎

皆さまこんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目、体調など崩されてはいないでしょうか。

さて、先週につぶやいていた、子どもの体調不良。それは先週の火曜日から始まったようです。

■ 子どもの異変

9月に幼稚園の新学期(新年度)が始まってから、"お着替え"をしてきたのは、その日が初めてでした。

先生の話ですと、お手洗いまでは行ったようなのですが、間に合わなかったとのこと。
おそらく、この時にすでに体調不良が始まっていたのでしょう…

しかし、私はまだ気づいていませんでした。

帰宅後、おやつはしっかり食べていたし、様子もいつも通りだったからです。
夕食をあまり食べず「お腹が痛い」と言っていたのですが、その時も"おやつの食べ過ぎだったのかなぁ"なんて思っていました。

—— あれ??

とようやく異変に気づいたのは、その後のお手洗いに行った時のことです。
でもこの時も"食べ過ぎ"もしくは"冷え"によるものだと思って、あまり深刻には受け止めていませんでした。

その翌日の水曜日の予定は、

「バスでどこかの公園へお出かけに行く日」

でした。フランスは水曜日に幼稚園はないので、水曜日の午前中だけ学童(centre de loisirs)に私たちの子どもは行っています。

そのバス遠足をとても楽しみにしていました。
なので、

"大丈夫かなぁ"
"明日行けるかなぁ"

と心配はしました。

翌日の朝方、やっと"何かがおかしい"と子どもの異変に気づきました。
最初は"空腹"を訴えていたのですが、
「まだ時間じゃないよ」ともう一度寝るように促すと、突然えずきだし、嘔吐したのです。

—— さすがにこれはおかしい……かも

とても楽しみにしていたバス遠足は、
当然お休みすることに……

子ども、号泣。

落ち着くまで大変でした。
しかし、子ども自身も"体がおかしい"と気づいた様子。

食べたいのに、食べられない…

お腹が痛い…

気持ちが悪い……                    と。

■ ガストロ??

子どもの様子と症状から、最初に「ガストロかも」と疑ったのは夫でした。
フランス滞在歴が私よりはるかに長い夫は、そういう直感はとても鋭いです。

症状が出始めた深夜に

「喉が渇いた」

と起こされ、水を飲ませたのですが、すぐに

「お腹が痛い…」

とお手洗いへ。
そして、嘔吐。

またお水を飲もうと起き上がっただけで嘔吐。

—— あ、さすがにただの体調不良じゃない。
  これはガストロと呼ばれる胃腸炎なのかも…

と思ったのでした。

ガストロの可能性を疑ってから、
子どもが寝ている間に、いつものように先輩方のブログを拝読し情報収集。

- 自宅でできることは何か?
- すぐに病院へ行くべきか?

など。

当然、幼稚園はしばらくお休みすることになりました。

■ 症状と期間

症状は、主に
 - 吐き気、嘔吐
 - 腹痛
 - 下痢
 - 食欲不振
でした。

期間は5〜6日ほど。特にひどかったのはその内の3日間ほどでした。
その3日間は、本当にしんどそうで、ごはんがほとんど食べられずにいました。

脱水症を起こしたり、3日以上ひどい症状が続くようであれば、病院に連れて行こうと思っていましたが、幸いそれ以上続くことはなかったので、自宅で出来るだけ安静に過ごすようにしていました。

■ ガストロにはコーラが効く?

つぶやきにも書いた内容ですが、
"ガストロにはコーラが効く"という内容のブログを見つけ、早速夫がスーパーへ行って買ってきてくれました。

子ども、一目見るなり嫌そうな顔……

—— やっぱりか!!!

なんとなく予想できたことでした。

(余談ですが、フランスでは予防接種の後に、"熱がでるかもしれないから"と子ども用のドリプラン(Doliprane)という解熱剤を処方してくれます。
幸い予防接種の後に熱が出たことはないのですが、何度か風邪を引いた時に高熱を出したことがあります。
その薬、見た目はピンク色の液体で、甘い味みたいなのですが、子どもは飲んでくれたことがありません…)

初めて口にするもの
そして、それが持つ"匂い" や "色"

にはどうやら警戒心が強いようです。
まぁ、それはきっと誰にでもあることですよね…

でも!!

早く治す?ためにも母はコーラを飲んでほしい!

見た目は黒いが、
とても甘いこと
少しシュワシュワするけど、
とても甘くて美味しいこと

を力説するも、子どもには分かってもらえず…泣

事あるごとに、

「コーラ飲む?美味しいよ」

と勧めてみるものの、断固拒否。
"飲む、飲まない"の押し問答をしていましたが、
ようやく炭酸の抜けたコーラを少し飲ませることに成功!
炭酸の抜けたコーラに効き目があるのかは不明ですが、「まぁとりあえず良しとしよう!」としたものの、子どもはその後コーラを一切飲んでくれなくなりました………

1.25Lのコーラのボトルには、あと半分コーラが残っています。

—— その半分は誰が飲んだのか? ——

はい、正解です。
それは、私たち、親です…

勧める毎にコップにコーラを入れるのですが、子どもは飲まないので、私たちがその後美味しく頂きました。かなり久しぶりのコーラ、めちゃくちゃ美味しかったです!

■ 週末にはほぼ回復

食事はいつものメニューとまではいきませんが、割と口にすることができるようになっていました。お粥は食べようとしないので、私たちの食べているものの中で、本人が食べられそうなものを無理のない程度に食べていました。

吐き気や嘔吐、腹痛などを訴えることもなくなり、ほぼいつも通りに過ごしていました。

ただ、あまりしなくなったお昼寝をしていたので、まだ本調子でないのかなとは思っていました。

夫と話し合い、様子を見て大丈夫そうであれば、月曜日から幼稚園に行かせてみることにしました。

■ 久しぶりの幼稚園…と思いきや

月曜日の朝、朝食はあまり食べませんでしたが、体調が悪そうには見えなかったので、幼稚園に行かせてみることにしました。
幼稚園へ行く前に、子どもに確認したことは下記の内容です。

- 手洗いをしっかりすること
 子どもが、給食を食べる前にみんな手洗いをしないから(自分も)していないと言って驚愕でした。コロナのこともあるのに、フランスってどこまで無頓着なのー⁈と驚きを通り越し、やや不安に。

- 気分が悪くなったりしたら先生に伝えること

- 給食は無理に全部食べようとしなくていいこと

- お手洗いに行きたくなったらすぐに行くこと

久しぶりの幼稚園で、少し嫌がる様子はありましたが、仲の良いお友達に会い一緒に登園しました。

門の前で先生に挨拶し、親とはそこで別れるのですが…

子ども、離れてくれず。

まぁ、予想していたことです。
すんなり行ってくれたらラッキーかな、と。

しかし、ここで予想外だったことが!!!

子ども、私から離れず
さらにしゃがみ込み
なんと嘔吐したのです!

——  まじかーーー!!!(心の悲鳴)

先生に謝り(吐瀉物を処理してくれた)、
今日も欠席すると伝え、
そのまま子どもと手をつないで帰宅しました。

■ 家での様子

とても元気でした。

口を開けば、

「お腹すいた」もしくは「一緒にあそぼう」

といつもの様子です。

"一体あれは何だったの?"と思うくらいに、いつも通りに過ごしていました。

私が思うに、
"思い切り走りすぎてむせて嘔吐してしまった"
のではないだろうか…

一緒に登園した子はキックボード🛴に乗っていました。子どもはその子に合わせて走っていました。
その後、門の前で子どもが咳をしていたので、咳エチケットについて話したことを覚えています。

もし原因が"走りすぎ"によるものだったとしても、本調子でなかったことには変わりありません。いつもだったら走っても大丈夫なのですから…

さて、悩むのはその次の日です。
"また無理してはしゃいで嘔吐したら…"と思うと、まだ安静に過ごした方がいいような気がします。
なので、今日も幼稚園はお休みしました。


今週末から秋休みに入る予定です。
幼稚園は2週間お休みです。
休みに入る前に少しは通えるといいのですが、
どうなることでしょう…

最後までお読みいただき、
ありがとうございました😊

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マダム・シュークリーム
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