亀齢Xフェルミエ 玉櫻Xフェルミエ
【コンセプトワーカーズ、FUSION ②】
FUSION 華鳩X三次ワイン(Thick)から数日後、亀齢Xフェルミエ、玉櫻Xフェルミエを開栓しました。
因みに、3本の公開されているスペックはこんな感じ。
◆華鳩
酒米 こいおまち / 精米歩合 58%
日本酒度 +1.0 / 酸度 1.5
貯蔵樽 赤ワイン樽(メルロー)/ 貯蔵期間 420日
貯蔵温度 平均20℃ / 度数 15.5度
◆亀齢
酒米 山田錦 / 精米歩合 60%
日本酒度 +2.0 / 酸度 1.9 /アミノ酸度 1.5
貯蔵樽 赤ワイン樽(カベルネフラン)/ 貯蔵期間 111日
貯蔵温度 平均23℃ / 度数 17度
◆玉櫻酒米 五百万石 / 精米歩合 60%
日本酒度 +9 / 酸度 1.7 /アミノ酸度 1.2
貯蔵樽 赤ワイン樽(カベルネミトス)/ 貯蔵期間 34日
貯蔵温度 平均20℃ / 度数 15度
【感想 】
亀齢と玉櫻は、同日に呑み比べ。
合せた料理は、ピザ、鶏肉のオレンジソースソテー、ルッコラとマッシュルームのサラダ、メンチカツ、牡蠣のオイル漬け、鶏レバー等。
開封直後の亀齢は、一番日本酒らしさがあるタイプで、最後にふわっと樽の香りを感じるお酒。しかも、後に引きずらず、きれいに消えてゆきます。出すぎず、重すぎず、程よいお酒で、ワイン樽寝かせの日本酒に持っていたイメージ(私の中の理想形)は、これが一番近いかも。
そのまま頂くのなら、ちゃんと日本酒らしさも、樽の香りも感じられるこのお酒が好みです。
一方の玉櫻は、ロゼ色していて、可愛らしいイメージで、一瞬、香りもそこまで強くないかなと思いながら口に含むと、口の中で樽の香りがしっかりと積み重ねられ、複雑な味わいが絡み合っている印象。
夫曰く「へんてこりんな味」
ところが、料理に合わせると、このへんてこりんな味わいが、何を食べてもしっくりと来て、面白い。
特に鶏肉のオレンジソースソテーは、沖縄のたんかんスパイシーというジャムを使ったのですが、オレンジの香りと樽香がよく合い、後味スッキリの組み合わせ。
亀齢もこのチキンとよく合い、特にサラダと一緒に頬張るとおいしいのですが、ピザ(ルッコラとマッシュルーム)だと、お酒のスモーキーフレーバーが引き出されて、こちらの方が面白い組み合わせかな?と思いました。
その後、一週間後、残っていたものを改めて頂くと、亀齢は、静かながらも、樽の香りも開封時よりは早めに感じられ、最後はピリリっと切れてゆき、玉桜は香りも落ち着き、味わいも複雑みがきえ、味わいも大人しめに。
どちらかというと、ロゼ色の可愛らしいイメージに近づいた印象。特にメンチカツと合わせると、淡くベリーケーの可愛らしい味わいがふわっと。
その他、ルッコラとマッシュルームとツナのピザに入っている、ツナともよく合いました。
亀齢は、焼き鳥風の味わいの鶏レバーと。
お酒のスモーキーフレバーとお酒の優しい甘みと旨みが、レバーのコクを楽しませながらも、しつこさがないという好相性。
時間の経過とともに、甘みが少しずつ膨らんでくるのも良かったと思います。
どれも美味しく頂いました。ご馳走様でした。
(2021年4月7日)
◆華鳩X三次ワインの感想ならびに、今日のおつまみはこちら