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200話を書いた朝…

『月と陽のあいだに』の200話を投稿した。
思えば遠くへ来たもんだ。

この物語を書き始めたのは、コロナ禍が始まる前だったと思う。
親友が介護のために郷里に帰っていった。
その彼女にちょっとでも笑って欲しくて、他愛無い物語が生まれた。

もともと彼女以外の人に読んでもらおうとは思っていなかった。
だけど彼女は褒め上手で、喜んでもらえると欲が出た。
もっとあっさり終わるはずだったのに、どんどん長くなった。
「初心者にありがちな『引き伸ばし』だね。最初の設定を読みたかったわ」
図書館司書をしている別の友人が、苦笑いした。
『終わる終わる詐欺』とでも言うべきか。

noteに投稿するために、文章に手を入れた。
ずいぶん削ったつもりだけれど、最初の方を読み直すと至らないところばかりが目につく。
書き始めた頃より、もっともっと恥ずかしくなってきた。

それでも投稿はやめないと思う。
拙い物語で笑われてしまっても、とにかく最後に辿り着くまで続ける。
なんでもすぐに諦める私が、諦めないと決めたことだから。

お付き合いくださっている読者様、いつもありがとうございます。
亀のようにのろのろした歩みですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。

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