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三日坊主日記 vol.336 『自分を見つめなおすもうひとつの鏡にしてほしい』
ながいながい出張シリーズのラストは、reimiさんの展示を見に京都へ。
本当なら今朝茅野から移動して東京からの友人と合流し一緒に行くはずだったんだけど、僕は昨夜のうちに大阪へ帰り、その友人は体調不良でキャンセルになった。この時期体調不良の人が増えるので気をつけないとね。そういう僕も体調不良が原因で一晩早く帰ったんだけど。
さて、このreimiさんという方は鹿児島在住の鏡作家さんで、先日の鹿児島で知り合った。共通の知人が僕の映画『泥の子と狭い家の物語』の劇中に似合うと思う。なんて話してたんで、なんだか勝手におどろおどろしいのかしらと身構えていったらまったくの逆。実に良い気を感じる作品ばかりだった。
そして作家さん自身が作品に込めた想いもやはり逆で、どちらかというと祓い清める方向。どこのお家にも鏡はあるけど、それとは別に自分を見つめなおすもう一枚の鏡にしてほしいそうだ。そりゃそうですよね笑。
鏡をなんともいえず美しいカーブでカットして、その周りをステンドグラスの要領で縁取りしてある、シンプルで美しい鏡。一見、洋風に見える佇まいなのだけど和室にとても合っていた(今日の展示はお茶室風の町屋)。我が家の空き家にもとても似合うだろうと思う。床の間の掛け軸がわりにひとつ作ってもらおうと思う。
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この佇まいが和室にとても合っている。我が家の空き家の床の間にも似合うだろうな。