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なぜリサーチ会社が「スパイスミックス」を作ったのか?~マクロミルが毎年お届けしているノベルティの裏側をご紹介!~

早いもので、年が明けて早くも1カ月が経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか?

マクロミルでは毎年オリジナルの創作ノベルティを制作していて、お客様をはじめ日頃お世話になっている方々へ感謝の気持ちを込めてお届けしています。今年の年始には、年賀ノベルティとして「Macromill Spice Mix」をお届けしました。もしかしたらこの記事をご覧になっている方の中にも、受け取られた方がいらっしゃるかもしれません。

今回はそんなノベルティについて、制作にかける想いや、今年の年賀ノベルティ「Macromill Spice Mix」の詳細について社内広報を担当する神前(こうさき)が紹介したいと思います!


マクロミルのノベルティは、例えるなら「ギフト」

マクロミルでは創業当時から、コミュニケーション活動の一環としてノベルティを制作してきました。毎回、会社として伝えたいメッセージを盛り込み、その時の社会情勢も踏まえながら、ストーリーやアイテム、パッケージを企画しています。

一般的にノベルティと言うと、企業の名前やロゴが入ったボールペン、タオルなどを想像されるかもしれませんが、マクロミルのノベルティは一風変わっています!アイテム自体を喜んで使っていただきたいのはもちろんのこと、クスッと笑える要素や「斬新で面白い!」と感じてもらえる仕掛け、手に取った時の感触や見た目のインパクトなど様々な要素を散りばめて、受け取り手にどのような感情を抱いてもらえるか、といった視点も大切にしています。

例えば、2013年にCI(コーポレートアイデンティティの略)を刷新した際には、新しいコーポレートロゴを使って5種類の柄が入ったトランプを制作。トランプは通常4種類ですから、受け取った方はきっと驚かれたことでしょう。当時はお届けした方から5種類のトランプを使った新たな遊びを募るなど、双方向の企画にも挑戦しました。

2013年、CI刷新の際に制作したイノベーショントランプ。一番右が、マクロミルのロゴ柄のカード

平成最後の年である2019年の年始に企画したのは、宇宙食のお餅。「平成の次の未来を、皆さまと共に創りたい」「事業を通じて、皆さまをまだ見ぬ未来にお連れしたい」。そんな想いを込めて、ノベルティで「未来」を疑似体験してもらえたらと、実際にスペースシャトルでも食された宇宙食のお餅を贈りました。
まだコロナ禍の前だったこともあり、営業担当者がお客様の元へ持参し、商談のアイスブレイクとして一緒に作って食べたという報告も多数寄せられました。

2019年に制作した宇宙食のお餅。きな粉と磯部(醤油と海苔)の2種類の味が入っており、シェアできるようになっている。

「その他のノベルティも気になる!」と興味を持たれた方は、ぜひ歴代のノベルティが掲載されたギャラリーをのぞいてみてくださいね。

画像をクリックすると歴代のノベルティが掲載されたページへ移動します

毎年、精魂を込めて制作しているノベルティですが、創業から長らく継続していることで、今ではお客様から「今回はどんな面白いモノを届けてくれるの?」「今年も楽しみにしているよ!」といった声をいただけるようになりました。「マクロミルは毎年面白いモノを届けてくれる」。そんなイメージが定着し、会社のブランディングにも一役買っているのです。

受け取った方の反応や表情を想像しながら、「ギフト」を贈るイメージで制作しているノベルティ。コミュニケーションがデジタルシフトしている昨今、マクロミルのビジョンやメッセージをストレートに伝えることのできる、希少で重要なアナログツールとして、今後も大切にしていきたいと思っています。

「Macromill Spice Mix」はどうやって生まれたのか?

さて、ノベルティにかける想いをお伝えしたところで、2023年の年賀ノベルティ「Macromill Spice Mix」についてもご紹介したいと思います。

左からギフトボックス、スパイスミックス現物、オリジナルレシピ

今年は、4種類(ブラックペッパー、クミン、キャラウェイ、コリアンダー)のスパイスを組み合わせたスパイスミックスを、オリジナルレシピ付きでお届けしました。コンセプトは、「マクロミルと、最高のひと皿を」。「寄り添いながら料理し、最高のひと皿をいっしょに作り上げるパートナー」のように、データを活用し、「顧客企業のマーケティング課題の解決に伴走」する会社を目指したい。そんな想いが込められています。

マクロミルは現在、これまで培った経験やノウハウを活かし、「リサーチ」や「データ提供」に加えて、「データ利活用支援(コンサルティング)」と「マーケティング施策支援」を新規事業として開始しており、この4つの主力事業を推進し、マーケティングリサーチ企業から総合マーケティング支援企業へと事業モデルの変革を目指しています。

「4つの主力事業」を「4種類のスパイス」に例え、それぞれを組み合わせて価値をご提供していく心意気をオリジナルのスパイスミックスで表現しました。

オリジナルレシピブック「MACRO″MEAL”」より抜粋

さらに、このスパイスミックスを使った4種類のレシピを掲載したオリジナルレシピブックも制作。料理研究家の植野美枝子さんに監修で入っていただき、自信を持っておすすめできる、とっておきのレシピが完成しました。
もちろん4つとも美味しいのですが、ノベルティ制作事務局の一押しは、栗きんとん!栗やさつま芋の甘さとピリッとしたスパイスが、意外や意外、相性抜群です。年始にお届けしたので、おせちを召し上がる際に試してもらいたいという想いで掲載しました。

オリジナルレシピブック「MACRO″MEAL”」より抜粋

そして、日頃お料理をされない方にも楽しんでいただけるよう、レシピブックには4つの本格レシピの他に、「ちょい足しアイデア」も載せています。もちろん、すべて美味しさは実証済みですよ!

オリジナルレシピブック「MACRO″MEAL”」より抜粋

インパクトか、実用性か。

事務局一同、楽しみながら制作しているノベルティですが、毎回頭を悩ませるのは、「インパクトがありエッジの効いたもの」と「実用的なもの」のバランス。実用的なものは、多くの方に確実に使っていただける半面、印象に残りづらい点があります。一方でエッジの効きすぎたものだと結局使ってもらえず、引き出しにしまわれてしまう。過去にいただいた感想や世の中の時流も参考にしながら、マクロミルのメッセージを印象深く伝えられるものを選んでいます。

「イノベーションは、過去を捨てることから始まる」がコンセプトのゴミ袋。2014年に制作。受け取った方が実際に活用し、SNSで話題にもなった。

また、ここ数年はノベルティのお届けの仕方が大きく変わり、それがアイテムの選定やパッケージにも関与しています。以前までベルティは、お世話になった方々のオフィスへ送付していました。しかしコロナ禍で働き方が大きく変わり、リモートワークをされる方も多くいらっしゃるため、2020年からは、お客様がご自身でお届け先を自宅かオフィスかで選べるようにしています。ちなみに今年は、オフィスよりも自宅への送付を希望される方の方が多くいらっしゃいました。
自宅への郵送が始まってからは、ご都合の良い時に受け取っていただけるよう、サイズやパッケージを調整してポスト投函でお届けしています。

ノベルティのこれから


マクロミルはBtoB企業で、データを扱っていることもあり、もしかしたら会社に対して堅い印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、自由な発想やユーモアを大切にしている会社で、そういった親しみやすさや愛嬌のような部分を、ノベルティを通じて伝えていけたらと考えています。

これからも、ステークホルダーの皆さまとマクロミルとをつなぐコミュニケーションのひとつとして、クスッと笑みがこぼれるようなノベルティを創っていきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたら幸いです。

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