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天岩戸隠れと日本国憲法公布図①

今回から『日本神話と日本のホロスコープ』というテーマで、連載を始めます。
第1章は「天岩戸隠れと日本国憲法公布図」について書いて行きます。

本題に入る前に先ずは最初に、政経占星術と日本のホロスコープについての簡単な説明をしておきたいと思います。

政経占星術の基礎知識


国家の運命・運勢は大抵の場合
・憲法が公布、又は施行された日
・独立宣言の日
・国家元首の生年月日
のいずれかをその国の誕生日と設定して、占う事が多いです。

誕生日を元にしない
四季図(春分図・夏至図・秋分図・冬至図)や
蝕図(日蝕・月蝕)も用いられますが、これらは通常は一国の運勢と言うよりは、特定の期間の、世界情勢がベースになったその国・地域の運勢を観る場合に用いられることが多いです。

日本の運命・運勢は主に
・大日本帝国憲法図(明治憲法図)
・日本国憲法公布図
の二つをもって占われます。

ただ、人によっては時の天皇の誕生日を用いる人もいます。

これは大日本帝国憲法で国家元首は天皇と定められており、現行憲法での規定は無いものの、海外では現在でも天皇は日本の国家元首として扱われているからです。

また、これまでの先達の経験から、大日本帝国憲法図は国民の深層意識や国家の動きの裏の意図が出やすく、
日本国憲法公布図は国民の表層意識や国家の表面に現れる動きが出やすいと言われて来ました。

この二つのホロスコープチャートは比較すると、大日本帝国憲法図が親とするなら、現行憲法公布図は子供に相当する立て付けになっています。
(日本国憲法はGHQの指導により「帝国憲法改正」の形で誕生している事に留意。)

そしてこの二つのチャートで戦後の運勢を検証してみると、時には大日本帝国憲法図(深層心理・水面下での動き)が表す運勢と、現行憲法公布図(顕在意識・表面化している事)が表す運勢が真逆の時があった事が分かるのです。

この事から、少なくとも日本の戦後は諸外国(特にディープステート?)に対して、何かあった時は国益を守る為に面従腹背の姿勢できた事が推測されるのです。
ただし、この暗示が敵方に悪用されていた場合は、政治家も国民も日本を操る何者かに騙されていた…と言う形(結果)にも変わり得るわけですが。

ただし後者の結果を持って、日本人に外国に対して性善説はやめた方が良い…と言う主張を入れるのは、やはり神道の価値観からは外れてしまうようにも思います。

戦国武将の武田信玄(孫氏の兵法)に対する上杉謙信の対応(1)…では無いですが、天照大御神を最高神に戴く日の本の国としては、やはり「公明正大」を旨とするべきなのでしょう。

「法と秩序」は米大統領選挙前後からチーム・トランプの面々も盛んに口にしてた言葉ですが、謙信の戦の目的も特定勢力に崩されつつある「法と秩序」を守ることにあったという説があります。

というわけで、大日本帝国憲法図が現行憲法と親子の関係を示す以上、

現行憲法を停止して、大日本帝国憲法を現代に合わせて改憲せよと言う一部の保守派の意見は、日本を日本人の手に取り戻す為には余り役には立たないでしょう。

占星学上、現行憲法(占領地憲法)を産んだのは、他ならぬ大日本帝国憲法だ(明治憲法と現行憲法は親子の関係)と言えるからです。

つまり現行憲法停止して大日本帝国憲法を改憲しても、歴史的に見れば今後も同じようなことを繰り返す可能性を拭えないと言う事です。

憲法改正と明治維新


昨今はペリー来航〜明治維新はDS(ディープステート)によって仕組まれたものだ…と言う見方が普及し始めています。

事実、ホロスコープ上でも大日本帝国憲法図の第1ハウスに
海王星(グローバリスト又はコミュニスト)と
冥王星(ディープステート=国際金融資本と読める)があるので、
DSグローバリストとコミュニストの日本支配のきっかけは明治維新だったとも読めるわけです。

ですから、大日本帝国憲法をベースに残すことは「外国の干渉が無いと変われない日本/外圧に弱い日本/自国を犠牲にして他国を助ける日本」を今後も継承することを示しています。

であれば、機運は出て来ているのですから、わざわざ二度手間を取らずとも、現行憲法改正でも良いのではないでしょうか。(どうしても無理なら二度手間を取るしかないですが、)

憲法改正では対症療法にしかならないけれど、取り敢えず(最大の問題である9条と前文を)改正した上で、じっくりと自主憲法制定に向けて動けば良い…環境が整うのを待ってから自主憲法制定に動けば良いのではないか?と言う事になります。

大事なのは「星の暗示を悪用されないよう」に「政治に対して自覚的になること」なんですね。

ホロスコープ上の凶意を現実に反映させ無いようにする為には、国民の目覚めや気付きが必要なんです。政治家を動かすのは、結局は民意なわけですから。

今の日本を神話で例えると


この大日本帝国憲法図〜現行憲法公布図が表す日本の運命は、日本神話の神様に例えれば「木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ」か、もしくは日本武尊ヤマトタケルノミコトの妻のひとり「弟橘媛オトタチバナヒメ」の運命の如くにあります。


木花咲耶姫命は美人の誉高き女神様で、桜を象徴し富士山本宮浅間神社の主祭神としても有名ですが、夫邇邇芸命ニニギノミコトに輿入れの際、邇邇芸命が木花咲耶姫の姉である不器量な磐長姫イワナガヒメだけ送り返してしまった為、怒った木花咲耶姫の父神である大山祗神オオヤマヅミノカミから不死を取り上げられて、結果、二人の子の子孫の天皇やその子孫である人間たちの寿命が短くなってしまったーーーとされています。

また弟橘媛は日本武尊が房総に渡る際に海が荒れて渡れずにいたので、海(の神)を鎮めるために自ら入水して日本武尊の為に道を開いたとされます。

海…といえば須佐之男命スサノオノミコト(又は素戔嗚尊スサノオノミコト)です。

須佐之男命が父である伊邪那岐命イザナギノミコトから統べることを任されたのが大海原だからなのですが、日本神話では他にも海神とされる神様が何体もおられます。

須佐之男命の子とされる宗像三女神の
 多紀理毘売命タキリビメノミコト 
 市寸島比売命イチキシマヒメノミコト
 多岐都比売命タギツヒメノミコト

大綿津見神オオワダツミノカミと、その娘である豊玉姫トヨタマヒメ

…などなど。
さすがは周囲を海に囲まれた島国やまとの国の神話ですね。

とは言えやはり、三貴神の一角を占める須佐之男命さんが海の神様の大代表でしょう。

そしてホロスコープ上で海を表すのは、…もちろん海王星です。

今の時代は海王星が鍵


実はこの海王星、イデオロギー的には共産(or社会)主義やグローバリズム(=国際的全体主義・無国境/無政府主義を含む)を表すことがあります。

これは海王星が博愛の星座「うお座」の支配星で、気体や液体など掴み所が無く、時として目に見えないものを表す為で、そうした非固体物は境界線が無く混じるのも容易なことから“ボーダーレス”を意味することがあるからです。

産業革命以降の西洋は国際金融資本の台頭で共産主義国が作られ、昨今はグローバリズムが静かなる侵略という形をとって表に出てきました。

図らずもそうした勢力に敗れて出来た戦後ニッポン。

桜や文化の美しさを褒め称えられながらも、経済的には共産主義勢力やグローバリズム勢力に搾取され続けて、国力を削がれ続けてきました。

そうした闇の面から国民は目を逸らされ続けて来たわけですが、日本だけで無く、今や世界がそうした共産・グローバリズム勢力に国を壊され、飲み込まれてもおかしく無い状況です。

ただここでは詳しくは述べませんが、海王星を共産主義者やグローバリストの象徴として観る場合、ホロスコープの配置のことは取り敢えず横に置いておいて、その海王星を須佐之男命に置き換えながら「古事記等で須佐之男命の出てくる物語」を読んでみると、非常に示唆に富んだ内容だなあ…と感じる部分が多々あります。

また須佐之男命が天照大御神の弟である事から、須佐之男命を皇嗣殿下に置き換えて読んでみても良いでしょう。こちらもなかなか示唆に富んでいると感じます。
興味のある方はぜひご一読を。


ところで日本武尊の海渡りは、考えようによっては「DSがグレートリセット&世界統一政府樹立の為、中共(海)を捨て駒として利用するつもりだったのが、予想外に中共に反発されて上手く進めずにいるのを、保守を騙る日本のDS(日本武尊)を使って、日本(弟橘媛)を犠牲にすることによって計画を進める姿のようにも見えます。

偶然の一致にしても、面白いと思いませんか。

因みにグレートリセットや世界統一政府でニューワールド・オーダー…のことは「陰謀論」で片付けている人もいるかも知れませんが、グレートリセットの一環であるムーンショット計画のことは、内閣府のホームページに既に掲載されています。(2)

今、世界中で起きているキャンセル・カルチャーの動きも、この流れの中で起きていることです。

多様性を謳って来たリベラル勢力ですが、その中の極左グループが全体主義をかざして、それぞれの国の歴史や、国家及び国民のアイデンティティを奪おうとしています。

なんと言う皮肉なのでしょうか。

主権や自我は太陽が表す


さて、日本を代表する神様といえば本来は「天照大御神アマテラスオオミカミ」ですよね。

ホロスコープ上で自分を表す星のひとつが太陽だからと言うこともありますが、国の現状を投影する神話の主役は、やはり天照大御神であるべきでは無いでしょうか。

今の日本は例えて言うなら、須佐之男命の暴挙で怒り心頭に発した「天照大御神が天岩戸あまのいわとにお隠れあそばして、世界が闇に閉ざされた」状態です。

そして天照大御神が岩戸にお隠れになられている状態に等しいのであれば、今日本は天鈿女命アメノウズメノミコト(又は天宇受売命アメノウズメノミコト)のように、人々を沸かせ、天照大御神の関心を引く能力のある人・あるいは事象と、天之手力男神アメノタジカラオノカミのように天岩戸の岩を動かして天照大御神を外に引っ張り出せる存在を必要としていると言うことになりますね。


因みに古事記では、「この一連の策を考えて提案したのは、八意思兼神オモイカネノカミと言う知恵の神様で、この作戦の吉凶をアメノコヤネとフトダマに天の香具山の雄鹿の方の骨とサクランボの木の枝を焼いて占う太占ふとまにという方法で占ってもらい、吉と出たので実行された」とあります。

真偽の程は定かではありませんがネット上では、DS(国際金融資本家)のトップは、旧約聖書や黙示録を世界戦略を立てる為の参考書・下敷きにしていると言う説が流布しています。(聖書の預言が当たっているのでは無く、聖書の物語に沿って計画・行動してるから「預言が当たる」のパターンですね。)

であるならば、我々日本人には神道(と仏教-神仏習合)があり、一神教の教徒では無いのですから、古事記や日本書紀・仏教の経典や逸話を、世界戦略や行動計画の参考書や下敷きとするべきでしょう。

古神道では古事記を預言書として読む読み方もあるのだそうですが、まずはそうした技術的なことは横に置いておいて、古事記を読みながら自由にイメージを膨らませてみるのが良いと思います。

特に占星学の知識がなかったとしても、これまで述べて来た通り、その気になりさえすれば出来ることです。

温故知新と言いますが、古事記や日本書紀は単なる神話では無く、日本の古代史が象徴的に描かれた歴史書でもあるわけですから。


天照大御神が岩戸にお隠れあそばしているような今の日本にとって、天鈿女とは?天手近男とは…?
気になりますね。

というわけで、次回(有料記事となりますので、ご了承ください。)からは、日本国憲法公布図を日本神話をヒントに読み解いて行くことにしましょう。

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