「直感とワクワクに従って」マインドフルネストレーナー 明石聖子さん
マインドフルネストレーナーをされている明石聖子さんにお話しを伺いました。
プロフィール
出身地:滋賀県
活動地域:東京を中心にオンラインで全国
活動: 「マインドフルネス×海外旅行=海外リトリート」で世界を飛び回る。営業職15年を経て独立。マインドフルネストレーナー。リトリートオーガナイザー。
座右の銘:人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。(アルベルト・アインシュタイン)
「自分を見失いがちな時代だからこそ、美しく自分らしく生きる女性が増えてほしい」
記者:今の夢を教えて下さい。
明石さん(以下 明石、敬称略):美しく自分らしく生きる女性が増えてほしいです。
自分らしさとは本来の良さのことだと思っていて、本来の自分の良さに気がつく人が増えて、どんどん開花していくきっかけになりたいんです。
そのためにも、今は女性向けのマインドフルネスの講座を開催しています。
リトリートってご存じですか?
英語で『避難所』という意味で、ヨガの世界では昔からあった言葉なんです。
私はもともと海外が好きで、飛行場に行くだけでわくわくしちゃうんですけど(笑)
ほら、日常に追われていると自分のことを考える時間ってなかなかないじゃないですか。日常生活から離れて自分を見つめ直すには、海外に行って旅をしながらリトリートして瞑想できるといいなあと思います。
「観光で海外旅行しに行きます」と言うと、有給をとるのに罪悪感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、「瞑想を学びに海外にリトリートしに行きます」といえば、大丈夫でしょう?(笑)
記者:マインドフルネスを仕事にされようと思ったきっかけはなんですか?
明石:私のマインドフルネスとの出会いは、10年前趣味だったヨガからです。
ヨガって突き詰めると瞑想なんですよ。
直感で、ヨガではなく、瞑想と呼吸を仕事にしたいと考えていました。
5年前に、本屋さんでマインドフルネスの本を見つけて「これだ!」って思ったんです。
それからマインドフルネスのセミナーを探して、Googleのマインドフルネス認定講師をされていた日本人の方と巡り会い、今では一緒に社団法人を立ち上げ運営しています。
頭では瞑想と呼吸の仕事なんてないと思っていました。
でも、もしそれが仕事だったらと思ったとき、自分の心がワクワクしたから、頭で考えるのをやめて、ワクワクを信じました。
そうしたら社団法人の話がきたんです。
記者:マインドフルネスが本来の自分を開花させるということに繋がりますか?
明石:マインドフルネスは本来の自分を開花させるきっかけになると思います。
よくわからないけどわくわくすること、エネルギーが上がることってみんな何かしらあるはず。
それは本人しかわかりません。
でも、たとえばごはんを食べることひとつとっても、仕事をしながらとか、なにかをやっちゃうじゃないですか。
「今ここ」に集中できていない。
思考が多いと、自分が何を感じているかがわからなくて苦しくなってしまいます。
瞑想は頭で考えるのではなく、自分の感じていることに気づくためのスキルです。
みんな外に答えを求めてしまうけれど、答えは自分の中にあるから、一日5分の瞑想やリトリートが必要なんです。
直感とワクワクに従って
記者:その夢を叶えるためにどんな未来計画をお持ちですか?
明石:実は計画はあえて立てていないんです。
以前、営業をやっていた頃は、ガチガチに目標計画を立てて頑張っていたんですけど、頭で考えて計画してしまうと、ワクワクすることが起こりにくくなっちゃうんですよ。
自分の想像を超えるものがやってこなくなってしまうから、意識的には立てないようにしています。
禅の教えに『正念』という言葉があります。
「正」の字は一つ止まること、「念」の字は今と心ですよね。
そして「息」は自らの心。
呼吸は心と体をつないでいるもの。
呼吸の深さで自分の感情にも気づきやすくなります。
呼吸に目を向けながら「こういうことがあったらワクワクする!」ってことを毎朝ノートに書いています。
しいていえばそれが目標計画でしょうか。
記者:計画を実行するためにどんなことをされていますか?
明石:ワクワクすることをノートに具体的に書き出してみて、それに対して今日できることを書きます。
たとえば5月にハワイに行きたいとしたら、今できることは飛行機を調べること。
そういうことはすぐやるようにしていますね。
調べてみたら5月は高いけど6月の方が安いとかわかるから、夢が叶いやすくなります。
それが毎月1万円貯金するぞーとかだとタスクになっちゃって楽しくない。
夢から今を見るんです。
イメージするだけで行動しないと叶いませんから。
みんな自分のことを知らないということを知らない
記者:マインドフルネスをやって気づいたことはありますか?
明石:マインドフルネスをやり始めて焦らなくなりました。
前は焦っていると頑張っているという気持ちになりやすかったんですが、自分で忙しくしていることに気がついたんです。
本当は隣の人に頼んでもいいのに。
「やらなければ!」と思っていたし、苦手なことを言ったらできない人間と思われそうで、恥ずかしかったし恐かったんですよ。
でも、ヨガや瞑想やいろんなセミナーに行くようになり、そこで出会った人を見ていたら「やりたいことやっていいんだ!」と思えるようになりました。
記者:仕事をする中で気づいたことはありますか?
明石:柔軟性が増しましたね。
最近のことなんですが、瞑想のセッションは「絶対に会ってやらなきゃ!」と思っていたんですが、友人が電話でセッションをやっていたんです。
私だったら顔が見れた方がいいなと思い、とりあえずZoomでやってみたら、これがすごく楽しくて。
オンラインだと地方の方も受けられるから、私のオンライン講座も東京以外の人からの方が圧倒的に多いんです。
オンラインの可能性を感じましたね。
記者:とりあえずやってみることが大事ということですか?
明石:そうです。やってみて違ったら戻せばいいだけだし。
5分の瞑想で、日々リセットをしていくことのニーズはありますね。
みんな自分が思っている以上に自分のことを知らないから、そのことに気づいてもらいたいです。
美しい女性が美しい時代をつくる
記者:今後どんな美しい時代をつくっていきたいですか?
明石:「美しい」 ってすごく深い言葉ですよね。
私はその人が本心から楽しんでやっているとき、美しいなって感じます。
その状態の人がどんどん増えれば、美しい時代になっていくと思います。
マインドフルネスはビジネス向けに提供している人はたくさんいるけれど、女性向けに発信している人はまだまだ少ないです。
女性はもともと感性が豊かだし、オンラインで定期的に瞑想ができるサロンを作りたいですね。
子育て中のお母さんでも、バリバリ働いてる人でも、だれでも参加できるようなサロンにしたいです。
記者:最後に読者の方へのメッセージをお願いいたします。
明石:直感に従うと大抵いいところに落ち着きます!
みんながもともと持ってる自分の良さに自ら気づくこと、直感力を磨くことが大切です。
記者:感じていることを大切にされながらも、迅速な行動力で現実をつくっていくしなやかさを教えてくださりました。
明石さん、本当にありがとうございました!
明石さんについての詳細情報についてはこちら
↓↓↓
HP:https://www.seiko-mindfulness.com/
BLOG:https://ameblo.jp/lovemindfullife:
まなびやアカデミー:https://manabiya.academy/
編集後記 今回インタビューの記者を担当した吉村真奈美です。初めてお会いしているはずなのに、前からの知り合いかのように気が付けば女子会のような明るく楽しい雰囲気になっていたのが印象的でした。瞑想と呼吸を通してご自身自体が本来の生き方が出来ることを実感され、それを誰もができることとして仕事として広げられていることが、とても素晴らしいなと思いました。美しい生き方を実践されている明石さんのこれからの展開が楽しみです!