桜庭電機の目指す姿と企業理念と太陽光発電
※時間経過後、限定公開とします。
今日は目指す姿と企業理念、あと太陽光発電について、共有したい。太陽光発電に関しては准教授に久しぶりに連絡を取った。
金曜日に機械科目の振り返りをした。あとは、電熱、照明、電気化学、パワエレを押さえれば、合格ラインを割らない。(年度によっては、照明とパワエレだけで突破できることもある)
土曜日は会社設立の準備をしていた。企業理念と目指す姿を考えていた。企業理念と目指す姿は大事だ。ブレがなくなる。
目指す姿と企業理念
「目指す姿」という大きな目標があって、「企業理念」「行動指針」がある。理念や行動指針はより具体的な取り組みを記すものである。
自分の目指す姿
「分かりやすさNo.1を」
私たちは「電気教育」を通じて、電気エンジニアの育成を行い、経済の基盤である電気事業の発展に貢献することを目指しています。
これまでの社内講師、雑誌、参考書の執筆経験を活かし、電験3種、電験2種に特化した学習カリキュラムとシステムを提供し、分かりやすさNo.1を目指し続けていきます。
「どこよりも安価に」
皆ができる限り、平等に教育を受けられるようにしたいという想いがあります。現状、電験の通信講座は価格が10万円~20万円、講義やセミナーも1日5千円程度と学習者に負担がかかります。場所代、作成費、ツール代がかかるので仕方がないとも言えます。
そこで、私たちは業務提携や広告契約などを進めるなど、経営基盤の構築に工夫を凝らすことで、価格を抑えました。
当初は電験3種と電験2種は別々の学習カリキュラムでしたが、一本化し、ステップアップ学習できるようにしました。
「資格を取得した先」
私たちは資格取得後に活躍できるよう、資格取得後の働き方を考える資料、実際に仕事に就いている人の経験談も読めるようにしています。
現代の日本社会は高度経済成長期ではなく、闇雲に仕事を頑張っていれば良いという時代ではありません。それ故に仕事に対する悩みを抱える社会人が増えています。
資格試験勉強をする前に、自分が好きな仕事とは何か、どんな働き方をしたいか等を整理することもまた勉強に集中する為には必要なことです。
「寄り添う存在になりたい」
勉強や仕事に対する悩みに寄り添える存在でもありたいです。
私たちが提供するサービスには知識や試験攻略情報だけではなく、体験学習なども盛り込んでおり、学びが楽しくなる要素を入れ込んでいます。
桜庭電機株式会社で学んで下さる方が、資格試験勉強をはじめとする電気教育をきっかけに成長をし、より自分の人生に幸せを感じて生きて欲しいと考えています。
あとがき
これからの時代、色々な働き方が生まれると思う。
そこで問題となるのは「価格」である。
「土地、会議室、ツール料、税金の高さが価格を引き上げる」というのは間違いではないし、今も行われている事であるが
そこで留まっていると、確実にダメ。Amazonのような企業にやられてしまう。
自分の目指すべき姿の中で、大事にしている所がある。それは「業務提携や広告契約などを進めるなど、経営基盤の構築に工夫を凝らすことで、価格を抑える」という一文。
外からの流入を作ることで、本体事業の価格を抑える手法は、今後、絶対に大事になる。サラリーマンでも同じ。
先日、行った社内会議の話も含めて、太陽光発電の開発に関する話を共有する。
太陽光発電業界
※機密情報であり、全データを確認していないので注意。とはいえ、仕事の進め方、作り方は参考になる。
日本は撤退した、中国に敗退などとニュース記事にたまになるが、まだ開発は続いている。新事業として、太陽光発電の開発はどうか?という話も、社内では出る。
そんな中で、ちょっと驚く情報を知る。
「ハウスメーカーの一条工務店」の太陽光パネルと蓄電池だ。
ハウスメーカーなのに、電気製品を開発?と思う人もいるだろう。
日本で一番良い!という話があった。が、それは少し調べたら、間違いである可能性が高い。
「太陽光発電パネルの出力」について、よくアピールする告知を見る。もし、営業を受けた場合「1枚のパネルのサイズはいくつですか?他社と同じ大きさで比較していますか?」と質問しよう。
ちなみに一条はまだNo.1にはなっていない。
大事な3要素
「変換効率」「パワーコンディショナ」「蓄電池」
である。これらが太陽光発電の収支に影響する。
変換効率
そもそも、パネル出力ではなく「変換効率」で議論しないといけない。パネルの大きさに対して、いくら出力できるかである。
こちらも同様、No.1にはなっていない。中盤には食い込んでいるが。
パワーコンディショナ
太陽光パネルが作り出す直流を交流に換えるもの。(家庭で交流の電気を使いたいから)
性能(電気効率)は上位~中盤。
※今はないと思うが、パワコン定格出力がパネル出力より低い場合、パネル過積載となる。
蓄電池
次に大事になるのは「蓄電池」。寿命をサイクルで考える。
12000サイクルという表示をするメーカーもあるが、これで30年使えると考えることもできるが
実は1日2サイクル運用をする場合がある。
夜間の安い電気で蓄電池を充電。朝使用。
昼間の太陽光で蓄電池を充電。夜使用。
当然ながら、サイクル数は半分となり、寿命は15年程度。
あと、温度も40℃が上限だったりする。暑い地域は普通に45℃くらいになるので注意が必要である。
あとがき
部下の説明がイマイチだったので、一条さんに直接問い合わせして聞いた。途中から店長に代わってくれたが、上記の内容に間違いはなかった。
また、高専で太陽光パネルの研究をしている知人(准教授)にも連絡して聞いたが、よい成果は出ていない。もう横に逸れて、路面電車の電気を電車搭載パネルでまかなうというオフグリッドにシフトしていた。
日本の大学研究だけでなく、老舗の京セラが太陽光発電を格段に性能向上できていない所を見ると、研究開発は厳しいのかもしれない。(自分はいつかやりたかった)
リチウム電池
コバルト系 世界で初めて商品化されたリチウムイオン電池。熱暴走の危険もあり現在はあまり使われない。3,000回
ニッケル系 高容量ではあるものの、安全面に課題がある。 3,000回
マンガン系 低価格かつ安全性も高く、自動車などに使用される。 3,000回
三元系 自動車向けにコバルト系電池を改良したもの。高容量かつ高エネルギー密度。 4,200回
チタン酸系 長寿命と安全性の高さを実現した電池だがエネルギー密度が低い。 18,000回
リチウムポリマー系 形状の自由度が高く、軽い。スマホ・タブレットなどに使用。 500回
リン酸鉄系 電池内部で発熱しても結晶構造が崩壊しにくく、安全性が高いうえに高寿命。
太陽光発電の蓄電池だと「リン酸鉄系リチウムイオン電池」が主流という情報がある。
これらの知識は電験(機械科目)で登場する。無機質な勉強資料が、こういった話で着色できれば幸いである。
ちなみに、一条工務店は250万円で、パネルと蓄電池を販売している。価格は安いと言える。家自体の価格は高いが。
家購入者のみである。パネルと蓄電池だけ欲しかった。社内に搭載したら凄いと思う。
ここから見えること
一条工務店は自社で製造ラインを持っている。研究開発まで行っているのですか?という質問に「・・はい」と答えていたが、本当かは分からない。
「製造しているだけ」と「研究開発までやっている」のとでは天地の差である。
いずれにしろ、一条から学ぶべき所は
高価格帯の住宅を売り、そのキャッシュを太陽光発電事業に注入しているという点である。販売先も「住宅購入者に限定」している所も上手い。住宅が良いものである限り、太陽光発電の研究費が底を尽きることはない。
これから世界は「オフグリッド」に向かうかもしれない。もしくは、超電導を含めた超改良した送電網。前者の方が実現可能性が高いだろう。
Amazonが利益を施設構築に充てたように
地元で言えば、産婦人科が利益を骨盤矯正医院開設に充てたように
所属する会社でどんなことができるのかを考えることが、これから劣悪な環境を作らない為にも、会社員総出で考える必要があるかもしれない。
自分、個人としては経営基盤を工夫し続ける。
好きな電験マガジンを中心とする教育の開発ができる土壌を作っていく。
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電験マガジン(電験攻略研究所)
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