歳を取るということ
10代の頃は歳を取ることが怖かった。ずっと今が自分の中でベストだと思っていたし、反対に少しでも劣化することを怖く思った。思春期さながら外見に対して異常に意識しており家の近くのコンビニに行くだけでも服装に悩んだり、スッピンでは出かけることができなかった。
反対に今では毛玉だらけの部屋着で徒歩圏内ならどこへでも行くし、スッピンでも出歩く。2日ほどお風呂に入ってなくても何となく髪の毛をまとめて香水を付ければ清潔感を演出できると思うほど神経は図太くなった。
あまりにも無頓着過ぎて家族や友人に怒られる始末だ。いつからこんなに外見に無頓着になったんだろう。お洒落をすることは好きだし、服装にあった髪型や化粧をすることも好きだ。だがそこにはmustではなく、したいからする。したくないからしない。という風に思えるようになった。
歳を取って外見に対しての自分の限界を知ったからだろうか?どんなに着飾っても化粧をしても私は石原さとみや綾瀬はるかになれないことはわかったし。30歳にもなると目の小ジワやシミ、毛穴が気になってくる。
でも反対に諦めも付いてるから外見に対してのmustやhave toは無くなった。歳を取ったことですごく身軽になった。そしてやりたい服装を出来るようになった。
自分で稼いだお金でやりたいようにやってるだけで誰にも迷惑をかけてないのであれば好きな格好、化粧はしても良いと思えるようになった。マジョリティが何だというんだ。
私は私のやりたいように生きていく。
心の底からそう思えるようになれたことを考えると歳を取るのは良いもんだ。