ありがとう、その一言が人の心を優しくする。
我が家では毎晩、家族みんなでやる日課がある。
それは、夕食を食べてる家族団らんの時間だったり、子供たちがお風呂に入った後布団に入った時だったり。
夜にやる事できなかったら、朝の朝食の時だったり。
別にやる時間はどうでもいいというか、いつでもいいのだ。
家族が揃った時間でいいのだ。
大切なのはそれを継続してやるという事。
では、本題に入ろう。
何やってるんだって、だんだん気になってきたかな。
え?そんなことないって?!笑。
じゃあ、何を家族でやっているかっていうと
それは毎日、その日1日の中で「良かったこと、嬉しかったこと」と「ありがとう」を考えて、家族のみんなに伝えるということだ。
え?そんなこと?って思った人もいるかな。
でもね、その2つを考える事、伝える、言葉にすることはいいことなのである。
まず、「良かったこと、嬉しかったこと」を考えるということは
ポジティブ思考にするためである。
そして、「ありがとう」を言うことは
「感謝」をすると脳のカタチが変わるのである。
① 前向きになる
気持ちが前向きになると、脳は活性化され、脳全体を働きやすくなる。
「ポジティブな言葉」と「ネガティブな言葉」を投げかけられたときの人の脳波はどうなったとあなたは思う?
ポジティブな言葉を投げかけられた場合には、脳全体が活性化したのに対して、ネガティブな言葉の場合、脳のアクセルはあまり活性化を起こさなかったという。
② 感謝の気持ちを持つ
誰かに何かをしてもらったときの感謝だけでなく、常に感謝の気持ちを抱くことが脳の活性化に有効なのである。
感謝しているときには脳内で複数の領域がプラスに繋がり合い、脳の活動が活発化したという研究結果があるのである。
③ 気の合う仲間や家族と過ごす
孤独は人の脳にとって「毒」なのだ。
孤独の状態が続くと、新しく脳細胞を生み出す脳内ホルモンのせいさんが減り、また、他の脳内ホルモンや神経伝達物質も減少するということも研究で分かっている。
人が豊かに生きていくためには、豊かな人間関係が欠かせないということが脳科学的にも分かってきているのだ。
④ 利他の心を持つ
「まず自分」と考えるのではなく、まずは他者のことを考える。
これが「利他の心を持つ」ことである。
利他行動をした人は、脳のある3つの部分がうまく繋がって活動したことが確認されているそうだ。
⑤ マインドフルネスを行う
ビジネス界でも最近注目を集めるマインドフルネスも、脳にいい効果をもたらすのである。
マインドフルネスが脳の老化の防止に繋がるらしいのだ。
ある研究では、普段から、マインドフルネスをじっせんしている人たちは、70歳80歳となっても45歳のときの脳機能のままでストップしていたことが分かったのだ。
⑥ Awe(オウ)体験をする
大草原や大海原、あるいは星空など、自然を前にして圧倒される経験をAwe体験というらしい。
Awe体験をすると自分の自我(エゴ)を少なくし、謙虚な気持ちを起こすのだ。
以上のことを友人から話を聞いて、早速我が家でも実践することにしたのである。
今では習慣付いてきて、子供たち自ら、
「今日の良かったことと、ありがとうやろうよ!」
と言ってくるくらいだ。
そして、お決まりなのが、少しの間、静かにみんなでそのことを考えて、思いついたら、順番に発表するのだが
「ジャカジャカジャカジャカ、パーン!」
とみんなで言ってから話すのである。
最近では「ありがとう」は一つだけではなく、お兄ちゃん、弟、ママ、学校、幼稚園の先生など、たくさんの人への「ありがとう」を考えるようになってきた。
まず、考えるということ、それもポジティブなことを考えることは、先ほども言ったが脳の活性化に役に立つとともに、子供たちの語彙力も高めてくれていると感じている。
そして、「ありがとう」をいうことによって、「ありがとう」を言われた人は嬉しく思い、心が豊かになる。
そう、「ありがとう」の一言は、人の心を優しくしてくれるのだ。
我が家には毎朝の日課のサッカー自主練に加え、このイベントも日課になっている。