個人事業主だからこそのサービスの価格設定の3つのポイント
個人事業主やフリーランスの方と話す機会が多くなってきました。
自分自身の「個人事業主」ですが、同じ境遇や同じ立場の方と人って繋がるもんだなと日々感じています。
先日も、個人事業主の方と話していて自分のサービスの価格設定を悩んでいる方がいました。確かに、価格設定って難しいですよね。
開業当初、自分も価格設定を考えました。
最低限考えますよね。でも、もし決めた価格が高かったら?もしくは安かったら?どうします??価格を下げることは簡単です。でも、価格を上げることは簡単ではないですよね。
こんな値上げだったら、まだ仕入れ金額を計算していくらで利益が出るか考えれば済みますよね。でも、開業した頃の1番の悩みはこの「価格設定」じゃないんでしょうか?そんな、価格設定について今日は3つのポイントでお話ししたいと思います。
■損益分岐点を考える
「当たり前でしょう。」
って思う人多いんじゃないでしょうか。損益分岐点は、事業計画を立てるときに重要になります。簡単に言うと、いくらぐらいから利益がでるか?生活するための費用と事業に使う費用いったいいくらかかるのか?この点をみなさん把握していますか。
実際に、自分が月何時間仕事をして売り上げた金額。その売上に伴う仕入れや経費がいくらかかるのか?生活費はいくらいつようなのか?
その点が一番重要じゃないでしょうか。特に個人事業主の場合は、給与という概念がないので、売り上げた金額から経費(生活費)を引いたのがざっくり利益ですよね。
この利益が出るためには、毎月どのくらいの売り上げを確保しなければならないのかをまず考えましょう。
上記計算でいくと、月間の売上50万だと利益がでます。
売上が40万になるとプラスマイナス0円です。なので、最低でも月額40万位上の売上が必要となります。ここが損益分岐点ですね。
■自分でできるキャパを把握しましょう。
個人事業主やフリーランスのデメリット。
それは、自分一人で営業から製造や経理など全てしなければならない。例えば、先ほどの月額50万稼ぐときに、サービス単価を1万円にしていると、50個のサービス売らないと目標金額になりません。
じゃ、このときに50個のサービスを売るときに、一つのサービスを販売するリード時間はどのくらいかを考えましょう。1個のサービスを作るときに、10時間かかっているとしましょう。そうすると、50個のサービスを販売する際に、500時間もの時間がかかる計算になります。1日に8時間作業したとして、62日かかります。
これだと、1ヶ月で50万は売り上がらない計算になります。
個人事業主で一番陥りやすいのが、安くで設定をしすぎることです。仕事を取りたいために価格や単価を安くする。その時は仕事が取れるかもしれません。でも、自分の時間内で終わらないならダメですよね。
キャパを超えてしまうと、自分に無理をして結局は仕事が回らない、お客様に迷惑をかけてしまう結果になってしまいます。
■効率よく売りあがる単価を設定しましょう。
じゃ、月額50万円を売り上げるには単価をいくらに設定した方がいいのでしょうか。一日8時間で考えたときに、月22日働くと設定しましょう。
先ほど、1個のサービスを販売するときに10時間かかるということなので、
6,578円×10時間=65,780円
おおよそ、1サービス当たり66,000円程度を設定した方がいいことになりますね。
次に考えないといけないのは、66,000円が相場や競合と比べたときに高いか安いかです。安い場合はこのままでも問題ないと思いますが、高い場合は価格の見直しをする必要があります。見直す点は、
まずはこの二つがわかりやすいかと思います。たた、①は簡単ではありません。なので、②の付加価値を加える方がベストだと思います。そうすることで、自分の負担も少なく、付加価値を提供することでお客様からも喜ばれます。
付加価値は、どんなサービスでも大事になってきます。自分自身に何ができるのか。他者との差別化を図ることを意識しましょう。
ただ、価格設定は一度決めても終わりではありません。定期的に見直していきましょう。
ネットショップやリアルでの販売、色々な価格設定に利用できます。売れる価格、効率的な価格設定をして売上と利益を確保するようにしましょう。
■まとめ
価格設定には、
上記を考え、利益ができるだけ最大限確保できるように設定していきましょう。
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