エンジニアとして転職したはずが、いつのまにか採用担当になっていた話
こんにちは!
Acompanyでエンジニアをやるはずだったマッケイ、改め、アカンマッケイと申します。
約2年間、スタートアップのCTOとして、プロダクトの開発をリードしてきました。
2022年1月には、前職のCTOを退任し、名古屋のプライバシーテックの会社である、株式会社Acompanyに転職しました。
そう、転職したはずだったんです!
エンジニアとして...
突然の、採用担当への抜擢
Acompanyには、新入社員へのオンボーディングとして、必ずマネージャーとの1on1 MTGがあります。
この1on1では、OKRの策定や業務タスクのすり合わせを行い、担当する役割を決めることで、スムーズに業務を始められるようになっています。
僕の場合、高橋さん(https://twitter.com/ryosuke_nu)がマネージャーとなりました。
てっきりオンボーディングの1on1では、フロントエンドの構築を任せられると思っていました。
しかし、1on1で開口一番にこう聞かれました。
高橋:「マッケイ、エンジニアの採用とか興味ない?」
マッケイ:「採用!?やったことないし、そもそも僕エンジニアですよ!?」
高橋:「マッケイならCTOとしての知識と経験があるし、なにより、採用にすごい向いていると思っているんだ!」
マッケイ:「あわわわわ」
高橋:「エンジニアとしてフロントエンドを構築するか、採用として組織を作っていくか。そこは任せるよ!」
マッケイ:「... 、採用担当やらせてください!」
ということで、ただのエンジニアが、組織を構築する要となる採用担当に大抜擢されてしまいました。
エンジニアが、採用に軸足を置く
僕はもともとエンジニアリングが好きで、自分でコードを書いてソフトウェアが出来上がっていくのを見るのが好きな、典型的なエンジニアでした。
そのため、前職のCTO時代でも、ソフトウェアの設計を行い、コードをゴリゴリ書いていくことに喜びを覚えていました。
初めのうちは、僕1人で全ての開発を行う、いわゆるフルスタック的な開発を行なっていました。
しかし、すぐに壁にぶち当たりました。
「ダメだ、1人では全然開発が間に合わない...」
プロダクトの開発をされていれば誰もが経験したことのある、ごく当たり前のことに僕も気付かされました。
よく言われていますが、エンジニアには大まかに2つのキャリアに別れます。
僕は、CTOとしての経験をしたことで、自分1人では何も成し遂げることができないことを痛感しました。
チームを作ること、これも本当に大事なエンジニアとしての責務だと思っています。
そこで、僕は上記のエンジニアのキャリアタイプに新たな選択肢を作ることにしました。
実は、エンジニアが採用人事としてキャリアを選択することには、明確なメリットがあります。
それは、採用人事として、エンジニアと同じ目線で話すことができる点です。
最近では、エンジニア組織を構築する動きが加熱しています。
組織全体としては、エンジニアリング組織として体制が整い始めている企業も多いですが、そのチームのメンバーを引っ張ってくる要の人事部までエンジニアリング組織化しているかというと、まだまだ少ないのが現状です。
エンジニア組織を構築する組織の人事部などでは、エンジニアチームの絶妙なニュアンスを一生懸命にキャッチアップしていたりします。
例えば、下記の採用担当向けの記事では、エンジニア向けの本が多く紹介されています。
それに対して、長年エンジニアとしてその腕を磨き続けた職人エンジニアであれば、エンジニアの生態を熟知されてますよね。
その絶妙なニュアンスを肌で感じ取れるエンジニアが、採用人事として、それを武器に採用を行うことは非常に強みになるかと思います。
それに、ソフトウェア開発で本当に大事なのは、巻き込み力だったりします。
将来的に自分でプロジェクトを立ち上げるタイミングがあったときに、人を集めることができる人は、それだけで強みになったります。
そんなマッケイが所属するAcompanyとは?
一言で表すと、元CTOが採用人事として出てくるほど、エンジニアリングに強い組織です。笑
というのは半分冗談ですが、僕たちのチームは個性派が揃った粒揃いのメンバーが集まっております。
例えば、社内では競プロerが多く活躍しており、上は黄色から、下は水色まで集まっております。
その他、非常に個性的な人が集まり、カルチャーデックにはたくさんの個性が溢れています。
その中でも、就活そっちのけでハンターとしてモンスターを狩っていた方や、趣味のDIYで配線工事をするために電気工事士を取ってしまったりなどなど、面白い人がたくさんいます。
僕も入社後、色々なメンバーと話しましたが、良い人たちばかりで、一緒に仕事する仲間としてはもちろん、人としても好きになれる人ばかりです。
Acompanyのバリューである「Be Cool, Be Hacker」をまさに体現するチームとして成り立っています。
そんなメンバーが集まる僕たちAcompanyですが、今は「プライバシー保護とデータ活用を両立させる。」をミッションに、秘密計算と呼ばれる技術の開発と社会実装を進めています。
控えめに言って、かなりアツい領域に取り組んでいます。
どのくらいアツいかというと、ハイプ・サイクルというガートナーが発表している技術トレンドで、秘密計算領域(プライバシー強化コンピューティング)が黎明期に入ってきたタイミングです。
ハイプ・サイクルが分からない方のために簡単に説明すると、めちゃくちゃアツい!ということです。
イメージとしては、"AI"が流行り始める前に"AI"の事業に取り組んでいるようなものと思ってください。
秘密計算は、昨今ニュースで取り上げらている「プライバシー保護」という課題に対するソリューションの一つになる技術です。
データを秘匿したまま(暗号的に無意味なデータにしたまま)分析や統計ができるようにする技術が秘密計算であり、まさに、プライバシー保護に対するデータ保護の文脈でソリューションとなる技術です。
いま、僕たちは、まさにこの秘密計算の技術を開発しており、実用化に向けてかなり高いレベルまで開発が進んでいます。
とはいえ、まだ基本的な土台が出来上がったばかりで、これからは、実際にユーザーが使って価値を提供できるまで、を目標に開発を進めています。
Acompanyの開発チームが普段どんな技術を取り扱っているかは、こちらのブログを読むとわかるかと思います。
Acompanyは結局、アリなのか?
そんな僕たちAcompanyですが、一緒に新しい市場を作ってくれる仲間を絶賛探しています!
僕も1ヶ月前までは、別の組織にいたこともあり、色眼鏡なしでAcompanyのことをお伝えできるかと思います。
まず改めて、僕は前職でスタートアップのCTOをしていました。
正直なところ、転職するということは今まで一度も考えたことがなく、Acompany以外のオファーなどは全て断っていました。
なので、Acompanyへ転職するという話は、突然降って湧いてきた話題でした。
はじめは、Acompanyから転職の話を聞いたときは、あまりピンと来ず、その時点では転職したいという意思はありませんでした。
ただ、Acompanyが取り組んでいる事業の可能性は非常に感じたため、継続的にお話を聞くといったことはしていました。
僕がAcompanyを選ぶ決め手となったのは、「世界で闘えるポテンシャルと、そのポテンシャルが実現できるチームが存在していたから」でした。
実は、先ほどから話題に上がっている「秘密計算」ですが、Acompanyの取り組んでいる領域を攻めている企業は、世界的に見ても非常に数が少ないです。
世界有数の技術に取り組み、かつ、実際に形として内製化に成功しているAcompanyには世界で闘えるポテンシャルを感じました。
しかし、ポテンシャルだけで言えば、他にも有力な企業は日本にもたくさんいます。
その中でAcompanyを選んだ理由の2つ目は、チームでした。
これは言って良いのか分からないのですが、Acompanyが開発をしている独自秘密計算エンジンの「QuickMPC」は、学生のインターン生がほとんど初期の開発を終わらせていました。
もちろん今では、経験を積んだエンジニアがより堅牢なソフトウェアを開発していますが、そのポテンシャルの高さは特筆に値すると思います。
また、Acompanyのバリューがとにかく好きで、めちゃくちゃ共感しています。
「Be Cool, Be Hacker」という言葉も好きですし、そこに込められている思いが、僕の大事にしている価値基準と非常にマッチしました。
すいません。
つい、Acompanyのことになると熱く語ってしまうのですが、そのくらい僕はAcompanyが好きになり、転職を決めました。
事業としても非常にやりがいのある領域を攻めており、さらに、それが絵空事ではなく、今まさに、着実にコマを進めていっています。
僕としても、もっとたくさんの人にこの感情に共感して欲しいと思っています!
ということで、お話ししませんか?
そんなAcompanyオタクのマッケイではありますが、ぜひ、この熱を皆さんにお分けしたいと思っています。
Acompany ちょっと気になった。
秘密計算?どんなもんよ?
マッケイとかいうヤバいやつ気になる。
ピンと来ましたか?いま、ピンと来ましたよね!
話しましょう!!
というか、本当に僕の話相手でもいいので、お話させてください!
オタク特有の、「良いものは他人にも勧めたい!」という衝動に駆られております。
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