【現代詩の入り口】新たな「学び」へ
「文学」と「作家」への道(43)
◇詩の教室に行ってきた
過去にオンラインで参加したこともある詩人・松下育男さんの「詩の教室」。リアル講座に参加した。
大カルチャーセンターで月に1度通う現代詩実作講座では、書いた作品を当日提出し、それを事務方がまとめてコピーして配布…という形。今回の教室は10日前に提出期日があったことに、気づかなかった。
で、自分の作品を参加人数分プリントして持参、会場で配り、松下さんにもその場で講評してもらった。
松下さんは丁寧に作品を読み込み感想を話してくれるのでありがたい。
僕の詩については、「最後の1行は削ったほうがよい」と指摘された。
提出作は、ごく最近見た夢から題材をとったもの。最後の1行にそれをばらしている。
「言葉に勢いが感じられた。でも、わけのわからない行動のまま詩を終えたほうがいい」といったアドバイスであった。
大カルチャーセンターでご指導いただいている大先生にも同様のことはこれまで言われてきており、納得の講評でもあった。
◇作品を寝かせる
これまでも書いてきたが、詩を書きだしたのが2020年12月。4年に欠ける年月だが、1編の詩を書くのに短ければ5分、かかっても15~20分という感じ。
そして、あまり練り直すことなく、こちらのnoteに投稿する…それを続けて1200編以上の詩を公開してきた。
講座の最後の質疑応答で、僕は「詩を書くのに、時間をかけるのとかけないのと、どっちがいいか」と聞いた。
松下さんは「少なくとも1週間。書いたことを忘れるくらい…1カ月くらいおいて発表するのがいい」とおっしゃった。
それは「忘れることで、読み手、読者のことを考えることになる」というのである。
確かにそのとおり。
書いてすぐに投稿というのを改めよう、と考えた。
したがって、今回の提出作品も忘れたころに投稿したい。
開始午後7時、終了9時半。品川区の中延というなかなかに遠いところが会場であった。来月以降も行く予定。