■詩集を「編む」
現代散文自由詩人の独り言(46)
◇1年の詩をまとめている
先日、マガジン『「note」を読んで』■投稿生活1年…野望果たせずに書いたとおり、note界では思ったほどの読者を得られないままでいる。
しかし、過去1年の詩を読み返すと、自画自賛したくなるものが結構ある。これをまとめて読めるような形にしよう、と昨日から手を付けている。
とはいえ、1年で約750本の投稿。そのうち、詩に限定すれば600本はあるんじゃないか。
さらに、それを一定のテーマに沿って整理、編集しようと始めた。
今朝までに、昨年2月から5月までの4カ月分をざっと見直してみた。
その4カ月で詩は201本。そこからひとつのテーマに合わせてさらに選ぼうとしている。
そのテーマは、先日投稿した「会社の人事」が核、原点である。
「会社の人事」はいうまでもなく、読売新聞記者出身の詩人、中桐雅夫(1919-83)の代表作のタイトルだ。中桐の詩集は未読だが、この詩は様々なアンソロジーに収録されているので知っている人もいるだろう。中桐と同世代の北村太郎(朝日)、黒田三郎(NHK)など、僕とはまったく世代は違うが、同じマスコミ業界で生きた詩人には親近感がある。
40年近く会社組織の中で生きてきたが、若いころは「会社の人事」が気になってしようがなかった。当然だろう。
昇給、出世、異動、降格、処分…。それが会社の人事だ。そのために仕事をしているわけではないとはいえ、そこからはまったく逃げられない。
「会社の人事と 私のしごと」…というテーマとし、そこからにじむ自分の感情を表現した、過去の詩を改めて見直し、まとめてみたい。
とにかく、「自分大好き」なので、どの詩もよく見えてくる。やっと4カ月分をコピペした。4カ月でこのテーマに近いものが75本ほど。これだけでも結構時間がかかる。あと8カ月分…さらに選び直し、推敲するとして今月中になんとかまとめられるか。
そしてまとめた、としてそれをどういう形で発表するか。
noteにて有料マガジンにするのが最も手っ取り早いので、たぶんそうするだろう。無料でもいいか。
1年やっていても、有料化しないままで、だれも金なんか出さないような気もする。